自宅でおでんを作る際、皆さんは牛すじを使用しますか?
牛すじを避ける理由は様々で、「苦手だから」「高価だから」「下処理が手間だから」「スーパーで入手できないから」「他の肉を使っているから」といった声が挙がります。
しかし、おでんの肉としては牛すじ以外の選択肢も豊富です。
そこで今回は、
おでんのお肉で牛すじの代用食材
牛すじの代用食材を使うときの注意点
についてご紹介します。
目次 -お好きなところからお読み下さい-
おでんのお肉で牛すじの代用食材は?
おでんのお肉で牛すじの代用食材はこちら↓↓↓
①鶏の手羽元や手羽先
②鶏のもも肉や鶏肉団子
③豚バラ肉やスペアリブ
④ウィンナー
⑤ロールキャベツ
⑥スパム
⑦豚足
⑧牛肉
⑨ベーコン
⑩ハラミ
①手羽先や手羽元を美味しく仕上げるために、鍋に水と日本酒を注ぎ、沸騰させた後、手羽先または手羽元を加えて約20分間ゆっくりと下茹でします。
下茹でが終わったら、手羽先や手羽元をザルに取り出し、表面についた余分なアクや汚れを丁寧に洗い流します。
最後におでんのつゆに手羽先や手羽元を加え、約30分間ゆっくりと煮込みます。
手羽先や手羽元が柔らかく仕上がったら完成です。
②鶏もも肉を投入することで、まるで鶏のだしを使ったような深い味わいが広がります。
食べやすいサイズに切り分けた鶏もも肉を、鍋に水と日本酒、少量の塩を加えて沸騰させ、約4分間下茹でしたら、ザルに移して余分な水分を切ります。
そして、おでんのつゆにこれを加え、約30分間のんびりと煮込むことで、鶏もも肉は絶妙な風味となります。
鶏団子もおでんにおすすめです。
ボウルに鶏ひき肉、卵白、ショウガ、そして塩を加え、しっかりと練り込んでいきます。
スプーンで適量をすくってから手で丸め、おでんの出汁に3分ほど煮込むだけで、美味しい鶏団子が完成します。
③豚バラブロックを使う際は、2~3cm程の厚さにスライスし、鍋に水と少量の酒を加えて沸騰させたら、豚バラブロックを約20分間下茹でします。
下茹でが終わったら、ザルに取り出し、表面に付いた余分なアクや汚れを水で洗い流すか、キッチンペーパーで丁寧に拭き取ります。
そして、おでんのつゆに入れ、約1時間煮込むことで、ブロック肉が柔らかく仕上がります。
豚バラブロックを即座に柔らかく仕上げたい場合は、圧力鍋を利用すると時間短縮になります。
スペアリブもまた、肉汁だけでなく骨から抽出される旨味が豊かでおすすめです。
スペアリブを調理する際は、鍋に水と日本酒を入れて沸騰させ、スペアリブを加えて下茹でします。スペアリブをザルに取り出し、表面のアクや汚れを水で洗い流すか、ほとんどついていない場合はキッチンペーパーで拭き取るだけでも構いません。
最後におでんのつゆにスペアリブを加え、1時間ほど煮込むと、箸で切れるほどの柔らかさに仕上がり、完成です。
④ウインナーはパリッとした食感、中身はジューシーで、おでんに入れるとうま味が広がります。さらに、ウインナーに切り込みを入れると、おでんの風味がしっかりと染み込みます。
⑤ロールキャベツの中から滲み出る肉汁が、おでんに絶妙な旨味をもたらします。
手作りのロールキャベツをおでんのつゆに投入し、約30分間ゆっくりと煮込めば完成です。
⑥スパムをおでんに加えることで、その旨味がおでんのつゆにしっかりと溶け込み、美味しさが広がります。
⑦豚足を使用する際は、しっかりと下処理を行ってからおでんのつゆで煮込むことが重要です。
豚足の下処理として、豚足の皮の表面を火で炙り、残っている毛をしっかりと洗い流します。
水から茹で、沸騰したら10分間放置し、その後は鍋に水、ネギの青い部分、ショウガスライス、豚足を加え、弱火で40~50分程ゆっくりと茹でます。
竹串がスムーズに通れれば下茹で完了です。
冷めたらおでんのつゆに加え、約1時間煮込みましょう。
⑧牛肉は、表面をしっかりとこんがり焼くことで肉の奥深い旨味が閉じ込められます。
カレー用の牛肉を食べやすいサイズに切り、フライパンを十分に熱して牛肉の表面をこんがりと焼き上げましょう。
その後、おでんのつゆに加え、約30分間ゆっくりと煮込むことで、牛肉が柔らかく仕上がり、深い味わいを楽しむことができます。
⑨ベーコンは、3cmの厚さに切り、おでんのつゆに投入して煮込むことで、その独特の味わいがおでんに広がります。
⑩ハラミは焼肉の一部として知られていますが、おでんに組み合わせると、しっかりとおでんの風味を吸収し、ぷりぷりとした食感が楽しめます。
鍋に水とお酒を入れて火にかけ、沸騰したらハラミを加えて約20分間下茹でします。
その後、ザルに取り出し、ハラミに付着した余分なアクや汚れを洗い流し、おでんのつゆに加えて更に約30分間煮込めば、ハラミがしっかりとしたおでんの味わいになります。
各食材に合わせた下茹でや調理法を取り入れておでんをより一層楽しんでください。
牛すじの代用食材を使うときの注意点は?
牛すじの代用食材を使うときの注意点はこちら↓↓↓
①適切な時間で煮込む
②肉の表面を焼く
③下茹でする
①おでんに牛すじ以外の肉を加える場合、肉の種類によっては過度な煮込みが逆に美味しさを損ねることがあります。
たとえば、ささみなどは煮込みすぎるとパサついた食感になるため、適切な時間を見極めることが重要です。
②フライパンを熱して中火で肉の表面をこんがりとキツネ色に焼いてから下茹でします。
これにより、肉の表面に美味しい焼き香が広がり、旨味が閉じ込められてより美味しくやわらかい仕上がりになります。
③肉を下茹ですることで、肉のアクや汚れ、余分な脂を効果的に取り除くことができます。
下茹ですることで肉の旨味は残りつつ、アクや汚れ、脂が取り除かれるため、おでんのつゆがより良く染み込み、美味しさが引き立ちます。
おでんに牛すじ以外の肉を使用する際のポイントをしっかり押さえておきましょう。
まとめ
今回は、おでんのお肉で牛すじの代用食材、牛すじの代用食材を使うときの注意点についてご紹介させていただきました!
・おでんのお肉で牛すじの代用食材は①鶏の手羽元や手羽先②鶏のもも肉や鶏肉団子③豚バラ肉やスペアリブ④ウィンナー⑤ロールキャベツ⑥スパム⑦豚足⑧牛肉⑨ベーコン⑩ハラミ
・牛すじの代用食材を使うときの注意点は①適切な煮込み時間②肉の表面を焼く③下茹でする
おでんに牛すじ以外のお肉を入れたい時に参考にしてみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました!!!