和からしと洋からしの違いとは
この記事では
・和からしとは
・洋からしとは
・和からしと洋からしの違いとは
・和からしと洋からしの辛み成分は?
・からしの栄養価は?
についてまとめました。
目次 -お好きなところからお読み下さい-
和からしとは
和からしとは、からし菜の「オリエンタルマスタード」という種類を使用した、日本で一般的なからしです。オリエンタルマスタードをすり潰し、粉状にしたあと水で練って作ります。和からしは辛み成分「アリルイソチオシアネート」が多く含まれているため、ツーンとした強い辛みと香りが特徴。和からしの種子はそのままだとあまり辛くないのですが、水で寝ることで「ミロシナーゼ」という酵素が働きアリルイソチオシアネートが生成され辛みが出てきます。
和からしは、おでんや煮物などの和食に辛みを加えたい場合、少量付けて食べるのが一般的です。
洋からしとは
洋からしとは、からし菜の「ホワイトマスタード」「ブラウンマスタード」「ブラックマスタード」などの種子を使用していて、英語で「マスタード」とも呼ばれています。
洋からしには、種子の粒が入った「粒マスタード」、鮮やかな黄色が特徴の「イエローマスタード」、フルーティーな酸味でフランス料理で使われる「フランスマスタード」子どもでも食べやすい「ハニーマスタード」など様々な種類があります。
マスタードは、からし菜の種子に砂糖・酢・ワインなどが加えられているため、比較的マイルドな辛さと香りです。そのため食材にたっぷりと使うことができ、ホットドック・ハンバーガー・サンドイッチなどの洋食によく使われています。
和からしと洋からしの違いとは
和からしと洋からしの違いとは、からし菜の種子と辛さの違いです。
和からしは「オリエンタルマスタード」、洋からしは「ホワイトマスタード」「ブラウンマスタード」「ブラックマスタード」などの種子を使用しています。
和からしは、からし菜の種子を水で練ることでツーンとした刺激の強い辛みと香りになり、食材に少量付けて食べることが一般的。一方、洋からしは、種子に砂糖・酢・ワインなどが加えられているため、和からしよりもマイルドな仕上がりで食材にたっぷりとつけ食べられます。
和からしと洋からしの辛み成分は?
和からしには「アリルイソチオシアネート」という強い辛み成分が含まれています。洋からしには「パラハイドロキシベンジルイソチオシアネート」という比較的マイルドな辛み成分が含まれています。辛み成分には殺菌作用や抗酸化作用があり、免疫力を高めたり食用増進作用などの効果があると言われています。
からしの栄養価は?
からしは一度に使用する量が少ないので一気に栄養素を摂り入れることは難しいですが、からしには辛み成分以外にも炭水化物の代謝を助けるビタミンB1、細胞の代謝を促すビタミンB2、体内の酵素を補助する働きを持つナイアシンとマグネシウム、歯や骨などに必要不可欠なカルシウムとリン、高血圧予防が期待できるカリウム、赤血球の構成に必要な鉄など多くの栄養素が含まれているので、食事と一緒にからしを摂り入れてみてください。