あんこの賞味期限と日持ちさせる保存方法は知っていますか?今回はあんこの賞味期限と日持ちしやすい保存方法に加え、あんこの賞味期限切れは食べられるのか?腐るとどうなるのかを紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次 -お好きなところからお読み下さい-
あんこの賞味期限の目安
市販のあんこは未開封か開封後か・保存容器・保存方法によって賞味期限も目安も大きく変わります。一体どのくらい日持ちするのでしょうか?確認していきましょう。
市販のあんこの賞味期限
市販商品でも未開封か開封してあるかで賞味期限が大きく変わります。
市販のあんこの賞味期限【未開封・開封後】は以下の通りです。
- 未開封:2ヶ月~3年
- 開封後:常温1日、冷蔵庫で3~1週間
メーカーによっても賞味期限に差があり、未開封だと早くて2ヶ月、長くて3年ももちます。開封後は傷みやすくなるので常温では1日と日持ちしません。正しく冷蔵保存しておけば、1週間は日持ちします。
また、市販のあんこは容器によっても賞味期限が異なります。
- 缶詰:1年6ヶ月~3年未満
- 真空包装:6ヶ月~1年未満
- チューブ:6ヶ月~1年未満
市販のあんこは缶詰・真空包装・チューブなど様々な容器で販売されていますが、中でも缶詰が長く日持ちします。しかし、メーカーによって賞味期限の差があるので購入する際は確認するようにしましょうね。
そして常温・冷蔵での賞味期限は以下の通りです。
- 常温:1~2日
- 冷蔵:3~1週間
糖度70度以下のあんこの場合は常温保存すると時間が経つにつれて雑菌が増殖してしまいますので、あんこは冷蔵保存が基本です。常温保存したあんこは、寒い時期であれば1~2日はもちますが、暑い時期は傷みやすくなるため当日中に食べきることをおすすめします。
ちなみに自家製あんこの賞味期限の目安は約3日。
手作りの過程では、冷ましたり容器に移したりなどで細菌がついてしまうことが多いので冷蔵でも3日ほどしか日持ちしません。自家製の場合は、傷むことを意識し早めに食べきるようにしましょう。
あんこを日持ちさせる保存方法は?
あんこは一気に食べきれない事がほどんどなので、できれば長く保存させたいですよね。あんこの正しい保存方法を知って長持ちさせましょう。
あんこを日持ちさせるなら冷凍保存
あんこを長く保存させたいのであれば冷凍保存がおすすめ。ラップで小分けに包み冷凍保存しましょう。ポイントは空気が入らないようにしっかりと包むこと。更にジップ付きの保存袋にいれ空気を抜いて密封させれば完璧です。味や食感を落とすことなく保存できますよ。簡単に済ませたい場合は、ジップ付きの保存袋に直接入れて空気を抜いて密封させるだけでもOKです。
冷凍後の解凍方法は?
冷凍保存しておいた解凍方法は冷蔵庫での自然解凍がおすすめです。小分けに冷凍保存しておいたあんこを必要な分だけ取り出し冷蔵庫に移しておきましょう。常温で自然解凍をしてしまうと雑菌が増える可能性があるので常温で放置することは避けましょう。また、電子レンジや鍋での加熱解凍の可能です。加熱することによって落ちた風味を復活させることが出来ます。しかし、長時間の加熱は乾燥や焦げが原因で風味を損ねてしまうので注意しましょう。
賞味期限切れのあんこは食べられない?
賞味期限切れのあんこを食べて、吐き気や嘔吐・腹痛・下痢などの症状が起きてしまった場合は食中毒の恐れがあります。賞味期限のあんこにはセレウス菌や黄色ブドウ球菌などの細菌が増殖している可能性があり、これらの細菌が原因で食中毒を起こしてしまうことがあるので、あんこを開封した後は特に、正しい保存方法で保存をし出来るだけ早めに食べきるようにしましょう。賞味期限切れから日が経っていないあんこなら、加熱することで細菌が死滅します。心配な方は電子レンジで加熱すれば安心して食べることが出来ますよ。加熱する際は焦げないように少し水を加えて加熱しましょう。
あんこが腐るとどうなるの?
あんこが腐ると以下のような変化があらわれます。
- 色が変化している
- 粘りがあり糸を引く
- カビが生える・カビ臭い
- パサついている
- 酸っぱい味・異臭がする
賞味期限が切れたあんこは味や食感、風味が劣化しパサつきを感じることもあります。パサつき程度の変化であれば食べられますが、上記のようにカビが生えていたり、粘りがあり糸をひいてしまっている場合は腐っている可能性が高いので、食べずに破棄しましょう。