ゆずとすだちの違いとは
この記事では
・ゆずとは
・すだちとは
・ゆずとすだちの違いとは
・香酸柑橘類とは?
についてまとめました。
結論!ゆずとすだちの違いは見た目や原産地にあった!
ゆずの方が大きく、皮の表面はボコボコしている。
すだちはゆずより小さく、ゴルフボールほどの大きさで、表皮は比較的ツルツルしている。
ゆずは全国的に栽培されており、すだちは徳島県を原産地として栽培されている。
目次 -お好きなところからお読み下さい-
ゆずとは
ゆずはミカン科ミカン属に分類される柑橘類の一種で、レモン、スダチ、カボスなどの仲間です。
ゆずは独特の爽やかな香りや強い酸味があり、皮が固いことなども特徴です。
そのような特徴から、みかんのようにそのまま生食で食べることはあまりありません。
しかし果汁や皮などを料理に使ったり、ゆず湯などでも使用されています。
ゆずに含まれるビタミンCは日本の柑橘類でNo,1とされ、非常に栄養価が高く、
特に皮に含まれるビタミンCはレモンよりも多く含まれているそうです。
日本全国で広く栽培されているゆずですが、収穫が始まるのは10月末~11月初旬です。
毎年1月から土づくりがスタートし、2月~3月には枝の剪定をし、5月頃には花が咲きます。
8月~9月には「青ゆず(青玉)」と呼ばれる緑色の実が収穫されます。
これが調味料の柚子胡椒などに利用される実です。
青ゆずはまだ熟す前の実で果汁は少なめです。
1年間、丁寧に栽培され、10月に入ると柚子が黄色く色づき始め、実の色が7~8割ほど黄色くなってきたら、収穫の時期です。
すだちとは
ミカン科カンキツ属の常緑樹であり、徳島県が原産地のすだち。
味覚を刺激するキリッとした強い酸味があるすだちは、ゆずと同様で生食には向いていません。
すだちの味わいはライムに例えられることもあります。
爽やかな香りも特徴的で、料理にすだちを取り入れることで、清々しい香りとさっぱりとした味わいを楽しむことができます。
果皮をすりおろして使ったり、薄くスライスして料理に添えるなど、さまざまな使い方が可能ですが、半分に切って焼き魚に添えたり、皮を千切りにしてお吸い物に添えることが多いです。
最近では薄くスライスしたすだちを、そばやうどん、鍋などに加え、爽やかな見た目の料理も人気です。
すだちにはクエン酸やビタミンC、などの栄養素が多く含まれています。
ゆずとすだちの違いとは
ゆずとすだちの違う点は、まずは見た目です。
二つを比べると、ゆずの方が大きく、すだちはゴルフボールほどの大きさです。
また、ゆずの皮の表面はボコボコしているのが特徴であるのに対し、すだちの表皮は比較的ツルツルしています。
また、ゆずは日本全国で広く栽培されていますが、すだちは徳島県を原産地として栽培されています。
ちなみに、二つに非常に似ている同じ香酸柑橘類の「かぼす」。
大きさはすだちの3倍ほどで、ゆずよりも大きく、果肉は赤みのある黄色をしていてしっかりしているため、たっぷり果汁が搾れます。
そのため、果汁をたっぷり使うドレッシング、ポン酢、鍋料理などにも重宝されています。
甘みと酸味の調和がとれた味わいで、香りも上品なので、どんな料理に合わせても、素材の風味を損ないません。
香酸柑橘類とは?
ゆずとかぼす、どちらも生食には向かない果物ですが、このような酸味が強く、生食にむかない柑橘類を「香酸柑橘(こうさんかんきつ)」といいます。
他にも「レモン」や「ライム」などが香酸柑橘類です。
香酸柑橘類に多く含まれるビタミンCは、肌をきれいに保つ効果や、免疫力を高める効果もあり、非常に栄養価が高いのです。
またクエン酸も多く含まれているため、疲労回復や食欲増進にも効果があると言われています。
しかし、生食用のみかん類に比べ酸味が強く、一度にたくさんの量を摂取することは難しいのです。
そうとは言え、日本の食卓の味を引き立ててくれる香酸柑橘類は、脇役でありながらも非常に大切な役目を果たしてくれます。
料理だけでなく、お風呂に入れて香りを楽しんだり、リラックスしたりなど、趣のある日本の文化の良さを感じさせてくれます。