えのきの賞味期限の目安は知っていますか?
今回は、えのきの賞味期限の目安を【未開封・開封後】【冷蔵・冷凍・乾燥】などの保存方法に分けて紹介します。
腐ったときの見分け方もまとめましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次 -お好きなところからお読み下さい-
えのきの賞味期限が記載されていないのはなぜ?
キノコ類の中で最も生産量が多く安価で販売されている「えのき」。キノコを含め、野菜類はあまり日持ちがしないイメージですが、賞味期限が記載されていないことがほとんどです。
農産物は、食品表示法で原産地の表示は定められていますが、賞味期限や消費期限の表示義務がありません。
そのため、生鮮食品は日持ちがしなくても期限が表記されていないことが多いので、見た目などで賞味期限を判断する必要があります。
【冷蔵】えのきの保存方法と賞味期限の目安
まずは、えのきの冷蔵保存方法と賞味期限の目安を【未開封・開封後】別に紹介します。
未開封で冷蔵保存する場合
えのきが未開封の場合、商品袋のまま冷蔵保存することができます。未開封のえのきをそのまま冷蔵保存した場合の賞味期限は約2~3日。
商品袋に入れたまま保存をするとえのきから出た水分が付着して傷むスピードが早まってしまうので、日持ちさせたい場合は開封して保存袋にいれておくことをお勧めします。
開封後に冷蔵保存する場合
開封後のえのきの冷蔵保存方法は以下の通りです。
- えのきをパックから出す
- 石づきを落とさずにキッチンペーパーなどで包み、水気を取る
- ジップ付き保存袋に入れて冷蔵庫に立てて保存する
開封後のえのきを上記の方法で冷蔵保存した場合、賞味期限の目安は約4~5日。消費期限は7日程まで延ばすことができます。
【冷凍】えのきの保存方法・賞味期限の目安
えのきを以下の手順で保存をすれば冷凍でより日持ちさせることができます。
- えのきの石づきを取り、キッチンペーパーなどで水気を取る
- えのきを一本ずつほぐしてジップ付き保存袋に入れる
- 冷凍庫に1時間ほど入れておく
- 1時間ほど経ったら袋の上から揉んでさらにほぐす
- 再び冷凍庫に入れて保存する
この手順を守って冷凍保存をすると賞味期限が1ヶ月まで伸びます。
えのきは冷凍をすると、細胞が壊れて旨味成分が増加します。食べるときに解凍をすると水分と一緒に旨味成分が逃げてしまうので、冷凍したえのきは解凍せずにそのまま調理に使いましょう。
【乾燥】えのきの保存方法・賞味期限の目安
えのきを天日干しして乾燥させると約半年ほど日持ちします。
- えのきの石づきを取ってほぐす
- 重ならないように網に並べ2~3日天日干しする
- 乾燥したらフライパンで10分ほど空煎りする
- えのきをジップ付き保存袋に入れて冷蔵庫で保存
上記の保存方法が一番長く日持ちさせることができるので、大量に残って賞味期限内に食べきれない場合は、乾燥をさせて保存しましょう。
えのきが腐るとどうなるの?
腐ったえのきの特徴を紹介します。
- 茎はヘナヘナしている
- 茶色く変色している
- 酸っぱい臭い、アンモニア臭がする
- 生ごみのような臭いがする
- ヌメリや粘り気がある
- 酸っぱい味がする
賞味期限が表記されていないえのきは、見た目や臭いで食べられるかを見分ける必要があります。
えのきが黄色く変色している場合も劣化は進んでいますが、良く加熱をすれば食べることができます。しかし、茶色く変色しているえのきは完全に腐っていますので食べないようにしましょう。
通常のえのきはシャキッとしていて弾力がありますが、傷んでしまったえのきは、ふにゃふにゃとしていてヌメリや粘り気があります。
上記のような特徴が一つでも当てはまったら食べずに破棄しましょう。腐ったえのきを食べると食中毒を引き起こす恐れがあるので注意しましょう。