梅酒の保存方法は知っていますか?市販と手作りでは保存方法が違うのでしょうか?
今回は、梅酒の保存方法と賞味期限の目安【市販/手作り】について説明します。
さらに、腐るとどうなるのか・日持ちする保存ポイントも紹介しますのでぜひ参考にしてみてくださいね。
目次 -お好きなところからお読み下さい-
梅酒の保存方法って?冷蔵は不向き?
お酒といえば市販・手作りに限らず冷蔵庫に保存するイメージですが、梅酒はどのような場所で保存したら良いのでしょうか。
まずは梅酒の保存方法について説明します。
市販の梅酒は野菜室で保存
市販の梅酒は、未開封・開封後に限らず冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。
アルコール度数が15%の梅酒は常温保存も可能ですが、無添加だと品質落ちてしまう恐れがあるので開封後の市販梅酒は冷蔵保存しておく方が安心です。
手作り梅酒は常温保存が基本
梅酒は直射日光の当たらない場所での常温保存が基本です。
ただし夏場などの暑い時期は、梅酒の味が変化してしまう場合があるので冷蔵庫の野菜室で保存しておくことをお勧めします。
手作り梅酒は冷蔵保存に不向き
手作りの梅酒は冷蔵保存に不向きです。
手作り梅酒を低温かつ風通しの少ない冷蔵庫で保存してしまうと梅酒の熟成が進みにくくなります。
熟成されている市販の梅酒の場合は冷蔵保存しても問題ありませんが、手作り梅酒の場合は熟成されずに味わい深い梅酒を作れなくなってしまいます。
梅酒の賞味期限の目安は?
梅酒はアルコール度数が高いので殺菌作用が高く劣化しにくいのが特徴ですが、美味しく飲める期間と言った意味での賞味期限はあります。
ここからは、梅酒の賞味期限の目安を紹介します。
【市販】梅酒の賞味期限
市販の梅酒に賞味期限は記載されていませんが、容器によって美味しく飲める期間が異なります。
空気が触れやすい紙パック・プラスチック容器に入った梅酒は開栓後6~10か月を目安に飲みきりましょう。
瓶に入った梅酒は、未開封であれば1~2年、開栓後でもしっかり密閉された状態で冷蔵保存をしていれば未開封と同様に日持ちします。
【手作り】梅酒の賞味期限
手作りした梅酒の賞味期限は基本的にありません。
梅酒を美味しく飲める期間は2年ほどであり、5~10年長持ちする場合もあります。
ただし、上記の賞味期限は消毒をしっかり行い、正しく梅酒を作った場合に限りますので注意してください。
梅酒が腐るとどうなるの?
日持ち期間の長い梅酒ですが、長期保存した場合は腐っていないか確かめる必要があります。
腐った梅酒の特徴は以下の通りです。
- 酸っぱい臭いがする
- 浮遊物が見られる
- 強い苦みや酸味がある
梅酒は劣化すると強い苦みや酸味を感じるようになります。
梅の表面にカビが生えていたり、浮遊物が見られる場合は完全に腐っているので飲まずに破棄しましょう。
梅酒の正しい保存ポイント
梅酒には長持ちさせるためのポイントがいくつかあります。
ここからは、梅酒の正しい保存方法・ポイントを紹介していきます。
ガラス製の容器を使いしっかり煮沸消毒する
梅酒を保存する際は、しっかりと密閉ができて煮沸消毒ができるガラス容器を使用するのがおすすめです。
耐熱性の低い容器は食器用洗剤でしっかりと洗い、消毒用アルコールで消毒しましょう。
火入れをして殺菌
梅酒を冷暗所で長期保存する場合は一度火入れをして殺菌すると長持ちします。
梅酒が出来たら一度梅を取り出して約65℃のお湯で2~3分湯煎しましょう。瓶に入れて冷暗所で冷ますだけで大丈夫です。
梅の実を取り出しておく
手作りの梅酒を長期保存する際は、梅の実を取り出しておくことも大切なポイントです。
梅に汚れや傷があったり、完熟梅を使用した場合は梅酒にカビが生えてしまう恐れがあるので、梅酒を作ったら梅の実は取り除いておきましょう。