料理をする際に欠かせない油ですが、いつまで日持ちするのか知っていますか?
今回は、油の賞味期限の目安を【未開封/開封後/使用済み】別にお伝えします。
賞味期限の過ぎた油は使うことができるのか・腐るとどうなるのか・賞味期限が過ぎた油の活用術・正しい捨て方も紹介しますのでぜひ参考にしてみてくださいね。
目次 -お好きなところからお読み下さい-
【未開封】油の賞味期限の目安
油は常温で保存するイメージがありますが、未開封の油を常温保存していた場合、油の種類や容器によって賞味期限に多少違いがあるようです。
【サラダ油の場合】
- プラスチック容器:約1年
- 紙容器:約2年
- 金属缶:約2年
- 透明ガラス:約1年半
- 遮光ガラス:約2年
【えごま油の場合】
- プラスチック容器:約1年
- 紙容器:約2年
- 金属缶:約2年
- 透明ガラス:約1年半
- 遮光ガラス:約1年半
【オリーブオイルの場合】
- プラスチック容器:約1年
- 紙容器:約2年
- 金属缶:約2年
- 透明ガラス:約1年半
- 遮光ガラス:約2年
油の賞味期限は、種類や容器によって多少の違いはありますが、大体1~2年と長持ちするのが特徴です。
プラスチック容器だと光や空気を通してしまうため、遮光ガラスや金属缶と比べて酸化しやすくなります。
油は光や空気に弱いため、未開封であっても日の当たらない冷暗所で保管しましょう。
【開封後】油の賞味期限の目安
開封後の油の賞味期限は約2ヶ月です。
油は一度開封をすると酸化が進み劣化していきます。
酸化の進みを抑えるためにも、開封後の油は使ったらしっかり蓋をしめて冷暗所で保存をしておきましょう。
【使用済み】油の賞味期限の目安
揚げ物などで使った油は、2~3回を目安に処分しましょう。
油は加熱をする度に酸化が進んでいくので、それ以上の使用はおすすめできません。
油を2~3回使ったら、新しい油を継ぎ足すか古い油を処分して新しい油に交換をして使いましょう。
賞味期限切れの油は使えるの?
未開封の油は、しっかりと冷暗所で保管をしていれば賞味期限が過ぎても劣化することなく使えることができます。
しかし、メーカーでは賞味期限切れの油を使用することを推奨されていないため、なるべく賞味期限以内に使うのがおすすめです。
油が腐るとどうなるの?
油は賞味期限が過ぎても腐ることはありませんが、酸化が進み劣化するのは避けられません。
ここでは、劣化した油の特徴を紹介します。
- ツンとしたガソリンのような臭い
- 茶色く変色
- 黒ずんでいる
- 粘り気がある
- 泡立っている
- 加熱すると油から煙が出てくる
油は賞味期限が過ぎると酸化が進みツンとしたような鼻に残る臭いになります。
さらに日が経つと透き通った色から徐々に茶色く濁っていくので色の変化もチェックしておきましょう。
そして、使用した油が劣化すると、粘り気と泡がでてきます。加熱をしたときに油から煙が出てくる場合も劣化している証拠になるので使わずに処分しましょう。
賞味期限が過ぎた油の活用術
賞味期限が過ぎた油は料理以外にも様々な活用方法があるので、ぜひ試してみてください。
料理以外の活用術は以下のようなものがあります。
- 石鹸を作る
- エコキャンドルを作る
- ランプに使う
まずは、賞味期限切れの油で石鹸を作る方法です。
- 牛乳パックの中に400mlの油を入れる
- 手袋をつけて苛性ソーダ50g・水100mlを加える
- 10回ほどかき混ぜる
- 常温で乾燥させる
油で作る石鹸は油の匂いがどうしても残ってしまうので、身体用に使うよりも掃除用として使うほうがおすすめです。
つづいては、エコキャンドルの作り方です。
- 熱々の油に市販の擬古剤を加えて混ぜる
- キャンドルにする缶に流し入れてタコ糸を垂らす
- 常温で放置する
使った油を多く余らせた場合はキャンドルづくりに挑戦してみるのも楽しそうですね。
油を瓶に垂らして筒状にしたティッシュを垂直に置き着火すればランプとして活用もできます。
油の正しい捨て方は?
劣化した油はいつもどのように処分していますか?
使った油は液体のまま処分するのではなく、擬古剤を使ったり、牛乳パックやビニール袋を使って処分するのが一般的です。
油の正しい捨て方をみていきましょう。
【擬古剤を使って油を捨てる方法】
- 熱い状態の油に擬古剤を加える
- 溶けるまで混ぜる
- 冷めて油が固まったらビニール袋に入れて燃えるゴミで処分する
【牛乳パック・ビニール袋使った油の捨て方】
- 牛乳パック、またはビニール袋に新聞紙を詰め込む
- 冷めた油を流し込む
- 発火防止として水を少し注ぐ
- ガムテープで牛乳パック(ビニール袋)を閉めて燃えるゴミで処分する
使い終わった油を処分する際は、そのまま捨てずに正しい方法で捨てましょう。