海のミルクと呼ばれる濃厚な旨味が特徴の牡蠣。
手に入れたら新鮮な状態で保存しておきたいですよね。
牡蠣はどのように保存すれば美味しい状態で食べられるのでしょか。
今回は、牡蠣(殻付き・むき身)の保存方法や賞味期限の目安を【冷蔵・冷凍】に分けて紹介します。
さらに、冷凍した牡蠣の解凍方法・腐ったときの特徴などもまとめましたのでぜひ参考にしてみてくださいね。
目次 -お好きなところからお読み下さい-
牡蠣のおすすめ保存方法は?
殻付きの牡蠣は生きておりとても新鮮な状態なので、すぐに食べる場合は発泡スチロールで常温保存が可能です。常温保存する場合は、湿らせた新聞紙などを被せて温度10℃以下の冷暗所で保存してください。
また、数日で食べる予定があれば冷蔵保存がおすすめです。
牡蠣は冷凍保存すると風味を落とさずにおいしく食べられます。
夏場などの暑い時期やすぐに食べないときは常温だと傷んでしまうので冷蔵保存しましょう。
数日で食べる予定がない場合や長期保存したいときは、新鮮なうちに冷凍保存しておきましょう。
牡蠣は食中毒の危険性も高い食材であるため、急速冷凍をして鮮度を保つ必要があります。
【冷蔵】殻付き牡蠣の保存方法・賞味期限
殻付き牡蠣の冷蔵保存方法と賞味期限の目安を紹介します。
殻付き牡蠣の冷蔵保存方法
殻付きの場合は以下の方法で冷蔵保存しましょう。
- 殻付きのまま保存容器に重ならないように並べる
- キッチンペーパーを湿らせて牡蠣に被せる
- 密閉しないように隙間を開けてラップをかける
- 冷蔵保存する
殻付き牡蠣はまだ生きている状態なので、密閉しない状態で保存することが大切です。
賞味期限の目安
殻付き牡蠣を正しい手順で冷蔵保存すれば、約5日ほど生きた状態で保存できます。
新鮮な状態で美味しく食べるためにも2~3日を目安に食べきりましょう。
【冷凍】殻付き牡蠣の保存方法・賞味期限
殻付き牡蠣の冷凍保存方法と賞味期限の目安を紹介します。
殻付き牡蠣の冷凍保存方法
殻付きの牡蠣を冷凍保存する方法は以下のとおりです。
- ボウルに水をいれて、牡蠣の殻を洗い汚れを落とす
- キッチンペーパーでからの水分をしっかり拭き取る
- 保存袋に重ならないように入れて密閉し、冷凍保存する
殻付き牡蠣を冷凍保存する際は、速やかに冷凍する必要があります。冷凍庫の急速冷凍機能を使うか、金属トレーに乗せて保存しましょう。
賞味期限の目安
殻付きの牡蠣を冷凍保存した場合の賞味期限は、約1ヶ月です。
冷蔵保存に比べて長期保存が可能ですが、解凍すると風味が落ちてしまうので、冷凍した牡蠣は加熱調理に使うのがおすすめです。
【冷蔵】むき身牡蠣の保存方法・賞味期限
むき身牡蠣の冷蔵保存方法と賞味期限の目安を紹介します。
むき身牡蠣の冷蔵保存方法
牡蠣(むき身)の冷蔵保存方法は以下のとおりです。
- ボウルにむき身の牡蠣と片栗粉を入れて、粉っぽさがなくなるまでそっと混ぜる
- 3%の食塩水を作る
- 食塩水の中に牡蠣を入れる
- 牡蠣の汚れをやさしく落とす
- きれいな水ですすいで、キッチンペーパーで水気を拭き取る
- 皿やトレーに牡蠣を重ならないように並べて冷蔵保存する
むき身の牡蠣は下処理して汚れをおとすことで鮮度を保つことができます。牡蠣は崩れやすいため、やさしく洗うことがポイントです。
賞味期限の目安
むき身牡蠣を冷蔵保存した場合の賞味期限は2~3日です。
むき身の牡蠣は冷蔵保存だとあまり日持ちしないので、はやめに食べきるようにしましょう。
【冷凍】むき身牡蠣の保存方法・賞味期限
むき身牡蠣の冷凍保存方法と賞味期限の目安を紹介します。
むき身牡蠣の冷凍保存方法
むき身牡蠣の冷凍保存方法は以下のとおりです。
- むき身の牡蠣の下処理を行う
- 1個ずつラップで包む
- ジップ付き保存袋に入れて冷凍保存する
むき身の牡蠣を冷凍保存する際は、下処理を行ってから保存しましょう。
乾燥しないように1個ずつラップで包み、さらにジップ付き保存袋に入れて密閉させてください。
賞味期限の目安
むき身の牡蠣を冷凍保存した場合、約1ヶ月日持ちします。
ただし、冷凍保存すると風味は落ちてしまうため、食べる際は加熱調理をして早めに食べきりましょう。
冷凍牡蠣の解凍方法
冷凍した牡蠣のおすすめ解凍方法は、殻付きとむき身で異なります。
- 殻付きの牡蠣:電子レンジで解凍
- むき身の牡蠣:冷蔵庫での自然解凍、または流水解凍
殻付きの牡蠣を電子レンジで解凍する際は、水洗いした冷凍牡蠣を、お皿に乗せて殻が開くまで様子を見ながら温めましょう。
むき身の状態であれば、冷蔵庫での自然解凍と流水解凍でゆっくりと解凍するのがおすすめです。時間をかけて解凍することで鮮度を保つことができます。
牡蠣は腐るとどうなるの?
牡蠣は正しい方法で保存していても賞味期限がすぎると腐ってしまいます。
ここでは、腐って食べられない下記の特徴を紹介します。
【腐った牡蠣の特徴】
- 形が崩れている
- 身に弾力がない
- 白く濁ったような水が入っている
- ミルクが腐ったようなニオイがする
傷んだ牡蠣を食べるとあたりやすく食中毒になる可能性も出てきます。
保存していた牡蠣を食べる際は、事前に腐っていないか必ず確かめてください。
上記のような特徴が1つでも当てはまる場合は、食べずに破棄しましょう。