菓子パンは種類によって冷凍保存できることを知っていますか?今回は、菓子パンの保存方法と賞味期限の目安、解凍するコツ、腐るとどうなるのかを紹介します。
目次 -お好きなところからお読み下さい-
菓子パンの保存方法は?冷凍できる?
常温保存するイメージの強い菓子パンですが、他に保存方法はあるのでしょうか。菓子パンの保存方法を確認していきましょう。
冷蔵保存はNG
基本的に菓子パンの冷蔵保存はNGです。パンを冷蔵保存するとパン生地のでんぷんが劣化して水分が抜けやすくなり、パンが乾燥して硬くなってしまいます。
このように、冷蔵保存をすると急激に劣化を早めてしまうのでパンは冷蔵保存せず、短期間なら常温保存、長期間なら冷凍保存しましょう。
菓子パンは冷凍保存できる!
菓子パンは冷凍保存が可能です。しかし、冷凍に不向きな菓子パンがあるので注意しましょう。
冷凍出来ない菓子パンは以下の通りです。
- 生クリームを使ったパン
- 油分が多い総菜パン(マヨネーズなど)
- 冷凍に不向きな具材が入っているパン(フルーツなど)
デニッシュパンやメロンパン、クリームパンなどの定番菓子パンは冷凍保存できることがほとんどですが、上記のような油分の多いマヨネーズ・生クリームなどがトッピングされている菓子パンは解凍時に水分が分離し、水っぽくなるので冷凍に向きません。
また、フルーツの入った菓子パンも冷凍することで食感が損なわれてしまうので冷凍保存に不向きです。
【冷凍】菓子パンの保存方法・賞味期限
続いては菓子パンの冷凍保存方法と賞味期限を紹介します。
菓子パンの冷凍保存方法
菓子パンの冷凍保存方法は以下の通りです。
- 1個ずつラップでしっかり包む
- ジップ付きの保存袋にいれて密閉させる
- 金属トレーに乗せて冷凍庫に入れる
菓子パンを保存する際は乾燥させないようにすることが最も大切です。菓子パンを1個ずつラップで包み、その上から保存袋に入れ空気を抜いて密閉させましょう。また、金属トレーに乗せて冷凍庫に入れることで急速冷凍ができ、風味を損なうことなく保存できるのでおすすめです。
賞味期限の目安
冷凍した菓子パンの賞味期限の目安は約2週間~1ヶ月です。ただし、菓子パンの種類によって賞味期限に差がある場合があります。具が入っているものなどは劣化が早いので、なるべく早めに食べきるようにしましょう。
冷凍した菓子パンを解凍するコツは?
冷凍した菓子パンを解凍するコツを紹介していきます。
自然解凍
冷凍した菓子パンの解凍方法でおすすめなのが、自然解凍です。食べる前日に冷蔵庫に移してじっくりと解凍するか、ラップで包んだまま常温で2~3時間解凍しましょう。解凍後はそのまま食べることも出来ますが、オーブンで焼くとさらに美味しく仕上がります。
電子レンジで加熱解凍
冷凍した菓子パンは電子レンジで加熱解凍することも可能です。ただし、表面にチョコレートやクリームがコーティングされている場合は溶けてしまうので電子レンジではなく自然解凍がおすすめです。
ラップで包んだまま20~30秒程度温めましょう。加熱しすぎるとパン生地が硬くなってしまうので様子を見ながら時間調節しましょう。そのままでも食べることは出来ますが、解凍後にオーブンで焼くことでさらに美味しく仕上がりますので試してみてくださいね。
菓子パンが腐るとどうなるの?
正しい方法で冷凍保存をしていても賞味期限の切れた菓子パンは腐ることもあります。腐った菓子パンの特徴は以下の通りです。
- 変色している
- 乾燥(冷凍焼け)している
- 異臭がする
賞味期限が切れて傷んでしまった菓子パンは、上記のようにニオイや見た目に変化が現れます。菓子パンを解凍した後にこのような特徴がないか確かめてから食べましょう。上記のような変化がひとつでもあったら腐っている可能性が高いので食べないようにしましょう。