ホタテの正しい保存方法は知っていますか?
今回はホタテを保存する際のポイント、冷蔵・冷凍する方法と解凍のコツ、ホタテが腐るとどうなるのかを紹介します。
目次 -お好きなところからお読み下さい-
ホタテを保存する際のポイント
まずはホタテを保存する際のポイントを説明します。
殻つきはすぐに下処理をする
殻つきホタテの下処理方法はこちらです。
- ホタテの殻の汚れをたわしでこすり水で洗い流す
- 丸みのあるほうを下に向け殻に沿うように隙間からナイフをいれ、貝柱を外す
- もう片方も殻に沿うようにナイフを入れて外す
- 身から貝柱を外す
- ひもを外す
- ヒレを外す
- 黒い部分を外す(食べられないので捨ててください)
- 赤い部分を外す
- 水で軽く洗い、塩水をつけてヌメリや臭みをとる
殻つきホタテは貝殻に雑菌がついており傷みやすいので、殻つきを購入した際は、すぐに下処理を行うことで鮮度を保つことができます。
貝柱とひも以外は捨てておく
貝柱とひも以外は食べると食中毒の恐れがあるので捨てましょう。とくに黒い部分は毒を持っているので食べないよう注意しましょう。加熱調理をする場合は、赤い部分をつけていても食べられます。
【冷蔵】ホタテの保存方法・賞味期限
スーパーで下処理済みのホタテを購入した場合は、容器が既に密封されているのでそのまま冷蔵保存すればよいのですが、自分で下処理をしたホタテはどのように保存すればよいのでしょうか?ホタテの冷蔵保存方法と賞味期限を紹介します。
冷蔵保存方法
ホタテの冷蔵保存の手順はこちらです。
- ホタテの水気を軽く拭く
- 少量ずつラップ
- ジップ付き保存袋に入れて密封し冷蔵庫に保存
ホタテは空気に触れている間は酸化がしやすいので、速やかに行うことが大切です。空気が触れないようにしっかりとラップで包み、すぐに冷蔵庫へ入れましょう。
賞味期限は?
ホタテの賞味期限は、3日が限度です。ホタテなどの生食は基本的に当日中に食べきるようにしてください。
冷蔵庫の開閉での温度差によってホタテが傷んでしまう可能性もあるので、日が経ったホタテは火を通して食べることをおすすめします。
【冷凍】ホタテの保存方法・賞味期限
ホタテをたくさんもらって食べきれなかったり、長く保存したい場合も冷凍保存がおすすめ。ひと手間加えるだけで冷蔵保存よりも長く保存できますのでお試しください。
冷凍保存方法
ホタテを冷凍保存する方法を紹介します。
- キッチンペーパーでホタテの水分を拭きとる
- 氷水にくぐらせて、水気を軽く拭く
- ステンレスなどのバットにラップを敷く
- ホタテが重ならないように並べる
- 冷凍用保存袋に入れ冷凍庫に保存
ステンレスのバットを使い、冷凍の速度を上げ乾燥を防ぐことが旨味を逃さずに保存するポイント。ホタテは空気に触れている間は酸化がしやすいので、速やかに行うことが大切です。
賞味期限は?
生のホタテを冷凍保存した場合の賞味期限は約2~3週間が目安です。
冷蔵保存に比べ圧倒的に長持ちしますね。しかし、保存状態によっては傷んでしまうこともあるので、それ以上の保存はおすすめできません。賞味期限を目安に早めに食べきるようにしましょう。
冷凍ホタテの解凍のコツは?
冷凍ホタテを使う際は、自然解凍がおすすめです。
一つ目は冷蔵庫での自然解凍方法。ホタテを使う2日前には、冷凍庫から冷蔵庫に移して自然解凍させておきましょう。常温での自然解凍は細菌が発生する可能性があるので、必ず冷蔵庫で自然解凍しましょう。
二つ目は流水での自然解凍方法。冷凍ホタテをすぐに使いたい場合は、袋ごとボウルに入れて流水を当てて解凍してください。袋から出してホタテに直接流水をあててしまうと旨味が流されてしまうので袋ごと流水にかけることが大切です。
ホタテが腐ったらどうなる?
生のホタテが腐ったら以下のような状態になります。
- 生臭い。酸味のある異臭
- 粘り気がある
生臭さや異臭を感じなくても、粘り気を感じたら腐っているので食べられません。
続いて、冷凍ホタテが腐ると以下の通りになります。
- パサパサしている
- 乾燥して割れている
冷凍ホタテも長期間保存したり保存状態が悪いと、乾燥して傷んでしまうことがあります。冷凍したからと言って安心せず確認はしましょう。