「MCTオイル」について聞かれたことはありますか?
消化・吸収性に優れ、医療現場などでも長年使われてきたというMCTオイル。
近年ではダイエットをはじめとするさまざまな効果が注目されているようです。
今回は、MCTオイルの特徴、効果・効能、おすすめの使い方についてご紹介します!
目次 -お好きなところからお読み下さい-
MCTオイルの特徴は?
MCT(Medium-Chain Triglyceride)は、ココナッツオイルなどに多く含まれることで知られる「中鎖脂肪酸」で、MCTオイルとは、その中鎖脂肪酸だけでできているオイルのことです。
一方でココナッツオイルは、果肉を一定温度の熱風で乾燥させ、圧縮する製法で、中鎖脂肪酸は約60%となっています。
MCTオイルは無味無臭です。
中鎖脂肪酸は、てんかんの改善や手術後の患者の栄養補給、高齢者のエネルギー補給などさまざまなケースで利用されています。
近年では、アルツハイマー病などに対する効果も期待されるようになっているそうです。
中鎖脂肪酸という言葉、聞き慣れない言葉ですが、身体にとてもいい効果があるようですね。
そんなMCTオイル、具体的にどんな効果や効能があるのでしょうか?
MCTオイルの効果・効能は?
①ダイエットに効果的
MCTオイルには、エネルギーとしてすばやく利用される性質があり、ほかのオイルよりも、体重や胴囲の減少に効果があるという報告があります。
例えば、オリーブオイルと比べて体重を減少させる効果が高いという結果や、ココナッツオイルに比べて、より満腹感が持続したという報告もあり、MCTオイルはダイエットに適しているといえます。
②乳酸の蓄積を減少してくれる
MCTオイルは乳酸の蓄積を減らすのに役立ちます。
運動の前にMCTオイルを摂取すると、糖質の代わりに脂肪を利用しやすくなるとも考えられていて、持久的な運動に利用できるエネルギー量を増やすはたらきも期待できるようです。
③認知症改善、てんかんや自閉症などに対する効果
MCTは人体のエネルギー源のひとつである「ケトン体」を多く作り出し、認知症の脳の代替エネルギーとして活躍し、脳細胞を長く生かすことにつながるといわれています。
またケトン体は、糖の代わりに脳のエネルギーとして利用することで、てんかん発作の頻度を減らす可能性があることがわかっています。
他にも、MCTオイルとケトン食は自閉症に効果があるとする研究もあり、今後の治療への応用が期待されています。
MCTオイルは、ダイエットやさまざまな治療に役立つようですね。
どのように生活の中で、摂取すればいいのでしょうか?
MCTオイルを使ったダイエット方法/おすすめの使い方
「糖質制限」「ケトジェニック」「バターコーヒー」などの高脂質ダイエットにMCTオイルは欠かせない原料として挙げられています。
MCTオイルを使って、体内のエネルギー回路を脂肪に変えて燃焼させる事を目的とします。
MCTはすぐにエネルギーになるため、午前中の活動に支障もなく、満腹感を保つ効果もあるため続けやすいそうです。
MCTオイルの使い方↓↓↓
MCTオイルを1日に小さじ1杯強(6g)摂取すると、脂肪燃焼効果があるということが実験でわかっているそうです。
①コーヒー、ココアやスムージー、プロテインドリンクなどの飲み物にMCTオイルを混ぜて使う
②サラダ油やオリーブオイルなどのこれまで使っていた油をMCTオイルで置き換える
※MCTオイルは炒め物など加熱調理には使えませんのでご注意を。
※このダイエット法はMCTオイルさえ積極的に摂れば痩せられるというわけではないので、糖質制限とセットで行いましょう。
無味無臭でさっぱりとした使用感なので、飲み物や料理にも抵抗なく使える方が多いようです。
実験結果などから、いつも摂っている油を、MCTオイルに置き換えるダイエットを2か月程度、根気よく継続してみると効果を感じるかもしれません。
ぜひ試してみてくださいね。
まとめ
今回は、MCTオイルの特徴、効果・効能、おすすめの使い方についてご紹介させていただきました!
・MCTオイルとは、その中鎖脂肪酸だけでできているオイルのこと。
・MCTオイルの効果・効能は①ダイエットに効果的②乳酸の蓄積を減少してくれる③認知症改善、てんかんや自閉症などに対する効果など。
・MCTオイルの使い方は、①いつもの飲み物にMCTオイルを混ぜて使う。② サラダ油やオリーブオイルなどのこれまで使っていた油をMCTオイルで置き換える。
普段の食生活に取り入れやすいMCTオイル。
美容や健康のために使ってみるのはいかがでしょうか?
最後までご覧いただきありがとうございました!!