生クリームとホイップクリームの違いとは

生クリームとホイップクリームの違いは、原材料です。生クリームは原材料が動物性油脂のみで、添加物などは一切入っていません。それに対し、ホイップクリームの原材料は、動物性油脂と植物性油脂の場合や植物性油脂のみの場合があります。そして乳化剤と安定剤が入っていることが多いです。
そのため、色味・安定性・賞味期限などが変わってきます。
生クリームはやや黄色っぽい白色をしており、泡立てたあと数十分ほどで形が崩れてしまいます。また添加物が入っていない為、賞味期限は短いです。
ホイップクリームは真っ白な色をしており、安定剤が入っていれば泡立てたあと長時間形状を維持できるほど安定性が高いです。そして賞味期限が長く、使いやすいです。

ホイップするときになぜ氷水を使うのか

ふわふわの泡に仕立てるために、ホイッパーでかきまぜて作ります。
ボウルの下に、さらに氷水のボウルを置いて重ねた状態でかきまぜるのが基本です。

これは、ホイップクリームが分離しないためです。
キメの細かいホイップを作るためには、冷やしながら泡立てる必要があります。

ホイップクリームを作る時には、空気と混ぜるようにして泡立てます。
この空気と混ぜるときに、ホイップクリームの温度が上昇します。
温度が上がるとホイップクリームが分離してしまう原因となり、泡がまとまらなくなります。

ホイップクリームが分離しないためには、低い温度が必要です。
ですが、いくら氷水で冷やしながら作っても泡立て過ぎたら、かえって分離してしまうので注意しましょう。

生クリーム類は冷凍できるのか

泡立てたあとのホイップクリームは日持ちしないもの。
空気を混ぜながら作るため、空気中の細菌が入って増殖してしまうためです。
翌日に食べれそうにないけれど、余ったホイップクリームが勿体ない。
そんなときには、冷凍保存がオススメです。
３週間ほど日持ちするといわれています。

クリームはツノが立つくらいに泡立てれば、冷凍することができます。
使いたいかたちにあわせてホイップをしぼりだして、密封容器にいれて冷凍します。
または、ジップロックなどの密封袋で空気をいれないようにして冷凍保存ができます。

食べる時には、冷蔵庫内に移してゆっくり解凍させましょう。
冷凍された業務用ホイップクリームと同様に、冷蔵庫内で時間をおいて解凍しましょう。

生クリームとホイップクリームカロリーの違い

では、生クリームとホイップのカロリーの違いについて見てみましょう。

まず、動物性脂肪の生クリームは100ｇあたり433kcalです。

それに対して植物性のホイップは100ｇあたり392kcalです。

動物性の生クリームのほうが植物性のホイップクリームに比べて約40kcalもカロリーが高いと言えます。

多くの商品は1パック２００ｇですので、１パック使い切るとこのカロリーの倍です。また、ここに砂糖のカロリーが加わりますのでさらにカロリーは高くなります。

生クリームとホイップクリームを食べすぎるとどうなる？

生クリームもホイップクリームもお菓子やスイーツに使われており、美味しくて食べ過ぎてしまうことがあるかもしれません。食べ過ぎるとどうなるでしょうか？
生クリームもホイップクリームも原料の脂肪分が30%や40%など高い食べ物です。そして砂糖なども加えており甘くしてあります。つまり、脂肪と糖分を食べ過ぎた場合と同じになります。つまり肥満になり生活習慣病になります。糖尿病・高血圧・高脂血症などになります。そして生活習慣を変えずにそのままでいると、手足の切断をしたり、病院で入院生活がずっと続いたりすることになります。
生クリームもホイップクリームは美味しいですが、ほどほどが大切です。食べ過ぎには注意しましょう。

生クリームとホイップクリームどっちがおすすめ？

動物性の生クリームと植物性のホイップ。冷凍で販売されるホイップは解凍さえすればすぐに使えるという手軽さが良く、また、賞味期限が長いのはとても便利です。クリームのコクを求めるならば生クリームの方をおススメします。ケーキなどのお菓子はもちろんですが、ウインナーコーヒーにしても格別です。しかし、カロリーはとても高いですので、ついつい食べたくなりますが注意が必要です。カロリーを控えたい人は動物性の生クリームよりもホイップを選んだり、クリームに入れる砂糖を他の甘味料にかえたりして工夫すると良いと思います。

ケーキのコーティングに…飲み物の上にのせて…デザートの飾りつけに…様々なシチュエーションでクリームを楽しみたいですね。