12〜2月頃が旬のヤリイカを自分で釣って捌く方もいるのではないでしょうか?
イカといえば、アニサキスが心配ですね。
刺し身やお寿司など、生食することも多いヤリイカもアニサキスの危険性があります。
今回は、生のヤリイカに潜むアニサキスの危険性、見つけ方や死滅させる方法など、紹介していきます!
目次 -お好きなところからお読み下さい-
ヤリイカにもいるアニサキスはどんな寄生虫?
アニサキスはイカやサバ、アジ、サンマなどの内臓にいる寄生虫の一種です。
ヤリイカにアニサキスが寄生する確率はかなり高いと言われています。
アニサキスが生きたまま口にして体内に入ってしまうと、数時間後にひどい吐き気や激しい痛みなどの症状が現れるアニサキス症という感染症を起こします。
アニサキスの見つけ方
アニサキスは内臓に寄生しています。
ただ、寄生していたヤリイカが死んでしまうとアニサキスは内臓から筋肉(身)の方に移動してくるので、体内に入るリスクが高くなります。
アニサキスは白っぽく2〜3cmくらいの長さなので、目視でもチェックすることができるので、内臓の近くをしっかりと確認しましょう。
鮮魚店や飲食店ではブラックライトを取り入れているところもあるそうです。
生のヤリイカを安全に食べる方法
内臓をキレイに取り除く
まずは内臓をキレイに取り除きます。
自分で捌くときは、鮮度の高いうちに処理し、内臓に近いところをよく確認しましょう。
新鮮なヤリイカの身は透明感があり、透きとおっていますが、濁って見えるところがあったら要注意です。
もしアニサキスなど寄生虫を発見したら、取り除いてしっかりと加熱して食べることが望ましいです。
細く切ってイカそうめんにするときは、先に隠し包丁で切り込みを入れておくと、アニサキスのリスクを減らすことができます。
清水から直送のヤリイカをそうめんにするなど。当然隠し包丁も入れた。 pic.twitter.com/ranmb1FVsK
— 皇 (@sumeragi_T) February 2, 2021
冷凍保存で死滅させる
アニサキスは低温に弱く、5℃以下で動きが鈍くなり、−20℃で24時間以上冷凍すると死滅します。
一般家庭では寄生虫対策として、48時間以上と長めに冷凍している方も多いです。
スーパーに並んでいる生のヤリイカは「解凍」とパッケージに記載があればアニサキスの心配はありません。
加熱調理で死滅させる
アニサキスは熱にも弱いので、加熱調理することで死滅させることができます。
70℃以上ならすぐに死滅し、60℃なら1分の加熱で死滅します。
加熱調理ならいかめしもいいですね。
ヤリイカのいかめし。自家製いかめしとか初めて食べたわ…できたてで美味しい…いままで弁当とか名産品とかでしか食べたこと無くて美味しくなかったんだが これはスゴイウマイ…日本酒ぐいぐいいっちゃうやつ… #飯テロ pic.twitter.com/zaLxBFlyRD
— SAGARAसागर@城東鯨飲馬食団 2日目ヒ-37b (@fattyglutton) May 16, 2020
中までしっかりと火を通しましょう。
アニサキスは酢漬けや塩漬けで死滅する??
アニサキスは酸に強く、体内に入っても1週間くらい生きると言われています。
ヤリイカの沖漬けは?
酒や醤油に漬ける“沖漬け”は、晩酌の肴にぴったりですが、やはり仕込んだら一度冷凍するのが安全です。
まだ明るいですが、今日も釣り休みなのでヤリイカの沖漬けと〆鯖の炙りで一杯やろうかな🍶😋
沖漬けは軟骨と内臓を抜いて可食部だけ胴に入れ直して冷凍後半生で切ると食べやすいかも🎵
冷凍する事でアニサキス対策にもなるしね。 pic.twitter.com/BeshN99KSq
— のぶゾー (@nobu3yumi3) January 24, 2021
酢で締めたり、塩漬けにしても死滅しないので、生食で食べたいときは必ず冷凍しましょう。
まとめ
ここまで、生のヤリイカに潜むアニサキスのリスク、安全な食べ方など、紹介させていただきました。
ヤリイカにアニサキスを見つけたら、適切な処理をして安全に食べましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!