サザエの保存方法は知っていますか?
今回は、サザエの鮮度の見分け方から保存前の下処理方法・保存方法【冷蔵/冷凍】・賞味期限の目安・冷凍サザエの解凍方法を紹介します。サザエの扱い方に困っている方はぜひ参考にしてみてくださいね。
目次 -お好きなところからお読み下さい-
サザエの鮮度の見分け方は?
サザエを保存したい場合は、鮮度の良いものを選ぶ必要があります。
ここでは、鮮度の高いサザエと腐っているサザエの特徴を紹介します。
まずは鮮度の良いサザエの特徴です。
- 良く動いている
- 蓋が少し青みがかっている
鮮度の高いサザエは、筋肉がしまっていて実がしっかりとしています。
また、勝手に触覚が出てきたり、殻から出ようと動いているのも鮮度が高い証拠です。
反対に、腐っていて保存できる状態でないサザエの特徴は以下の通りです。
- 殻を振ると音がする
- 黒い液体が出る
- 悪臭
死んでしまったサザエは、内臓から徐々に腐っていきます。
そこから悪臭が発生し、上記のような変化が現れます。
サザエは死んでも30分以内で特に変化がなければ食べることは出来ますが、保存はできませんのでご注意ください。
サザエを保存する前の砂抜き方法
スーパーなどで販売されているサザエは既に下処理されていることが多いですが、自分でサザエを取ってきた場合は保存前に下処理をする必要があります。
ここでは、サザエの保存前に行う砂抜き方法を紹介します。
- サザエを良く洗う
- 砂が抜ける程のザルにサザエを入れる
- 水道水に3~4%の食塩を入れて海水のような状態にする
- 約10度の常温で2~3日放置する
上記の方法で行えば砂抜きは終わりです。
サザエには砂袋やクチバシ・ハカマなど食べない方が良い部位があるので、捌く際に下処理をする必要があります。
はじめに蓋部分の身を取り出して、指で残りの肝を取り出すと良いでしょう。
サザエのおすすめ保存方法は?
サザエを保存する際は、鮮度の状態によっておすすめの保存方法が異なります。
新鮮なサザエは生かしたまま保存するのがおすすめです。
サザエは傷むスピードが速い為、鮮度を確認したらすぐに正しい保存方法で生かしたまま保存しておきましょう。
鮮度が良くないとどんどん鮮度が落ちてしまうので、茹でてから冷凍保存しておくことをお勧めします。
【冷蔵】サザエの保存方法・賞味期限
ここでは、サザエの冷蔵保存方法と賞味期限の目安を紹介します。
サザエの冷蔵保存方法
サザエを生かして冷蔵保存する方法は以下の通りです。
- タッパーに新聞紙またはキッチンペーパーを敷く
- 食塩水を作り、タッパーに敷いた紙に染み込ませる
- 殻つきサザエを並べる
- その上に水道水で濡らした新聞紙(キッチンペーパー)を被せる
- 冷蔵庫の野菜室に入れて保存する
生きたまま冷蔵保存をする際は、浅い容器に入れるとサザエが逃げてしまう恐れがあるので必ず深めの容器に入れましょう。
賞味期限の目安
サザエを生かしたまま冷蔵保存した場合の賞味期限は以下の通りです。
- 夏場:2~3日
- 冬場:3~4日
賞味期限以内であっても鮮度が落ちてしまうことがあるので時々状態をチェックしておくことも大切です。
悪臭がある場合は腐っているので食べずに処分しましょう。
【茹でて冷凍】サザエの保存方法・賞味期限
続いては、サザエを茹でてから冷凍保存する方法と賞味期限の目安を紹介します。
冷凍保存方法
まずはサザエの茹で方を紹介します。
- サザエの殻の表面をタワシで良く洗う
- 鍋に殻つきサザエを入れて水をたっぷり入れる
- 10分ほど茹でてザルにあげる
殻つきの状態で冷凍保存する場合は、粗熱が取れたらそのままタッパーに入れて冷凍保存しましょう。
サザエの身だけを冷凍保存する方法は以下の通りです。
- サザエの粗熱をとる
- 金属トレーにサザエを並べる
- そのまま冷凍庫に入れて凍らせる
- 凍ったら保存袋にいれて冷凍保存する
サザエの身だけを冷凍する場合は金属トレーに並べて急速冷凍をすると鮮度を保つことができます。
茹でているので肝部分も食べることはできますが気になる場合は取り除きましょう。
賞味期限の目安
サザエを冷凍保存した場合の賞味期限は約1ヶ月~半年です。
ただし、茹でて冷凍保存をしても日が経つと品質は落ちてしまうので、早めに食べきることをおすすめします。
冷凍サザエの解凍方法
冷凍したサザエの解凍方法は以下の2通りです。
- 壺焼き:そのまま焼く
- 刺身:ボイルして解凍
壺焼きにする場合は、凍ったままの状態で焼くことが可能です。お好みで醤油やお酒など味をつければすぐに食べることができます。
サザエを刺身にする場合は、茹でてから冷凍をしていても菌が繁殖している恐れがあるので、食べる前に10分ほど茹でてからお刺身にしましょう。