長芋をすりおろしているうちに、色が赤っぽく変色してくると、お世辞にも美味しそうとはいえず、食べてもいいのか心配になりますよね。
また、1本丸ごと買うと、なかなか一度で使い切れずに、次に使うとき冷蔵庫から出すと、切り口が赤っぽくなっていて、このまま料理に使うのはちょっと…と思ったことはありませんか?
今回は長芋や山芋が変色する理由や、変色するのを防ぐコツなどを紹介していきます。
目次 -お好きなところからお読み下さい-
長芋や山芋が赤っぽく変色するのはなぜ?
変色するのは、酸化が原因です。
長芋に含まれる「ポリフェノールオイシターゼ」という酵素が、皮を剥いたり、切ったり、すりおろすことで、酸素に触れて酸化して変色していきます。
りんごの皮を剥くと茶色っぽくなるのと同じですね。
変色した長芋や山芋は食べてもいいの?
切っているうちに変色していくものや、切り口を薄く切り落として、新しくできた切り口が白ければ食べても大丈夫です。
はじめから変色している、シャキッとした感じがなく崩れやすい、臭いがおかしいなど、異変を感じた場合は、腐っている可能性が高いので食べないでください。
長芋や山芋の変色を防ぐコツは?
変色を防ぐコツは大きく2つあります。
①酸性の調味料を使う
酢やレモン汁など酸性の調味料は酸化を抑制してくれます。
甘酢やポン酢などで味つけ
変色を防ぎながら味つけまでできる、一番簡単な方法です。
酢で変色防止
細く刻んだ長芋は、薄めに作った酢水に漬けると変色しにくくなります。
とろろにする場合は、皮を剥いた長芋を酢水に数分晒してからすりおろすか、すりおろした後、少量の酢を入れます。
残った長芋や山芋の切り口には、薄く酢を塗ってラップをかけます。
酢の量は味や香りが残らないように、ほんの少しで充分です。
レモン汁で変色防止
酢の匂いが苦手な方は爽やかなレモン汁がおすすめです。
酢と同じように使いますがレモン汁は薄めずに使います。
レモン汁でドレッシングを作ってサラダにしてもいいですね。
毎日長芋食べ始めて1週間くらい。結構体感はあって、体も肌も良い変化があるけどもう少し続けたら書こうかなと。ズッキーニと長芋のサラダ🥗大好き。小さなズッキーニ1本分、この長芋の下に埋まってる。レモン果汁やオイル、ハーブソルトでパリパリ食べると美味しい。 pic.twitter.com/wCUW83MwQy
— Ryuko.🌿山伏🐉温熱療法療術師❄️青い睡蓮の花冠を❄️ (@bluerosewater20) August 22, 2022
②おろし金はプラスチック製か陶器製
すりおろしてとろろにするときは、プラスチック製か陶器製のおろし金を使いましょう。
金属製のおろし金は酸化を早めてしまうので、変色させたくない場合は使わないようにしましょう。
プラスチック製のおろし金で、とろろの仕上がりが粗いと思ったら、すり鉢にいれて摺るとなめらかな舌触りになりますよ。
長芋をすり鉢でとろとろにする pic.twitter.com/HKNUFlNBAf
— たかし@ごえもん 7/23GAMEバンドありがとうございました! (@goemon_gband) April 1, 2021
まとめ
ここまで、長芋や山芋が変色する理由や、変色を防ぐ方法を紹介させていただきました。
長芋はたっぷりの食物繊維の他に、独特のぬめり成分が胃粘膜を保護してくれるので、水分を多く摂ってしまう夏にもぴったりの食材です。
酢水に晒すなど、レシピによって使い分けて、長芋を美味しく食べましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!