味噌汁の保存方法と賞味期限は知っていますか?
今回は味噌汁の日持ちする保存方法・賞味期限の目安・腐るとどうなるのかに加え、味噌汁がすっぱくなる原因と作り方のコツを紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次 -お好きなところからお読み下さい-
味噌汁が日持ちする保存方法は?
味噌汁は具材にもよりますが基本的に傷みやすいので、常温でおいておくと夏場は半日、冬場は1日で腐ってしまいます。そのため味噌汁は冷蔵保存がおすすめ。冷蔵保存でも傷みやすい事には変わりないのですが、常温保存よりは日持ちします。2~3日で食べきるようにしましょうね。
冷蔵保存する際は、しっかりと粗熱をとって冷ましてから冷蔵庫へ入れましょう。
味噌汁が腐るとどうなる?
味噌汁が腐ると以下の通りになります。
- 酸っぱい・納豆のような異臭
- 酸っぱい味
- 泡が出ている
- 白い膜がでている
- ドロッと粘っている
味噌汁は具材にもよりますが基本的に傷みやすいので、常温で放置してしまうと、早いうちに腐ってしまうことがあります。作ってから日が経っているものに限らず、このような変化を感じたら食べないようにしましょう。
味噌汁がすっぱい原因は?
作りたての味噌汁にかかわらず、味噌汁が酸っぱくなってしまう原因は何なのでしょうか?考えられる理由を挙げてみました。
鰹節の入れすぎ・長時間煮だしている
出汁を鰹節からとる場合、鰹節を入れすぎてしまうと酸味が強くなりすっぱいだし汁になってしまいます。かつおだしは爽やかな酸味が特徴であるため、入れ過ぎには注意しましょう。
また、鰹節を長く煮出してしまうと旨味以外に苦みや酸味が出てきてしまいます。鰹節から出汁を作る場合は、沸騰したお湯に火を止めてから鰹節を入れ煮出すようにしましょう。
味噌が発酵しすぎている
発酵食品である味噌は、長く保管しておくと発酵が進み甘みが減り酸味が強くなります。そのため発酵しすぎた味噌を使って味噌汁を作るとすっぱく感じてしまう事も。味噌によって酸っぱくなってしまった場合はみりんや酒を入れれば酸味を抑えることが出来ます。
日持ちしない具材を入れている
日持ちしない具材は以下の通りです。
- もやし
- なめこ
- じゃがいも
- かぼちゃ
- 豆腐
- あさり
このような、あまり日持ちのしない食材は味噌汁に入れても傷みやすいので具材が傷んで酸っぱくなっている可能性もあります。
すっぱい味噌汁を食べるとどうなる?
作ってから日が経ち、酸っぱくなってしまった味噌汁は、食べると食中毒を起こしてしまう可能性があります。
腹痛・下痢・嘔吐・発熱などの症状が出たら食中毒の疑いがありますので、異変を感じたら病院を受診することをおすすめします。
すっぱくならない味噌汁の作り方・コツ
すっぱくならない味噌汁の作り方・コツを紹介します。
- 昆布を30分以上つける
- 昆布を弱火にかけ沸騰する直前に昆布を取り出す
- お湯を強火にかけ、沸騰させる
- 沸騰したら火を止め、鰹節を入れる
- 浮いていた鰹節が全て沈んだら出汁を濾して鰹節を取り出す
- 作った出汁を火にかけ、具材を入れて火を通す
- 具材に火が通ったら、火を止め味噌を溶く
味噌汁が酸っぱくならないためのコツは、
- 沸騰する前に昆布を取り出すこと。
- 火を止めてから鰹節をいれる。
- 出汁を濾すときに鰹節を絞らない。
- 火をとめてから味噌を溶かす。
加熱しすぎることによって酸味や苦みが出てしまい、美味しい味噌汁になりません。味噌汁を作る際は、上記のポイントを意識して作りましょう。