豚肉の正しい冷凍保存方法は知っていますか？
毎日の食事に使いやすい豚肉は、できるだけ新鮮な状態で保存しておきたいですよね。
この記事では、豚肉の正しい冷凍保存方法と賞味期限の目安について解説します。
冷凍豚肉をおいしく解凍する方法も紹介しますので、豚肉を長期保存する際の参考にしてみてくださいね。
目次 -お好きなところからお読み下さい-
豚肉は冷凍で日持ちする？賞味期限の目安は？
豚肉は比較的安価で購入できて毎日の食事にも活躍しますが、冷蔵保存だとあまり日持ちしないので、保存方法に困ってしまう方も多いでしょう。
豚肉をまとめて購入した場合は、冷凍保存しておくことでより新鮮な状態で長期保存が可能になります。
豚肉を冷凍保存した場合の賞味期限の目安を種類ごとに紹介します。
【賞味期限の目安】
- スライス肉：2～3週間
- ひき肉：1～2種間
- 塊肉：2～3週間
- 加工済みの豚肉：3～4週間
豚肉の中でも、ひき肉や薄切り肉など空気に触れる面積が大きいものは賞味期限が短い傾向にあります。
塊肉や厚めの豚肉は、ひき肉と比べて長く保存できます。
より長く保存したい場合は、下茹でや下味をつけたりするなど加工して冷凍するのがおすすめです。
豚肉の保存状態によっては劣化が進み傷んでしまう場合もあるので、豚肉を使いきれない時はなるべく早く冷凍保存しておきましょう。
豚肉の冷凍保存方法
ここからは、豚肉の冷凍保存方法を形状ごと(ひき肉・スライス肉・厚切り肉・塊肉・下味)に紹介します。
ひき肉の冷凍保存方法
ひき肉の冷凍保存方法は以下の手順で行いましょう。
- ひき肉の表面の水分をキッチンペーパーで拭き取る
- 一食分ずつの量をラップで包む、またはジップ付き保存袋に入れる
- ひき肉を入れたらなるべく平らに薄くする
- ラップ・保存袋の上から箸などで溝をつけておく
- 冷凍保存する
ひき肉を冷凍保存する際にラップ・保存袋の上から箸などで溝をつけておくと、使用するときに使いたい分だけ割って解凍できます。
スライス肉の冷凍保存方法
スライス肉の冷凍保存方法は以下のとおりです。
- 豚肉表面の水分をキッチンペーパーで拭き取る
- 豚肉を一食分ずつラップで包み平らにする
- さらにジップ付き保存袋に入れて密閉し冷凍保存する
スライス肉を冷凍保存する際は、乾燥を防ぐためにラップでしっかり包み、ジップ付き保存袋に入れて密閉しましょう。
厚切り肉の冷凍保存方法
厚切り肉の冷凍保存方法は以下のとおりです。
- 厚切り肉の表面の水分を拭き取る
- 一枚ずつ重ならないようにラップでしっかりと包む
- ジップ付き保存袋に入れて密閉する
- 金属トレーに乗せて急速冷凍する
- 豚肉が凍ったら重ねて保存する
厚切り肉を冷凍保存する際は一枚ずつ重ならないように冷凍しましょう。重ねて冷凍すると冷凍時間が長くなってしまいます。
金属トレイなどに間隔をあけて並べ、急速冷凍をした後に重ねて保存するのがおすすめです。
塊肉の冷凍保存方法
塊肉の冷凍保存方法は以下のとおりです。
- 塊肉の表面の水分を拭き取りラップで包む
- さらにアルミホイルで包む
- 冷凍保存する
塊肉を冷凍保存する際は、ラップで包んだ後にアルミホイルで包みましょう。
熱伝導率の高いアルミホイルで包むことで急速冷凍が可能になり、空気にも触れにくくなるため品質を保ったまま保存できます。
下味をつけて冷凍保存する方法
より豚肉を日持ちさせたい場合は、下味を付けて冷凍保存しましょう。
豚肉に下味をつけて冷凍保存する方法を紹介します。
【材料】
- 豚こま切れ肉(200～300g)
- 砂糖、醤油、味噌(各大さじ1)
- にんにくチューブ、しょうがチューブ(各1cm)
- 小麦粉、ごま油、(各小さじ1)
【下味冷凍する手順】
- ジップ付き保存袋に豚肉と調味料をすべて加える
- 保存袋の上から豚肉と調味料を揉みこむ
- 空気を抜きながら密封する
- なるべく平らにして冷凍保存する
下味冷凍した豚肉を使う際は、フライパンに油をひき凍ったまま調理できます。
野菜も一緒に入れて蓋をして加熱しましょう。
下味をつけて冷凍することで、解凍せずに使えるので調理の時短にもつながります。
冷凍した豚肉をおいしく解凍するコツ
冷凍した豚肉は流水解凍がおすすめです。
豚肉が直接水に触れないようにビニール袋などに入れて解凍しましょう。
流水解凍は、自然解凍に比べて比較的早く解凍できるので、急いで解凍したいときに便利です。
時間がある場合は冷蔵庫に移して自然解凍しましょう。
時間をかけてじっくりと解凍することで、ドリップが出にくく美味しく解凍できます。
