おせちなどの祝い料理に欠かせない「なます」は、さっぱりとしていて食べやすいですよね。
なますは手軽に作れるので作り置きもおすすめですが、一体どのくらい日持ちするのでしょうか?
今回は、なますの賞味期限の目安を【味付け別】に紹介します。
なますが腐るとどうなるのか・日持ちする冷凍保存方法・なますを作る際の日持ちポイントもまとめましたのでぜひ参考にしてみてくださいね。
目次 -お好きなところからお読み下さい-
なますの賞味期限の目安は?
なますは、作り方によって賞味期限がそれぞれ異なるようです。
まずは、なますの賞味期限の目安を【紅白/きゅうり/柚子/柿】の種類別に紹介していきます。
紅白なますの賞味期限
紅白なますの賞味期限は約4~7日です。
おせち料理の定番である大根とにんじんの紅白なますは、殺菌効果のあるお酢で味付けされているため長く日持ちします。
ただし、合わせ酢などの他の調味料が加えられている場合は殺菌効果が落ちて日持ちしなくなってしまうので注意しましょう。
きゅうりなますの賞味期限
きゅうりなますの賞味期限は約3日です。
きゅうりは日が経つと水分が出てしまい味が落ちてしまうので冷凍保存や作り置きには不向きです。早めに食べきることをお勧めします。
柚子なますの賞味期限
柚子なますの賞味期限は約3~4日です。
紅白なますに柚子の皮と果汁を加えた柚子なますは、フルーティーな味わいでさっぱりと食べられます。
柚子なますを保存する際は、乾燥を防ぐためにも密閉できる容器に入れておきましょう。
柿なますの賞味期限
柿なますの賞味期限は約3日です。
柿なますは、柿の甘さがなますの酸味を和らげるため、酸味が苦手な方でも食べやすいのが特徴です。
なますが腐るとどうなるの?
なますは賞味期限が過ぎると水分が出て傷みはじめます。
腐ったなますの特徴は以下の通りです。
- 糸を引いている
- 変色している
- カビが生えている
- 変なニオイがする
- 食べると舌がピリピリする
なますが腐っていないか心配な場合は、口に入れる前に臭いや見た目に変化がないか確かめましょう。
なますが腐ると、茶色に変色したりカビが生えます。また、酢のニオイとは違う生ごみのような異臭がする場合も腐っているので食べると危険です。
間違って口に入れてしまった場合は、舌がピリピリしたり苦みを感じることがあるので、変な味がしたらすぐに破棄しましょう。
【冷凍】なますの日持ちする保存方法
なますは手軽に作れるお惣菜の一つですが、作り置きをする際は冷凍保存がおすすめです!
- 具材を千切りにして材料と甘酢を和える
- 保存袋に甘酢ごと入れる
- 空気を抜いて密閉させる
- 平らにしてトレーにのせて冷凍保存する
上記の方法でなますを冷凍保存すれば3~4週間賞味期限を伸ばすことができます。
なますを冷凍する際は、具材の食感を保つためにも大根を太め・にんじんは薄めにカットするのがおすすめです。
大根を冷凍すると、繊維が壊れてシャキっとした食感が失われてしまいます。大根を3㎜の棒状に切ることで食感を落とさないように解凍することができます。
反対に、にんじんは太めに切ると食感が変わってしまいます。にんじんは薄く細切りにしたほうが美味しく解凍できます。
なますを作る際の日持ちポイント
なますはポイントをおさえて正しく作ることでさらに日持ちさせることができます。
なますを作り置きをする際はぜひ参考にしてみてくださいね。
塩を振って水分をとる
大根やにんじんなどの水分が多い野菜は、塩を振りかけることで水気を切ることができます。
水気を切らずに作ってしまうと水分が出て腐りやすくなるので、塩をしっかりと振り水分を出すことで日持ちしやすくなります。
具材を炒めてから作る
ごま油を熱したフライパンで千切りにした具材を炒めましょう。炒めた後に甘酢をかける「炒めなます」は、生のなますよりも日持ちするほか、おかずにもピッタリなのでぜひお試しください。