生ものである「いくら」は冷蔵保存だと日持ちしにくいですが、冷凍することで長期保存が可能になります。
この記事では、いくらの正しい冷凍保存方法・賞味期限の目安を紹介します。
いくらを冷凍保存する際のポイントや解凍方法、腐ったいくらの特徴もまとめましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次 -お好きなところからお読み下さい-
【冷凍】いくらの保存方法・賞味期限の目安
いくらを大量に入手した際は、正しく冷凍保存しておきましょう。
ここでは、いくらの冷凍保存方法と賞味期限の目安を紹介します。
いくらの冷凍保存方法
いくらの冷凍保存方法は以下の通りです。
- 冷凍する前日に金属トレーを冷凍庫に入れて冷やしておく
- いくらを1食分ずつの小分けにしてラップに包み、ジップ付き保存袋や密閉容器に入れる
- 保存容器に入れたいくらを冷やした金属トレーの上に乗せる
- トレーごと冷凍庫に入れて急速冷凍させる
いくらの鮮度を保つためにも冷凍するまで時間をできるだけ短くすることが大切です。冷えた金属トレーに乗せて保存することで急速冷凍が可能になります。
賞味期限の目安
いくらを冷凍保存した場合の賞味期限は、約3ヶ月です。
冷蔵庫で保存すると数日程度しか日持ちしませんが、冷凍することで3ヶ月ほど長持ちさせることができます。
ただし、冷凍保存する前に長く冷蔵で放置していた場合は品質が落ちている可能性があるので、上記の賞味期限よりも日持ち期間が短くなります。
冷凍保存する前の保存状態が良くなかった場合は、冷凍したからといって安心せず早めに食べきりましょう。
いくらを冷凍保存する際の日持ちポイントは?
いくらをより日持ちさせるためにも、冷凍保存する際のポイントを3つ紹介します。
- 小分けにして保存する
- 短時間で冷凍する
- 生筋子は醤油漬けや塩漬けにして保存する
いくらを冷凍保存する際は、冷凍の基本である「小分け保存」を行いましょう。一度に使い切れない量をまとめて冷凍すると、使う度に冷凍・解凍を繰り返すこととなり、急速に劣化が進んでしまいます。いくらを冷凍する際は、必ず使い切る分の小分けにしておいてください。
そして、小分けにしたいくらを短時間で冷凍させることもポイントです。冷凍までに時間がかかると冷凍の過程で細胞が壊れ品質が落ちてしまいます。いくらの食感・風味を損なわないためにも冷凍庫の解凍モードを使うか金属トレーなどを用いて急速冷凍するのがおすすめです。
味のついていない生筋子は、そのまま保存するよりも醤油漬けや塩漬けにしてから保存したほうが日持ちしやすくなります。
冷凍したいくらの解凍方法は?
冷凍したいくらは、冷蔵庫での自然解凍と氷水で解凍するのがおすすめです。
冷凍いくらを使う前日に冷蔵庫に移して時間をかけて解凍させましょう。解凍に時間はかかりますが、いくらの品質を保ちながら解凍できます。
自然解凍を忘れてしまった場合や、すぐに使いたいときは、保存袋に入れたまま氷水に浸けておくと早く解凍ができます。
また、いくらを流水に当てて解凍すると卵が潰れてしまうので流水解凍は控えましょう。
冷凍いくらが腐るとどなるの?
冷凍いくらが腐ると次のような特徴が現れます。
- 白く変色している
- 糸を引いている
- 異臭がする
- 粒が割れている
- 酸味が強い
冷凍保存をしたいくらが腐ることは稀ですが、冷凍庫の開閉によって温度変化が生じ、劣化が進む場合もあります。
上記のような特徴が一つでも当てはまる場合は腐っていますのですぐに処分しましょう。これらの特徴がなくても、解凍中に異臭を感じた場合は腐っている可能性があるので迷わず捨ててください。