白菜はなぜ冷凍保存が難しいと言われているのでしょうか?白菜を美味しく冷凍する方法はあるのでしょうか?
今回は、冷凍した白菜が美味しくない理由・白菜を美味しく冷凍保存する方法・賞味期限の目安・解凍のコツを紹介します。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次 -お好きなところからお読み下さい-
冷凍した白菜が美味しくない理由
冷凍した白菜を調理に使う際、ぶよぶよとした食感になり美味しくないと感じることがあります。
冷凍した白菜が美味しくなくなってしまう原因は、解凍時の水分が原因です。
冷凍白菜を解凍した時の特徴は以下の通りです。
- 食感が柔らかい
- ニオイが強い
- ぶよぶよしている
白菜は解凍をすると食物繊維が壊れてぶよぶよとした食感になってしまいます。さらに解凍時に水分が抜けて、白菜のニオイの原因となる栄養価が流れ出てニオイまで強くなることもあります。
冷凍白菜に向いている料理・不向きの料理
冷凍白菜は食感が変わる為、向き・不向きな料理があります。
白菜の冷凍保存を考えている方は、向き・不向きの料理をチェックしておきましょう。
【冷凍白菜に向いている料理】
- スープ
- キムチ
- グラタン
- 鍋物
【冷凍白菜に不向きな料理】
- サラダ
- 炒め物
冷凍した白菜は食感が柔らかくなるため、サラダや炒め物などの食感を味わう料理には不向きといえます。
柔らかくなった白菜は、スープや鍋物のなどに活用すると栄養を逃さずに摂取できるのでおすすめです。
白菜を美味しく冷凍保存する方法・賞味期限の目安
白菜は生のままでも冷凍することができますが、調理法が決まっている場合は茹でてから冷凍することをおすすめします。
ここでは、白菜の冷凍保存方法を【生のまま保存】と【茹でてから保存】別に紹介します。
白菜を生のまま冷凍保存する方法
白菜を生のまま冷凍保存する方法は以下の通りです。
- 白菜を好きな大きさにカットする
- ジップ付き保存袋に入れる
- 空気を抜いて密閉する
白菜を生の状態で冷凍保存するとかさばってしまいますが、生で保存をしておくと、後から茹でたりサラダや漬物にも活用できるので、調理法が決まっていない場合は生のまま冷凍することをおすすめします。
茹でてから冷凍保存する方法
白菜を茹でてから冷凍保存する方法を紹介します。
- 白菜を洗い、好きな大きさにカットする
- 鍋でお湯を沸かす
- 塩を入れる
- 白菜を1分ほど硬めに茹でる
- 水分を拭きとってジップ付き保存袋にいれる
- 空気を抜いて密閉させて冷凍庫に入れる
白菜を茹でるとかさが減るので、大量に冷凍保存したい場合におすすめです。
また、一度茹でているため、調理する際に火が通りやすく時短にもなります。
白菜の水分が残ったまま冷凍保存するとニオイが強くなってしまうので、必ず水分をしっかり拭きとってから冷凍保存しましょう。
冷凍白菜の賞味期限
冷凍した白菜の賞味期限は約1ヶ月です。
白菜を冷凍保存すると冷蔵保存に比べ長く日持ちしますが、以下のような特徴が現れた場合は傷んでいる可能性があるので食べないようにしましょう。
- カビが生えている
- ヌメリがある
- 異臭がする
- 黒く変色している
冷凍白菜を解凍した際にこのような特徴が一つでも見られた場合は食べるのを避けた方が安心です。
冷凍した白菜を解凍するコツは?
続いては、冷凍した白菜の解凍方法を紹介します。
冷凍白菜はそのまま調理に使おう
冷凍した白菜は、冷凍のまま調理に活用するのが基本です。
白菜は水分が多い野菜なので解凍をすると栄養が一緒に流れてしまいます。調理をする場合は栄養を逃さないためにも解凍せずにそのまま鍋に加えましょう。
生の状態で食べる場合は自然解凍でも問題なくキムチや漬物などに活用できます。
電子レンジで軽く解凍することも可能
水っぽさが気になる場合は、電子レンジで軽く解凍して水分を拭きとると水っぽくならずに解凍できます。
シャキッとした食感のまま炒め物やサラダなどに使いたい場合におすすめの解凍方法です。
軽く解凍をして水分をしっかり拭きとることで、シャキッとした食感を保つほか、サラダに使う場合もドレッシングに絡みやすくなります。