ズワイガニとタラバガニの違いとは
この記事では
・ズワイガニとは
・タラバガニとは
・ズワイガニとタラバガニの違いとは
・日本四大カニとは
・エビやカニを茹でると赤くなるのはなぜ?
についてまとめました。
結論!どちらもカニとして食用されているが、ズワイガニはカニの一種、タラバガニはヤドカリの一種であった!
ズワイガニは良質で繊細、タラバガニは迫力のあるずっしりとした身で、それぞれの特徴に合わせた料理で楽しまれています。
ズワイガニは磯の風味や、殻からでる旨みを活かした鍋料理、
タラバガニは強い風味をもつことや、身が詰まっているため、汁物や焼きガニに適しています。
目次 -お好きなところからお読み下さい-
ズワイガニとは
ズワイガニは深海に生息するカニであり、人気の高い食用のカニです。
鍋料理、しゃぶしゃぶ、寿司、刺身、缶詰など、様々な料理で使用されます。
カニの身だけでなく、カニミソや卵巣も食されます。
ズワイガニは多くの別名を持つ蟹で、オスとメスで名前が異なったり、地方ごとに呼び名が変わったりします。
オスはエチゼンガニ、マツバガニ、ヨシガニ、タイザガニなど、
メスはメスガニ、オヤガニ、コッペガニ、コウバコガニなどと呼ぶ場合もあります。
地域で言えば
・山陰地方…松葉ガニ
・北陸地方…越前ガニ
・丹後半島…間人ガニ
などが挙げられます。
呼び名が変わっても、ズワイガニの茹で方や食べ方は変わらず、ほぼ全国共通です。
タラバガニとは
タラバガニは水温の低い海に住んでおり、タラバガニ科の甲殻類で、ヤドカリの仲
タラバガニは第4歩脚が退化して甲の陰に隠れていることや、
タラバガニは甲羅が大きく、脚もがっしりと太いのが特徴です。
他のカニと比べても大きい方であり、食べ応えもしっかりとあります。
身がしっかりと詰まっていて強い風味を持つタラバガニは、焼きガニや汁物におすすめです。
ズワイガニとタラバガニの違いとは
ズワイガニとタラバガニの違いについてご紹介します。
2つのカニは生物学上の分類の違い、味、価格の面で違いがありました。
生物学上の分類の違い
生物学上ズワイガニの脚は10本、たらば蟹は8本で脚の数が違い、生物学上はでズワイガニは「カニの一種」で、タラバガニは「ヤドカリの一種」です。
味の違いやおすすめ料理
ズワイガニは繊細な良質で、甘みや旨みが強いとされていて、特に殻からは濃厚なうま味が出るのでカニしゃぶ、カニ鍋などの煮込み料理に向いています。
深みのある味わいのカニミソもおいしく食べられます。
一方タラバガニは身がしっかりと詰まっていて、食べた時に弾力があり満足感があります。
カニミソは基本的には食べません。
タラバガニの強い風味や食べ応えを活かした、焼きガニや汁物がおすすめです。
価格の違い
大きさや殻の有無などもあるので、値段を比較するのは難しいですが、1杯あたりの値段で計算すると、一般的にはタラバガニの方が高価です。
「冬の味覚の王様」とよばれる蟹ですが、それぞれの特徴を知った上で、美味しく食べられると良いですね。
日本四大カニとは
カニには多くの種類がありますが、その中でも特に日本人から圧倒的な人気を博しているカニは
「ズワイガニ」「タラバガニ」「ズワイガニ」「花咲ガニ」であり、
これらは「日本4大カニ」と呼ばれています。
上記で紹介していない毛ガニと花咲ガニについてですが、
毛ガニはミソが美味しいと有名ですが、毛で覆われたビジュアルも特徴です。
花咲ガニはタラバガニと同様、ヤドカリの一種で、甘みが強く、味は良いのが特徴です。
四大カニはそれぞれに魅力があり、美味しい食べ方が違うので、ベストなカニ料理を食べるにはそれぞれの特徴を知ることが重要です。
エビやカニを茹でると赤くなるのはなぜ?
エビやカニは茹でる前は赤くありません。
エビやカニは、主にエサとして藻を食べています。
その藻の中に含まれている「アスタキサンチン」という成分が、天然色素の一種であり、赤色の素になっています。
エサを食べることで体内に取り入れられたアスタキサンチンは、たんぱく質と結合し、本来の赤色ではなく、茶色や灰色に近い、茹でる前の殻の色なるのです。
しかし加熱することで結合していたアスタキサンチンとたんぱく質が分離するため、本来の色が取り戻され、赤い色が浮かび上がってきます。