揚げ物が冷凍保存できることを知っていますか?
今回は、揚げ物の冷凍保存方法と賞味期限の目安を【揚げる前】と【揚げた後】にわけて紹介します。
さらに、冷凍揚げ物の解凍方法や腐るとどうなるのかも解説しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次 -お好きなところからお読み下さい-
揚げ物は冷凍できる?
揚げ物は作るのに時間も手間もかかるので、まとめて作って保存出来たらとても便利ですよね。
揚げ物は冷凍保存をすることで長期保存ができるので試してみてください。手作りの他にも惣菜で買った揚げ物なども冷凍保存ができます。
しかし、揚げ物の食材によっては冷凍ができない場合も。
豆腐やじゃがいも、葉物野菜などは冷凍保存を避けましょう。
揚げる前・揚げた後どちらでも冷凍できる
カキフライやエビフライ、コロッケなどの揚げ物は、揚げる前でも揚げた後でも冷凍保存ができます。
揚げる前の揚げ物を冷凍しておけば、食べる前に油で揚げるとサクサクに仕上がります。
揚げた後の揚げ物は、電子レンジなどで温めるだけで簡単に食べられるので時短になります。
カリカリな揚げ物を食べたい場合は揚げる前に冷凍保存、時短重視で簡単に食べたい場合は揚げた後に冷凍保存しましょう。
【揚げる前】揚げ物の冷凍保存方法と賞味期限
揚げる前の揚げ物は、下味をつけた状態・衣までつけた状態どちらでも冷凍保存することができます。
まずは、揚げる前の揚げ物の冷凍保存方法と賞味期限の目安を紹介します。
揚げる前の冷凍保存方法
揚げる前の揚げ物の冷凍保存方法は以下の通りです。
- 食材に下地をつける(衣をつけても良い)
- 食べきる量に分けてラップでくるむ
- 2を重ならないように保存袋に入れる
- 空気を抜いて密封する
- 金属トレイにのせて急速冷凍する
揚げ物を冷凍保存で日持ちさせるためには、なるべく空気に触れないように保存させることが大切です。
冷凍中に食材に下味が浸透し食べる前に衣をつけて揚げることでサクサクに美味しく仕上がります。また、衣までつけて冷凍保存することもできますが、水分を吸ってしまい、揚げた時に衣が水っぽくなってしまいます。
賞味期限の目安
揚げる前の揚げ物を冷凍保存した場合の賞味期限は約1ヶ月です。
揚げる前の状態なので油の酸化は心配ありませんが、保存期間が長いほど劣化も進みますのでなるべく早めに食べきることをお勧めします。
【揚げた後】揚げ物の冷凍保存方法・賞味期限
揚げた後の揚げ物を冷凍しておくと、解凍時の時短になりとても便利です。
続いては、揚げた後の揚げ物の冷凍保存方法と賞味期限の目安を紹介します。
揚げた後の冷凍保存方法
揚げた後の揚げ物の冷凍保存方法は以下の通りです。
- 揚げ物の粗熱をしっかりとる
- 1つずつラップでしっかりとくるむ
- 2の揚げ物が重ならないように保存袋に入れる
- 空気を抜いて密封する
- 金属トレイに乗せて冷凍庫で急速冷凍する
揚げ物を冷凍保存する際は空気が触れない状態で保存することが大切です。
さらに、金属トレイにのせて急速冷凍をすることで食材の組織が壊れにくくなり美味しさを保つことができます。
賞味期限の目安
揚げた後の揚げ物を冷凍保存した場合の賞味期限は、約1ヶ月です。
正しく冷凍保存をしていても保存期間が長いほど劣化は進みますので、なるべく早めに食べきりましょう。
冷凍した揚げ物を解凍するコツ
ここからは、冷凍した揚げ物を解凍するコツや揚げ方を紹介します。
揚げる前の冷凍揚げ物の場合
揚げる前の冷凍揚げ物の場合は、解凍してから揚げることが基本ですが解凍せずすぐに揚げる方法【コールドスタート】もあります。しかし、この方法は衣をつけて冷凍した場合に限ります。
常温の油に解凍していない揚げ物をそのまま入れて火にかけましょう。
冷凍揚げ物の水分が跳ねることなく外側がしっかりとあがる頃には中身もしっかり火が通り食べられるようになります。
揚げた後の冷凍揚げ物の場合
揚げた後の冷凍揚げ物の場合は、電子レンジを使って加熱をすればすぐに食べられますが、オーブントースターを使って解凍する方法がおすすめです。オーブントースターで加熱をすれば、水分が飛び、油が出やすくサクサクに仕上がります。
時間があるときは、電子レンジで中身まで解凍した上でオーブントースターで仕上げると、美味しく食べられますよ。
冷凍した揚げ物が腐るとどうなるの?
冷凍保存をした揚げ物も賞味期限が切れて腐るとどのような変化が現れるのでしょうか?
腐ってしまった冷凍揚げ物の特徴は以下の通りです。
- 揚げ物が入った袋が膨らんでいる
- 揚げ物に霜がついている
- 冷凍焼けを起こしている
特に、一度保存袋を開封してしまった場合、酸化が進んで劣化している可能性があります。
長期保存をした揚げ物を食べる際は、上記のような特徴がないか必ず確かめましょう。