『オートミール』とは、燕麦(オーツ麦)を脱殻し、食べやすく加工した食品です。
欧米ではオートミールを朝食に取り入れていることが多く、最近は日本でも注目されてきています。
健康志向の方に注目されているオートミールは体に悪いのか?
この記事では、
- オートミールの種類
- オートミールが体に悪い理由
- オートミールのデメリットと欠点
- オートミールの体に良い食べ方
- オートミールのカロリーや糖質について
を詳しく説明していきます。
目次 -お好きなところからお読み下さい-
オートミールの種類
オートミールの種類は、ロールドオーツ・クイックオーツ・インスタントオーツ・スティールカットオーツの4種類があります。
ロールドオーツは粒が大きく、食べ応えがあります。
腹持ちもいいので、ダイエットにも向いていますね。
クイックオーツはやや小粒で、オートミールの独特の食感や香りが苦手な方向けです。
細かくなっているため、調理時間も短縮できます。
インスタントオーツは小粒で、ロールドオーツに調理や味付けされているので、手軽に食べられます。
シリアルのようにそのまま食べることも可能です。
スティールカットオーツは小粒で、プチプチとした食感です。
調理時間は他のものよりもかかるので手間がありますが、栄養価がもっとも高くなっています。
調理は30分ほど加熱が必要です。
好みはそれぞれになりますので、自分に合ったものを選べるといいですね。
オートミールが体に悪い理由
オートミールには食物繊維が豊富に含まれています。
そのため、過剰摂取すると消化不良を起こしてしまう可能性があります。
毎食オートミールを取り入れると多すぎますので、一日に一食だけにするのがおすすめです。
オートミールばかり食べてしまうと栄養バランスも偏りますので、他の食材ともうまく組み合わせて食べていけるといいですね。
特に足りないと言われているのが、タンパク質。
タンパク質を補うために肉類と一緒に食べるのがおすすめです。
オートミールのデメリットと欠点
オートミールの最大の欠点は味が美味しくないというところです。
美味しく食べるには、味付けなどの工夫が必要になってきます。
甘いものをトッピングに使うと、カロリーや糖質があがるので気を付けましょう。
オートミールは食べ過ぎてしまうと、白米とカロリーや糖質が変わらなくなってしまいますので、食べ方には工夫が必要です。
オートミールの体に良い食べ方
オートミールは、ふやかして食べるのが定番です。
ふやかすと30gの量でも膨張してかなり増えますので、満腹感が出ます。
非常に腹持ちがいいため、朝に食べるのが特におすすめです。
昼や夜に食べても問題はありません。
オートミールの種類によって、おすすめの食べ方は異なります。
ロールドオーツ | おかゆ、ごはんと混ぜて炊く、クッキーに混ぜる |
クイックオーツ | スープ、だしや牛乳などで煮込む |
インスタントオーツ | おかゆ、牛乳や豆乳に浸す |
スティールカットオーツ | スープ、ごはんに混ぜて炊く |
このように様々な調理方法があります。
オートミールのカロリーや糖質についても
オートミールの栄養成分は100gあたりはこのようになります。
エネルギー | 380kcal |
糖質 | 59.7g |
食物繊維 | 9g |
たんぱく質 | 13.6g |
脂質 | 5.6g |
1食分の目安量でオートミールと白米の栄養成分の比較をしていきます。
オートミール(30g) | 白米(150g) | |
---|---|---|
エネルギー | 114kcal | 252kca |
糖質 | 17.9g | 53.4g |
食物繊維 | 2.8g | 0.5g |
タンパク質 | 4.1g | 3.75g |
脂質 | 1.7g | 0.45g |
白米のエネルギーや糖質はオートミールよりも高くなっていて、食物繊維はオートミールの方が高いですね。
オートミールの食べすぎはよくないですが、一食分置き換えるなどうまく取り入れると、ダイエットや健康にもいいのでおすすめです。
オートミールが体に悪い理由やデメリットと欠点とは?:まとめ
オートミールが体に悪いと言われる理由は、過剰摂取すると消化不良を起こしてしまう可能性があることでしたね。
いかに体に良いと言われているオートミールでもとり過ぎは良くないわけです。
オートミールはタンパク質との相性が良いことも覚えておきましょう。
ふやかして食べると満腹感も出て腹持ちが良くなります。
オートミールを白米など一食分置き換えるなどうまく取り入れると、ダイエットや健康にもいいのでおすすめです。