ここでは、
・「薄口醤油について」
・「濃口醤油について」
・「薄口醤油と濃口醤油の違いとは?」
・「薄口醤油を代用できる調味料3選!」
などについて説明していきます。
目次 -お好きなところからお読み下さい-
薄口醤油とは
薄口醤油とは一般的によく使われている濃口醤油よりも色がうすい醤油で、色をうすく仕上げつつも味付けはしっかりできるよう、濃口醤油よりも塩分が高く、
薄口醤油は元々は関西から始まり、京料理など、素材の色や持ち味を活かして仕上げたい料理
煮物やお吸い物、
「薄口」とつくからといって、味が薄いと勘違いしないように覚えておくと良いですね。
濃口醤油とは
濃口醤油は醤油全体の8割以上の生産量を占めていて、全国的に使われてる醤油です。
豚の角煮やぶり大根など、
薄口醤油と濃口醤油の違いとは?
・薄口醤油…色は薄いが、塩分が高い
・濃口醤油…色は濃いが、塩分は低い
薄口醤油は見た目の色は薄いですが、塩分は多く、濃口醤油はその逆となります。
見た目で色が薄いからといって薄口醤油をかけすぎてしまうことのないようにしたいですね。
一般的に「醤油」と記載されているものは濃口醤油を指しますが、色味を大切にしたい料理や、お吸い物などの透き通った汁物などには薄口醤油が最適です。
上手に使い分けていけたら良いですね。
薄口醤油を代用できる調味料3選!
普段は濃口醤油を常備されているご家庭も多く、薄口醤油が無い!といったことも多いでしょう。
その時に代用できる調味料を3つご紹介します。
1.濃口醤油
薄口醤油と同じ醤油のひとつなので、
上記で説明したように、濃口醤油は見た目は濃いものの、塩分が薄口醤油に比べて少ないので、以下のように濃口醤油に塩を足して味を調整するだけで、味においては代用ができます。
薄口醤油大さじ1杯を代用する場合 ⇒ 濃口醤油大さじ1/2杯+食塩1.
薄口醤油小さじ1杯を代用する場合 ⇒ 濃口醤油小さじ1/2杯+食塩0.
しかし、濃口醤油に塩を足して味を調整しても色は濃いままです。
薄口醤油を使う場合、素材の色を活かして調理したい場合が多いかと思います。
料理が茶色くなって見栄えが悪くなってしまったり、
2.白だし
一般の白だしには薄口醤油がベースとなっているので、
一番の良さとして、料理の色が濃くなってしまう心配がないことです。
ただし、白だしには、醤油の他に出汁や砂糖、塩、みりんなどが加えられているため、
3.めんつゆ
めんつゆも白だしと同様で、醤油をベースにした調味料のため、代用は可能です。
めんつゆには、醤油の他に砂糖、魚のエキスなどが入っています。
そのため風味が強く、
色味も濃いので見栄えを気にする場合などは注意が必要です。
まためんつゆに関しては、濃縮の度合いがさまざまです。
濃縮の度合いによって使う量を変えていかなければならないので、慎重に味付けを行いましょう。
薄口醤油を使ったレシピ
みなさんは薄口醤油をどのようなレシピで使っているのか実際に見てみましょう。
「お雑煮」
義祖母のお雑煮がとっても好きで、作り方を教えていただきました。とっても珍しい、牛肉のお雑煮。余ったすき焼き用の牛肉でつくりました。お正月らしくちょっと贅沢で上品なお雑煮は、あっさりしてるのに食べ応えがあります。おいしい〜。 pic.twitter.com/GH9FItn7bC
— 長谷川あかり (@akari_hasegawa) January 2, 2023
出汁500mlに対し薄口醤油•みりん•塩が各小さじ1/2ずつ加えたあっさりとしたお雑煮ですが、贅沢にも牛肉を入れることで食べ応えのある一品。
上品なお雑煮には薄口醤油がぴったりですね。
他にも似たもので、お吸い物などにも使えます。
透き通った綺麗な汁の色は、薄口醤油ならではです。
「鶏豆腐」
久しぶりのおうちごはんは「鶏豆腐」。
昆布だけのダシに薄口醤油ちょろっとで、ちょっといい鶏とちょっといい豆腐をさっと煮るだけで、すっかり料亭気分です pic.twitter.com/moumgwWgh9
— イナダシュンスケ (@inadashunsuke) October 1, 2022
昆布のだしの風味を壊さない程度に、薄口醤油を少し足したベースで作った「鶏豆腐」。
いつもよりちょっと良い鶏肉とちょっと良い豆腐を用意して、素材の良さをしっかりと感じましょう。
鶏からも美味しいだしが出て心も体も温まりそうですね。
おうちで食べる料亭のような上品な食事も薄口醤油にお任せ!