馬刺しの部位で人気な部位といえば赤身ですよね。
そして赤身と並んで人気が高いのが霜降り肉です。
霜降りは腹側のバラや肩ロース、背中側のロースといった数箇所から取ることができます。
霜降り肉は脂肪が多くカロリーが気になると言う方もおられるかもしれません。
ですが、馬肉はダイエットや健康面でおすすめの食材です。
そこで今回は、
馬肉の霜降りの特徴
産地と品種による肉質の違い
霜降り馬刺しの美味しい食べ方
についてご紹介します!
目次 -お好きなところからお読み下さい-
馬肉の霜降りの特徴は?
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味わい
馬肉の霜降りの味わいは甘みがあることです。
疲労回復に効果のあるグリコーゲンという物質が甘さの元となっていて、馬肉は牛肉の3.5倍もこのグリコーゲンを多く含んでいます。
またコクがありながらさっぱりしていることも大きな特徴といえます。
脂がしつこくなくさっぱり食べられる理由は、脂の融点が牛肉よりも低いため舌に乗せた瞬間に体温で溶け出し脂が口の中に残らないからです。
におい
食用として肥育された馬肉は獣臭さを感じることがありません。
牛肉や豚肉よりも食べやすいという人もいて、生食でも食べやすいです。
見た目
見た目の特徴としては馬肉は包丁を入れて肉が空気に触れるときれいなピンク色になります。
一説によると馬肉が桜肉と呼ばれるのはその色からともいわれていて、華やかな見た目も楽しめます。
効果
馬肉は牛肉に比べ全体的に脂質が低めで低カロリーという特徴があります。
さらに、リノール酸やオレイン酸といった不飽和脂肪酸が多く含まれていてコレステロールを低下させる効果があったり、タンパク質や鉄分・カルシウムが豊富です。
霜降り馬刺しが人気なのは、このように魅力的な特徴が多いからかもしれませんね。
産地と品種による肉質の違いは?
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・産地の違い
現在日本で流通されている人気の馬肉は主に国産とカナダ産です。
国産の馬肉は旨みと柔らかさ、濃厚なコク、さっぱりとした品のよい口あたりが特徴でサシはきめ細かく毛細血管のように隅々まで行き渡っています。
一方でカナダ産は国産に比べると脂がかなり乗っていてさっぱり感よりねっとり感が強く感じます。
・品種と肥育法の違い
食用馬の種類は大きく分けると軽種馬と重種馬があります。
軽種馬は体重400kg~600kgの馬で品種はサラブレッドやアラブ種です。
重種馬は体重800kg~1tもある馬で品種はベルトン・ペルシャロンなどです。
サシが特徴の霜降り肉は軽種馬は赤身がほとんどでサシがないので、重種馬でつくられます。
また、飼料の違いも大きく影響しています。
サシの霜降り肉をつくるために、大麦・フスマ・トウモロコシといった穀類やエゴマなどを配合した特別な飼料を与えています。
他にもストレスを与えないような飼育環境をつくる工夫も行われています。
おいしい霜降りの馬刺しには、このような背景があることを知ると、馬刺しをより味わって頂きたいという気持ちが深まりますね。
霜降り馬刺しの美味しい食べ方は?
霜降り馬刺しのおいしい食べ方はこちら↓↓↓
・オニオンスライスと一緒に
馬刺しは一般的に甘口の醤油にニンニクや生姜を添えて食べることが多いですが、脂が多く甘味のある霜降りにはオニオンスライスを一緒に食べるのがおすすめです。
・おろし生姜につける
薬味は一般的にニンニクや生姜を使いますが、霜降りの場合口の中を爽やかにしてくれる生姜がおすすめです。
脂が多い濃厚な霜降り肉は、合わせる食材や薬味を爽やかなものにするとさっぱりおいしくいただけますよ。
まとめ
今回は、 馬肉の霜降りの特徴、産地と品種による肉質の違い、霜降り馬刺しの美味しい食べ方についてご紹介させていただきました!
・馬肉の霜降りの特徴は、味わいは甘みがあり、コクがありながらさっぱりしている。獣臭さを感じない。色はきれいなピンク色。脂質が低めで低カロリー。
・国産の馬肉は旨みと柔らかさ、濃厚なコク、さっぱりとした品のよい口あたりが特徴。カナダ産は国産に比べると脂がかなり乗っていてさっぱり感よりねっとり感が強い。サシが特徴の霜降り肉は、重種馬でつくられる。
・美味しい食べ方は、オニオンスライスと一緒に食べる。おろし生姜につける。
魅力たっぷりの馬刺しの霜降り肉をぜひ一度食べてみてくださいね。
最後までご覧いただきありがとうございました!!!