うどんときしめんの違いとは
この記事では
- うどんとは
- きしめんとは
- うどんときしめんの違いとは
- きしめんはなぜ平たいのか
- うどんの歴史とは
- うどんときしめんのカロリーの違いは?
- うどんときしめんのアレンジ方法
についてまとめました。
結論!うどんときしめんの違いとは
麺の太さと、形状です。うどんは、長径が1.7mm以上に成形したもので、丸や四角の断面になっています。
きしめんは、幅を4.5mm以上とし、 厚さを2.0mm未満の帯状に成形したもので、平たくて薄い帯状の麺です。
目次 -お好きなところからお読み下さい-
うどんとは
うどんとは、小麦粉と水と食塩を練り合わせて、 細く伸ばして切った麺類のことです。 つなぎとしてたまご等を混ぜる場合もありますが、 作る人や店、地域、あわせるだしによってそのレシピは異なります。 製法にも様々な違いがあり、小麦粉を塗り上げて綿棒などで板状に伸ばし、畳んでから麺切り包丁で細く切って生成するか、引き伸ばして乾燥させて生成したりと方法はは多様です。種類は、手打ちうどん、手延べうどんと機械麺のうどんがあります。JASの規定では、長径が1.7mm以上に成形したものをうどんと定義しています。漢字では「饂飩」と書きます。有名なうどんとして香川県の「讃岐うどん」、秋田県の「稲庭うどん」、長崎県の「五島うどん」等があります。
きしめんとは
きしめんとは、幅が広く、薄い麺のことです。 愛知県の名物としても有名で「名古屋きしめん」とも呼ばれています。 しかし、幅広い麺として有名な「ひもかわうどん」は群馬の郷土料理や、、平うどんの「しのうどん」は岡山県の名物で、名古屋きしめんに似たものが多く、きしめんとしての製法は各地に広がっており、独自の文化があるようです。JASの規定では、 幅が4.5mm以上、厚さが2.0mm未満の帯状に成形したもの を「きしめん」と定義します。 また「ひらめん」「ひもかわ」と表記しても大丈夫です。昔ながらの製法では、きしめんの方がうどんより塩分が多めに添加されており、麺を伸ばす際に使う綿棒は、うどんより細い麺棒が使われているようです。
うどんときしめんの違いとは
特に大きな違いは、麺の太さと、形状です。
うどんは、長径が1.7mm以上に成形したもので、丸や四角の断面になっています。
きしめんは、幅を4.5mm以上とし、 厚さを2.0mm未満の帯状に成形したもので、平たくて薄い帯状の麺です。
うどんに比べてきしめんは薄く伸ばすので歯ごたえがなく、ツルっと食べられるので、茹で時間が短いという特徴があります。
伝統的な製法では、きしめんの方がうどんより塩分が多めに配合されていて、伸ばす際に使う麺棒は、うどんより細い麺棒が使われていました。
きしめんは薄いため、製造途中で切れたり折れたりするので、塩分を多めにして生地を固くしてから作る必要があったのが背景です。
きしめんはなぜ平たいのか
きしめんは江戸時代の尾張・三河地域(現・愛知県)が発祥とされています。
愛知県刈谷市の「平打ちうどん」がルーツといわれています。
麺を平たくすると熱が入りやすく、茹であがりの時間が短くなります。
きしめんの茹で時間は、うどんより3分程度短くなるものが多いです。
平たく作られる理由とは何でしょうか。
江戸時代の当時、尾張三河地域の性質が倹約につとめていたことから、経済的コストが低くするため麺を平たくするようになったなど、諸説あります。
麺を平たくすることで、つゆとの絡みがよくなり味付けの面からも県民に愛されてきました。
平たい麺につゆが絡んだときの味つけが好みであることも、麺を平たくする理由のひとつかもしれません。
うどんの歴史とは
うどんは、奈良時代に中国から伝わった「こんとん」をアレンジしたものといわれています。
こんとんは、麺のかたちではなくお団子のようなかたちをしていたとのこと。
アレンジしていくなかで、こんとんの読み方が変化していき「うどん」となりました。
うどんの生産量が日本一なのは、香川県です。
香川県発祥の「讃岐うどん」は、中国に遣唐使として派遣された弘法大師 空海が帰国後にうどんの製法を持ち帰ったという説もあります。
ですが、この説は後の時代の者が後づけしたのではないかともいわれており、真偽は定かでありません。
香川県は瀬戸内海に面し、日本では珍しく雨が少ない地域で小麦作りに適していました。
瀬戸内海の気候は、地中海の気候と似ているといわれており、レモンやオリーブづくりがさかんな地域です。
讃岐うどんは、小麦粉・水・塩だけからできています。
塩づくりがさかんなことからも、香川県のうどん文化を後押ししました。
うどんづくりが発展しやすい気候に恵まれていたといえるでしょう。
うどんときしめんのカロリーの違いは?
うどんもきしめんも原材料はほぼ同じなので、同じ量であればカロリーは変わりません。
うどん 100g:130kcal
きしめん 100g:137kcal
若干塩分量の多い、きしめんの方がカロリーは高めです。
さらにここに、スープや具材が乗りますので、大きく変わる可能性があります。
うどんは、醤油をかけるだけのものや、そこにたまごを入れるもの、だしスープをかけるものと多岐に渡ります。
きしめんも濃いめのスープや、味噌煮込みにしたり、様々なアレンジがあります。
うどんも、きしめんもスープや、天ぷら等をのせていくと、どんどんカロリーが上がっていくので、ラーメンと変わらないぐらいのカロリーになる可能性があります。
うどんときしめんのアレンジ方法
うどんときしめんの冷凍麺をどうにかして飽きないようにアレンジしたいですよね。
そこで、おすすめのアレンジ方法を紹介します。
・パスタにアレンジ
家に余っている、パスタソースや、ケチャップと野菜でナポリタン風にと、パスタと同じ要領で、つくれば、毎日うどんが続くよりも、飽きが来なく、おいしいです。
・台湾まぜそば風にアレンジ!
台湾ミンチを自作するか、レトルトのものを使うと簡単につくることができます。あとは、ニラ、玉ねぎ、にんにくさえあればOKです。
・ドーナツにアレンジで、スイーツに!
1ビニール袋にうどん(冷めたもの)、粉砂糖(大さじ1.5杯)、小麦粉(大さじ4)を入れて、袋の口をしっかり押さえ振ります。
2まな板などに小麦粉を振り、めんを6~7本並べて両端を押しつぶしねじり、丸や、棒状にしておきます。
3フライパンにサラダ油を半分程入れ180度位に温まれば、形を整えたうどんを入れ3~4分きつね色になるまで揚げます。
4最後に、残りの粉砂糖や、溶かしたチョコレートをかければ完成です。!
外はサクサク、中はもちもちで美味しいです。フレンチクルーラーに見た目や食感が似ています。