にんじんは冷凍保存で日持ちすることを知っていますか?
今回は、にんじんの冷凍保存方法と賞味期限の目安を【生/加熱後/ペースト状】にわけて説明します。
さらに冷凍したにんじんの解凍方法も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次 -お好きなところからお読み下さい-
にんじんの冷凍保存方法【生/加熱後/ペースト状】
冷蔵保存するイメージのにんじんですが、正しい方法で行えば冷凍保存で長持ちさせることができます!
さらには、にんじんを冷凍保存することでビタミンCやポリフェノールが増加するなど栄養価がアップするといったメリットもあります。
ここからは、にんじんの冷凍保存方法を【生/加熱後/ペースト状】別に紹介します。
生のにんじんを冷凍保存する方法
生のにんじんをカットして冷凍保存する方法を紹介します。
- にんじんを洗い皮を剥く
- 水気をしっかり拭き取る
- 用途に合わせてカットする(千切り/みじん切りなど)
- 小分けにしてラップで包む
- 保存袋に入れて密閉させる
- 金属トレーに乗せて急速冷凍する
にんじんを生のまま冷凍保存する際は、にんじんの水気をしっかり拭き取り、一回分ずつ小分けにして保存しましょう。
生のにんじんを冷凍保存すると食感が変わってしまうことがありますが、千切りなどなるべく薄めにカットしておく食感の変化が気にならなくなるのでおすすめです。
にんじんを加熱してから冷凍保存する方法
にんじんを加熱してから冷凍保存する方法を紹介します。
- にんじんを洗って皮を剥く
- にんじんをカットする
- 鍋に水とにんじんを入れて少し芯が残る程度まで茹でる
- ザルにあげて粗熱をとる
- 水気をふき取り小分けにしてラップで包む
- 保存袋に平らにして入れ、空気を抜いて密閉させる
- 金属トレーに乗せて急速冷凍させる
にんじんを加熱してから冷凍保存する際は、完全に火を通してしまうと調理する際ににんじんが柔らかくなりすぎてしまいます。火が通りすぎないように芯が少し残る固さの状態で冷凍しましょう。
離乳食用にペースト状にして冷凍保存する方法
にんじんを離乳食用にペースト状にして冷凍保存する方法は以下の通りです。
- にんじんの皮を剥き薄く輪切りにする
- 鍋にたっぷりの水を入れて沸騰させる
- 柔らかくなるまで茹でて水気をきる
- 裏ごしをする
- 一食分ずつ薄く伸ばして保存袋にいれる
- 空気を抜いて密閉させて冷凍庫に入れる
離乳食用にペースト状にした場合、保存容器に1食分ずつ入れて小分けで冷凍しておくと食べる時に便利です。
冷凍にんじんの賞味期限
冷凍したにんじんの賞味期限の目安は保存方法によって異なります。
- 生のまま冷凍した場合:約1ヶ月
- 加熱をしてから冷凍した場合:1.5~2ヶ月
- 調理してから冷凍した場合:約2週間
にんじんを生のまま冷凍保存した場合は1ヶ月日持ちしますが、茹でたり加熱をしてから冷凍すると1.5~2ヶ月長持ちします。きんぴらなどに調理した場合は2週間ほどしか日持ちしません。
冷凍保存は、冷蔵保存に比べて長く保存することができますが、冷凍焼けを起こしてしまう可能性もあるのでなるべく早めに食べきることをおすすめします。
冷凍したにんじんの解凍方法
冷凍したにんじんは正しい方法で解凍をすれば、美味しさを損なわずに食べることができます。
ここでは、冷凍にんじんの解凍方法をいくつか紹介します。
自然解凍
冷凍にんじんは自然解凍がおすすめです。
冷凍庫からにんじんを必要な分だけ取り出し、冷蔵庫に移して一晩かけて自然解凍しましょう。
自然解凍をすることで水分の流出を防ぎ、品質を保ったまま食べることができます。
電子レンジで加熱解凍
冷凍にんじんは電子レンジで手軽に解凍することもできます。
- 冷凍にんじんを保存袋から出して耐熱皿に移す
- 電子レンジで600W2~3分温める
- 加熱が足りないようなら、様子を見ながら加熱する
にんじんを電子レンジで解凍する場合は、冷凍庫から出してすぐに解凍をしないと表面が溶け始めて加熱ムラができてしまうので注意しましょう。
長く温めすぎると火が通ってしまうので、調節が心配な方は半解凍の状態で調理に使うのも一つの方法です。
解凍せず調理に使う
冷凍にんじんを炒め物やスープに使う場合は、冷凍せずに凍ったまま調理に活用しましょう。
冷凍保存によって味も染み込みやすくなるので汁物を作る際におすすめです。