パンやヨーグルトにぬって様々な果物の味を楽しめるジャムですが、賞味期限内に使い切れず捨てるべきか悩むことはありませんか?
ジャムはどのくらい日持ちするのでしょうか。
ここでは、ジャムの日持ち・賞味期限の目安について紹介します。
腐ったジャムの特徴や日持ちする保存方法についてもまとめましたのでぜひ最後までご覧ください。
目次 -お好きなところからお読み下さい-
ジャムの日持ち・賞味期限の目安は?
ジャムの賞味期限は、未開封や開封後、容器や種類によって大きく異なります。
まずは、ジャムの日持ち・賞味期限の目安を【未開封・開封後】に分けて紹介します。
【未開封】ジャムの日持ち・賞味期限
市販のジャムは、瓶詰めや紙カップなど様々な容器で販売されていて日持ち期間もそれぞれ異なります。
市販ジャムの賞味期限【未開封】は以下の通りです。
- 瓶タイプ【高糖度】:約2年
- 瓶タイプ【低糖度】:約1年半
- 缶詰:約3年
- 紙カップ:約1年
- 小袋:約6ヶ月
- ポーションパック:約6ヶ月
市販のジャムは未開封の状態であれば常温保存でも半年以上は長持ちします。
中でも缶詰タイプは約3年と最も長く日持ちします。
また、ジャムは糖度によっても日持ち期間は変わります。
砂糖には防腐作用があるため糖度が高いほど日持ちしやすくなるのです。
ジャムを日持ちさせたい場合は、ジャムの容器や糖度で選ぶとよいでしょう。
【開封後】ジャムの日持ち・賞味期限
開封後のジャムの賞味期限は約2週間です。
ジャムは一度開封をすると、使う際に雑菌などが侵入しやすくなるほか、温度差による結露で水分が容器の中に入るとさらに傷みやすくなってしまいます。
開封後のジャムは容器の種類に関わらず冷蔵保存をして2週間を目安に使い切るようにしてください。
【手作り】ジャムの日持ち・賞味期限
手作りをしたジャムは、糖度や容器、未開封か開封後かで賞味期限が異なります。
【高糖度(60%)の場合】
- 瓶(未開封):約6ヶ月
- 瓶(開封後):約2週間
- タッパー(未開封):約2週間
- タッパー(開封後)約5日
【中糖度(50%)の場合】
- 瓶(未開封):約3~6ヶ月
- 瓶(開封後):約2週間
- タッパー(未開封):約1週間
- タッパー(開封後)約5日
【低糖度(30%)の場合】
- 瓶(未開封):約3ヶ月
- 瓶(開封後):約1週間
- タッパー(未開封):約5日
- タッパー(開封後)約3日
手作りジャムは糖度が低いと早くて3日ほどで傷んでしまいますが、糖度の高いジャムであれば瓶で保存をすると半年ほど日持ちします。
手作りのジャムを日持ちさせたい場合は、なるべく糖度を高くして作りましょう。
ジャムが腐るとどうなるの?
腐ったジャムの特徴は以下の通りです。
- カビが生えている
- 腐った臭いがする
- 容器の表面が水っぽい
- 分離している
- 変色している
- 甘みがない・苦い味がする
賞味期限が過ぎてまだ日が経っていないジャムは特に変化は現れませんが、多少水っぽくなっていたり甘みが薄くなっている場合があります。
腐り始めると、ジャムが分離して上の部分が水っぽくなり、変色・カビ臭さなどが発生します。
上記のような特徴が1つでも当てはまる場合は食べずに直ちに処分しましょう。
手作りジャムの日持ちしやすい保存ポイントは?
手作りジャムは市販のジャムに比べてあまり日持ちしないので、正しく保存をしてできるだけ日持ち期間を延ばす必要があります。
手作りジャムを保存する際のポイントは次の3点です。
- 清潔な容器で保存
- 清潔なスプーンを使い取り出す
- しっかりと密閉して保存する
ジャムを調理・保存する際にジャムに触れる容器やスプーンは必ず事前に消毒をしておきましょう。
煮沸消毒をしておくと雑菌の繁殖を防ぎ日持ちしやすくなります。
また、手作りジャムは容器の蓋をしっかりと閉めて空気を抜いた状態で保存しておくことが特に重要です。
瓶の空気を抜く方法として、作った直後の熱いジャムを瓶につめたら軽く蓋を締めて冷めるまで瓶を逆さにしておくとしっかり脱気できるのでお試しください。