白子の正しい冷凍方法は知っていますか?
白子は正しく下処理を行えば冷凍で長期保存することが可能です。
今回は、白子の下処理方法から冷凍保存方法・賞味期限の目安・解凍方法・腐った白子の特徴を紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次 -お好きなところからお読み下さい-
白子の下処理方法
白子を冷凍保存する際は、しっかりと下処理を行いましょう。
ここでは、白子の下処理方法を【たら/鮭/フグ】別に紹介します。
【たらの白子の場合】
- ボールに氷水を用意して少し酒を入れる
- 流水で洗う
- 筋を切り落とす
- 食べやすい大きさに切る
- 鍋にお湯を沸かす
- さし水を加え80℃ほどになるようにする
- 白子1個30秒ほど湯通しする
- 氷水に白子を入れてよく冷やす
上記の手順で下処理を行うと冷凍保存が可能になります。
氷水に酒を入れて白子を冷やすことで水っぽくなりにくくなるのでお試しくださいね。
【鮭の白子の場合】
- 白子を塩もみしてしばらく放置する
- ぬめりを流水で綺麗に洗い流す
- 鍋にお湯を沸かす
- 白子を入れて1分ほど茹でる
- 冷水にいれる
- 血管を取り除く
白子を塩もみしてしばらく経つと臭いやヌメリが出てきます。塩もみは形が崩れないように優しく綺麗に洗い流しましょう。
【フグの白子の場合】
- 薄めの塩水で白子を丁寧に洗い流す
- 筋・血管を取り除く
- 鍋にお湯を沸かし、白子を入れる
- 沸騰したら火を止めて5分ほどそのままにする
- 冷水に入れる
下処理をする際、沸騰をしたら火を止めてそのままにしましょう。火をつけて茹で続けると白子が崩れてしまうので注意です。
【冷凍】白子の保存方法・賞味期限
ここからは白子の冷凍保存方法と賞味期限の目安を紹介します。
白子の冷凍保存方法
白子を下処理したあとは冷凍保存をしましょう。
- 下処理をした白子の水気をふき取る
- 一口大にカットする
- 1つずつラップでしっかり包む
- さらにジップ付き保存袋にいれて冷凍保存する
白子は水分が多いのでラップでしっかりと包んで保存しましょう。
ラップで包まないと、白子の細胞が壊れて食感が悪くなってしまいます。
白子を冷凍保存する際は、しっかりと白子の水分を拭きとりラップで包んで空気に触れないように保存しましょう。
賞味期限の目安
白子を冷凍保存した場合の賞味期限は約1ヶ月です。
下処理をせずに冷凍保存すると日持ちしないので注意しましょう。
下処理をした白子を冷凍保存した場合1ヶ月長持ちしますが、冷凍庫の開閉によって冷凍焼けを起こす場合もあるので賞味期限を目安に早めに食べきりましょう。
冷凍した白子の解凍方法
冷凍をした白子を食べる際は、冷蔵庫に移して自然解凍するのがおすすめです。
解凍するまでに半日はかかりますが、ゆっくり解凍をすることで白子の美味しい食感を保つことができます。
解凍が終わったら必ず加熱をしてから食べましょう。
下処理をおこなっているため食中毒の可能性は低いですが、万が一のためにも加熱をしてから食べた方が安心です。
冷凍した白子はまずいって本当?対処法はある?
白子を適切な方法で冷凍保存すれば日持ちさせることができますが、冷凍後の白子をまずいと感じる人もいるようです。
- 生臭く感じる
- 水分がない
- クリーミー感が無くなる
- ゴムのような食感になっている
冷凍保存をして日が経った白子は、水分が抜けて食感も変わり、生臭さがでてきます。
冷凍した白子が生臭くてまずいと感じたら、調理の過程で醤油や酒、牛乳などで漬けて臭みを取りましょう。
また、水分が抜けてしまった白子は唐揚げにすると美味しく食べられます。
唐揚げ以外にも天ぷらなどの加熱調理に使うのがおすすめです。
白子が腐るとどうなる?
ここからは、腐った白子の特徴を紹介します。
- 糸を引いている
- ヌメリがある
- ハリ・弾力がない
- 異臭がする
- 薄ピンク・茶色・黒色に変色している
白子が腐ると上記のような変化が現れます。
このような状態になった白子は冷凍保存不可です。食べずに破棄しましょう。
白子はとても傷みやすい食材なので、鮮度が落ちる前に下処理を行い冷凍保存しましょう。