卵は冷蔵庫で保存するイメージが強いですが、スーパーなどでは常温で販売しているお店もありますよね。
卵は常温保存をしても傷まないのでしょうか。
この記事では、卵は常温でも問題なく保存ができるのか・常温保存した場合の日持ち期間などを紹介します。
日持ちする保存方法・ポイントや、腐った卵の特徴・新鮮な卵の特徴もまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
目次 -お好きなところからお読み下さい-
卵は常温保存できる?
卵は、直射日光を避けた涼しい場所であれば常温保存が可能ですが、稀に発生するサルモネラ菌の繁殖を抑えるためにも冷蔵保存が推奨されています。
多くのスーパーで常温販売されている理由は、温度変化によってできる結露を防ぐためです。結露ができると傷みやすくなるため、温度変化が起きないようにあえて常温販売されています。
ご家庭で卵(生)を常温保存した場合の賞味期限の目安は以下のとおりです。
- 春:25日以内
- 夏:16日以内
- 秋:25日以内
- 冬:57日以内
卵に記載されている賞味期限は基本2週間に設定されていますが、多少賞味期限が過ぎても加熱すれば食べられることが多いです。
ただし、加熱した卵はさらに賞味期限が短くなるので、保存期間には注意しましょう。
卵の日持ちする保存方法・ポイント
卵は常温保存も可能ですが、日持ちさせるためには冷蔵保存がおすすめです。
卵を冷蔵保存する際は次の4つを意識して保存しましょう。
- パックのまま保存
- ドアポケットで保存しない
- 購入したらすぐに冷蔵庫にいれる
卵を保存する際は、パック状態のまま保存したほうが割れにくく菌も入りにくいのでおすすめです。
冷蔵庫のドアポケットには卵専用のスペースがあることが多いですが、ドアポケットは温度変化しやすい上にドアの開閉で割れてしまう可能性があるのでおすすめできません。
卵を冷蔵保存する際は、温度変化の少ない奥側に入れて保存しましょう。
卵が腐るとどうなる?
ここでは腐った卵の特徴を紹介します。
- 殻ごと水につけると浮かぶ
- 割ると黄身がすぐ崩れる
- 異臭がする
- 振ると音がなる
古くなった卵は新鮮な卵と比べて軽くなるため、水につけると浮かび上がります。卵には「気孔」という小さな穴があり、日が経つとその穴から水分が出て空気が入り込むことが軽くなる原因だといわれています。空気が多く入ると卵に隙間ができるため、振ると音がなるようになります。
傷んだ卵は割ると黄身が崩れてしまうことが多いので、腐っていないか心配なときは卵を割って確認しましょう。
割った卵から硫黄のような変な臭いがしたら明らかに腐っているので、食べずにすぐ処分してください。
新鮮な卵の特徴
卵を日持ちさせるためにも、購入するときにできるだけ新鮮な卵を選びましょう。
ここでは、新鮮な卵の特徴を紹介します。
【新鮮な卵の特徴】
- 殻の表面がザラついている
- 光で透かしても明るい部分がない
- 全体が透き通っている
新鮮な卵は「クチクラ」と呼ばれる膜が覆われているため、殻の表面がザラザラしています。流通中にクチクラが剥がれて殻がツルツルになる卵も多いですが、ザラついている卵は間違いなく新鮮なので、購入する際はチェックしましょう。
また、新鮮な卵は光に当ててみると全体が透き通って見えるので、卵選びの参考にしてみてくださいね。