レモンといえば、ドリンクメニューに多く使われていたり、揚げものをサッパリと食べるために絞ったりと、食卓で大活躍の果物ですね。
多くの輸入レモンには防カビ剤が使われていますが、レモンの皮を正しく洗えていますか?
安心・安全のための正しいレモンの洗い方について
輸入レモンには何がついている?
国産レモンと輸入レモンのちがい
正しいレモンの洗い方
など詳しく紹介していきます!
目次 -お好きなところからお読み下さい-
輸入レモンの皮に付いているものとは?
防カビ剤(イマザリルなど)
レモンなどの果物は、船旅で時間をかけて運ばれてきます。
日本に到着するまでに腐らないよう、鮮度を保つ必要があるため、防カビ剤が塗られるのです。
また、防カビ剤だけでなく農薬も使われている場合があります。
防カビ剤には毒性があり、発がん性もあるといわれているので、体内に取り込むことは避けたいですね。
食卓を彩るだけでなく、ビタミンCやクエン酸といった成分も含まれていて、美容にもうれしいレモンですが、防カビ剤や農薬をしっかり洗い流してから口に入れましょう。
国産レモンと輸入レモンのちがい
近年、国産レモンの生産も少しずつ増えてきていますが、日本で売られているレモンの9割近くを輸入レモンが占めています。
防カビ剤や農薬の使用において、国産レモンと輸入レモンでは何が違うのでしょうか。
〜国産レモンには防カビ剤が使われない〜
国産レモンは出荷したらすぐにスーパーなどの店頭に並ぶので、防カビ剤を使う必要がありませんね。
また、日本の国内基準では防カビ剤は使用できません。
〜どちらも無農薬と農薬使用がある〜
国産レモンは①無農薬②農薬使用にわけられます。
輸入レモンは①無農薬✕防カビ剤使用②農薬使用✕防カビ剤使用にわけられます。
農薬、防カビ剤が使われていても、正しい洗い方でレモンを洗えば、輸入レモンの安全性が高まります。
レモンの正しい洗い方
洗い方は、国産や輸入、農薬や防カビ剤の有無でも使い分けることができます。
〜輸入レモン〜
①塩でこすり洗い
塩を手のひらに乗せ、レモン全体をこすり洗いしたら、流水で流します。
②食器用洗剤
薄めた食器用洗剤に2〜3分つけてから、流水で洗い流します。
※お使いの食器用洗剤の説明をご確認ください
③重曹
食用の重曹を薄めた水に1分ほど浸し、流水で洗い流します。
※浸す時間が長いとレモンの栄養も流れでてしまうので、注意しましょう
④熱湯で煮る
沸騰したお湯で30秒〜1分煮た後、流水で洗い流します。
輸入レモンの多くは防カビ剤を使用しているので、重曹を使った洗い方や熱湯で煮る方法がおすすめです。
防カビ剤を使用していない場合は、塩でこすり洗いや食器用洗剤でも有効です。
〜国産レモン〜
無農薬の国産レモンは水洗いだけで充分ですが、レモン自体から分泌されるワックスブルーム(白っぽい粉のようなもの)が気になる場合は、塩でこすり洗いしてみましょう。
無農薬の表記がない場合は、農薬が使われているので、塩でこすり洗いや食器用洗剤で洗うことをおすすめします。
レモンについているシールなどを確認して、正しい洗い方を見極めましょう!
紹介した洗い方で、8〜9割の防カビ剤が落とせるとされています。
輸入レモンをレモンピールとして使いたい場合は、皮だけを熱湯で15分ほど煮るのが効果的ですが、国産レモンを選ぶ方もいるようです。
皮ごとレモンのおすすめ
レモンは皮ごと使うことで香りを楽しんだり、レモンの栄養をしっかり摂ることができます。
○くし切りレモンは皮を下にして
フライ料理やカクテルに添えてあるレモンは、皮を下にして絞ると、香りが強くなります。
これは、レモンの皮の表面のプツプツとした小さな穴が香りの元だからなんです。
○レモン果汁と皮を焼き菓子に
甘い焼き菓子にさわやかな風味が広がります。
揚げものやソテー、サラダにも合うレモンですが、最近では塩ラーメンにレモンスライスをトッピングした、レモンラーメンのお店もありますね。
ネット上ではレモンを皮ごと食べる方もいましたが、防カビ剤不使用と明記されているものや、国産無農薬レモンをチョイスしている方がほとんどでした。
正しい洗い方をしても、防カビ剤が100%落とせるわけではないので、レモンを皮ごと食べる場合は国産レモンにすると安心ですね。
まとめ
ここまで、レモンを安心して食べるための正しい洗い方などについて紹介させていただきました。
防カビ剤は多くの輸入レモンに使われている
農薬は国産レモンでも輸入レモンでも使われることがある
農薬や防カビ剤の有無によって適切な方法で洗う
皮ごと使う場合は国産レモンが安心
国産レモンは流通量が少ないので、輸入レモンを購入する方も多いと思います。
農薬や防カビ剤が使われているか確認をして、正しく洗ったら安心してレモンを食べましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!