パンの正しい冷凍保存方法は知っていますか?
今回は、パンの日持ちする保存方法について解説します。
パンの正しい冷凍保存方法と賞味期限の目安、解凍のコツ、腐るとどうなるのかを紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次 -お好きなところからお読み下さい-
パンの日持ちする保存方法は?
パンは常温保存が基本とされていますが、湿気の強い梅雨の時期は特にカビやすくなるので保存には注意が必要です。
開封したパンは、菌が繁殖するのを防ぐために冷蔵保存する人もいますが、冷蔵保存は基本的にお勧めできません。パンに含まれている小麦粉のでんぷんが、冷蔵保存することによって水分が抜けて食感が悪くなってしまいまうからです。0~4℃で保存をするとでんぷんの劣化が進んでしまうので冷凍保存には不向きなのです。
常温保存で不安な方や、長期保存したい場合は冷凍保存がおすすめです。
パンが新鮮なうちから、正しい方法で冷凍・解凍することで美味しい状態のまま保存ができます。
ただし、冷凍保存に不向きのパンもあるので注意しましょう。
【冷凍保存に不向きのパン】
- 生クリームが含まれているもの
- 生のフルーツが含まれているもの
- マヨネーズが含まれているもの
- パイ生地
- ブリオッシュ
- 生野菜が入っているサンドイッチ
- 水分の多い具材が含まれているもの
- じゃがいもなどが大きくカットされているカレーパン
上記のようなパンは水分が多く、解凍時にベチャッとした食感になってしまいます。
これらのパンは、冷凍保存ができないので賞味期限内に食べきるようにしましょう。
【冷凍】パンの保存方法・賞味期限
パンの冷凍保存方法・賞味期限の目安を紹介します。
パンの冷凍保存方法
パンの正しい冷凍保存方法は以下の通りです。
- パンを食べやすい大きさに切る
- パンを一個ずつラップでしっかりと包む
- ラップで包んだパンが重ならないようにジップ付き保存袋に入れて密閉
- 金属トレーに乗せて冷凍庫で保存
パンを冷凍保存する際は、しっかりと密閉させることが大切です。金属トレーに乗せて保存することで急速冷凍ができ、パンの風味を保ったまま解凍することができます。
賞味期限の目安
パンを冷凍保存した場合の賞味期限は約2~3週間です。
保存期間を伸ばしたい場合はラップを二重にして包んでおきましょう。
冷凍したパンの解凍方法
ここからは冷凍したパンの解凍方法を紹介します。
凍ったままトースターで焼く
食パンなどを解凍する場合は、凍ったままオーブントースターで加熱解凍しましょう。
- オーブントースターを予熱する
- 冷凍パンを網に乗せる
- 油分・糖分の多いパンは焦げやすいのでアルミホイルを被せる
予熱したオーブントースターでパンを焼くと、カリカリ・ふわふわに美味しく仕上がります。
自然解凍
冷凍したパンを自然解凍した後に電子レンジで温めると焼きムラを防ぐことができます。
- 冷凍パンを事前に常温、または冷蔵庫で自然解凍
- 解凍したパンの表面についた水分をキッチンペーパーで拭きとる
- 電子レンジで様子を見ながら加熱する
パンは温めすぎると固くなってしまうので、温めすぎないように加熱時間を調節しましょう。
パンを焼く前にパンについた水分を拭きとることで、ニオイが気にならなくなります。
パンが腐るとどうなるの?
パンは、長期保存や保存環境によって腐ってしまう場合もあります。
腐ったパンの特徴は以下の通りです。
- 青や黒のカビが生えている
- 白いものが付着している
- アルコール臭がある
- 酸味を感じるニオイがする
- 酸味・苦味がある
- 食べたときに舌がしびれる
腐ってしまったパンはシンナーのようなアルコール臭を感じる場合があります。青や黒のカビが生えている場合も食べられませんので注意しましょう。
長期保存をしたパンを食べる際は、まず上記のような異変がないか確かめましょう。