ここでは、
・「味の素ってどんな役割?」
・「味の素の代用品は?」
・「代用味の素で作る料理」
について説明していきます。
目次 -お好きなところからお読み下さい-
味の素ってどんな役割?
そもそも味の素とはどんな調味料で、料理に入れることでどんな役割を果たしてくれるのかご存知ですか?
味の素は人体を構成するアミノ酸のひとつであるグルタミン酸から生まれたうま味調味料です。
主な原材料はグルタミン酸ナトリウムですが、このグルタミン酸ナトリウムの原料は、日本ではさとうきびです。
さとうきびの糖蜜に発酵菌を入れて、醤油や味噌などを作る方法と同じ発酵法でグルタミン酸ナトリウムを作ります。
その後グルタミン酸ナトリウムを結晶化させ、乾燥させることで完成します。
そして料理に味の素を加えることで、素材の持ち味を引き出して、コクと深みを与え、全体の味を調和させてくれます。
振りかけるだけと手軽なことからも重宝されています。
また、旨みを感じることで、塩の量を減らしても料理がおいしく仕上がるので、減塩することもできるのです。
味の素の代用品は?
味の素を切らしてしまった時などに代用品になるものはあるのでしょうか。
いくつかご紹介しますので参考にしてみてください。
昆布だし
昆布だしには味の素と同じグルタミン酸が豊富に含まれています。
よって代用としてはぴったりです。
かつおだし
かつおだしには、イノシン酸というグルタミン酸と同じうまみ成分が含まれています。
かつおの風味が独特なので、味の素とは違った風味にはなるものの、煮ものやにhみそ汁などでだしをとるには問題ないでしょう。
白だし
白だしは、かつおや昆布でとっただしに、しょうゆやみりんなどを加えた調味料です。
昆布だしベースの白だしを使うとより代用品として使えるでしょう。
ただし、白だしには塩分が多く入っているので、塩分の摂りすぎには気を付けましょう。
昆布茶
昆布茶もグルタミン酸が含まれていて代用が可能です。
旨味成分もしっかりと入っているのでおすすめです。
こちらも味の素同様に振りかけるだけで使用できるので手軽に使えます。
水に溶けやすく料理にも使いやすいでしょう。
干しシイタケ
旨味成分たっぷりの干しシイタケも代用可能です。
水に戻すだけでなく、そのままおろし器で削って粉末状にして使用することもできます。
栄養価も高く、自然の旨み成分がたっぷり味わえます。
鶏ガラスープの素
グルタミン酸が豊富な鶏ガラスープの素でも代用は可能です。
同じ粉末状で料理にもサッと溶けやすく手軽に使える点も似ています。
ただし、塩味が強いので、量を調整しながら使用してみてください。
ウェイパー
ウェイパーは鶏や豚などのエキスをベースにした中華スープの素で、アミノ酸が含まれているため、代用可能です。
しかし、中華料理向きの味のため、チャーハンやスープなどで使用するなど、合わせやすい料理を選ぶ必要があります。
コンソメ
鶏や牛、野菜などのエキスに香辛料や発酵調味料などを加えて作られているコンソメは、普段からスープなどで利用する方も多いでしょう。
コクや旨味があるので代用可能です。
代用味の素で作る料理
チャーハン
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こちらはウェイパーを使用したチャーハンです。
味の素の代わりに使用していますが、元々チャーハンはウェイパーを入れて作るといった方も多いのではないでしょうか。
ウェイパーを入れるだけで、中華料理らしくなり、味がしっかりと決まります。
チャーハン以外の中華料理でも使えるので便利です。
ウェイパーが余ってしまっている方にもおすすめです。
味の素をシャンタンで代用!コロッケ
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こちらはシャンタンで代用したコロッケです。
シャンタンもウェイパー同様、うまみを付けやすく味が決まりやすいので使えます。
中華スープなどで使用するために普段から常備されている方も多いかもしれませんね。
副菜も彩り豊かでバランスの良いお弁当、美味しそうです!
元レシピの「リュウジレシピ」では、味の素を活用した様々なレシピがあるそうなので、味の素を活用しきれていない方は参考にしてみても良いかもしれません。