まとめ買いをした肉は日持ちさせるためにも冷凍保存することがありますが、冷凍保存をした肉の賞味期限はどれくらいなのでしょうか?
今回は、冷凍した肉の賞味期限や冷凍焼けをしても食べることはできるのかを紹介します。
さらに腐った冷凍焼けの特徴・肉の冷凍保存方法・解凍方法もお伝えしますのでぜひ参考にしてみてくださいね。
目次 -お好きなところからお読み下さい-
冷凍した肉の賞味期限
冷凍保存をした肉は一体どれくらい日持ちするのでしょうか。
ここでは、冷凍肉の賞味期限の目安を種類別に紹介します。
【もも肉の賞味期限】
- 鶏肉:約2週間
- 豚肉:約2週間
- 牛肉:約3週間
【ひき肉の賞味期限】
- 鶏肉:約1週間
- 豚肉:約2週間
- 牛肉:約2週間
【ブロック肉】
- 鶏肉:約3~4週間
- 豚肉:約4週間
- 牛肉:約4週間
冷凍した肉は、基本的に鶏肉が一番日持ちしません。
次に豚肉、牛肉の順に賞味期限が短いです。
このように肉は冷凍をしても半年以上は日持ちしませんので、なるべく早めに食べるようにしましょう。
冷凍焼けをした肉は食べられる?
冷凍保存によって冷凍焼けを起こした肉は、水分が抜けて乾燥した状態なので劣化はしていますが、食べることは出来ます。
しかし、鮮度の高い肉と比べて風味は劣化しているので、美味しく食べることは難しいでしょう。
冷凍焼けした肉は、塩水に浸けて解凍をすると少しだけ復活させることが出来ます。
ただし、厚みのある肉に限ります。
ひき肉には使えないので注意しましょう。
- 冷凍焼けをした肉の量を計る
- 肉の量と同量の水、3%の塩をポリ袋にいれる
- よく振って混ぜる
- 冷凍焼けをした肉を入れる
- ポリ袋の口をしっかりと閉じて2~3日冷蔵庫にいれる
- 調理する際に水分をしっかりと拭き取ってから使う
冷凍焼けした肉は塩水につけておくことで、肉の水分が戻ります。
冷凍保存をして半年以上経った肉の場合は、冷凍焼けがとても進んでしまっているので食べることは控えましょう。
完全に冷凍焼け前の状態に戻るわけではありませんが、冷凍焼けした肉を使う際はぜひ試してみてくださいね。
冷凍肉が腐るとどうなるの?
ここでは、劣化が進んで腐ってしまった冷凍肉の特徴を紹介します。
- 表面が乾燥している
- 変色・色がくすんでいる
冷凍保存をして半年以上経った肉は、上記のような冷凍焼けが進行してしまっているので食べずに処分しましょう。
賞味期限が過ぎて冷凍焼けした肉を食べてしまうと、「カンピロバクター」「サルモネラ菌」などの食中毒を引き起こす恐れがあります。ご注意ください。
肉の正しい冷凍保存方法・ポイント
ここからは、肉を正しく冷凍する方法を4つ紹介します。
- 購入したら即冷凍する
- キッチンペーパーなどでドリップを拭き取ってから冷凍する
- 小分けに保存する
- 急速冷凍する
まず、肉を日持ちさせるためには購入したらすぐ冷凍保存することを心がけましょう。すぐに使い切る場合は冷蔵保存でも問題ありませんが、すぐに使う予定がない場合は冷凍がおすすめです。
肉を冷凍保存する際は、ドリップ(赤い液体)をしっかり拭き取りましょう。拭き取らずに冷凍をすると臭みの原因となります。
小分けにして冷凍をすると再冷凍を防ぎ、使い切る分だけを解凍できるのでとても便利です。
肉を急速冷凍させることでドリップを防ぎ、旨味成分が流れずに美味しい状態のまま保存することが出来ます。冷凍機能がない場合は金属トレーに乗せて保存すると急速冷凍できます。
冷凍した肉の解凍方法は?
ここからは、冷凍した肉のおすすめ解凍方法を紹介します。
氷水で解凍
冷凍肉を氷水で解凍すると、ドリップがでにくいというメリットがあります。
氷を足しながら解凍をしていくため手間はかかりますが自然解凍よりもはやく解凍することができます。
冷蔵庫に入れて自然解凍
冷凍肉を冷蔵庫で自然解凍する際は、調理する前日から冷蔵庫に移してじっくり解凍させましょう。肉の量にもよりますが6~10時間ほどで解凍が終わります。
解凍までに時間はかかりますが、冷蔵庫に入れておくだけなので簡単です。また、ドリップも出にくいので美味しい状態のまま解凍させることが出来ます。
流水で解凍
冷凍肉は流水に当てて解凍させると半解凍になりやすく、旨味を失わずに調理することができます。
流水で解凍する際は、直接かけずに必ず保存袋の上から流水を当てるようにしてくださいね。