イチボという部位をご存知ですか?
牛も馬もお尻の部分ですが、実はその場所や味わいや食べ方が違うんです。
そこで今回は、
牛と馬のイチボの違い
馬肉は馬刺しでも安心な理由
馬刺しのイチボの美味しい食べ方
についてご紹介します!
イチボ! pic.twitter.com/0lbNS1XfmI
— ぶたサン (@butasannodouga) September 19, 2022
馬刺しのイチボ! pic.twitter.com/PvDIKpATA6
— yuuka@副店長 (@sugenori) August 6, 2022
目次 -お好きなところからお読み下さい-
牛と馬のイチボの違いは?
牛と馬のイチボの違いはこちら↓↓↓
・部位が違う
牛のお尻の肉にはこのイチボとランプ(ラム)という部位があり、サーロインになる部分の腰から続くお尻の肉のランプという部位の下でお尻の外側の部位を牛肉のイチボと呼びます。
それに対し、馬のお尻の部分の肉にはイチボのほかにランプとギザギザと呼ばれる部位があります。
馬は腰がロースにあたりそこからお尻の部分である部位がランプ、そのランプと内ももと外モモ肉に挟まれる部位が馬のイチボです。
・味と食べ方 が違う
牛肉のイチボの味は、弾力があり赤身部分が多いので濃厚な肉の味が楽しめます。
食べ方はステーキでさっと炙ってレアでいただくほか、塊をローストビーフにして楽しめます。
馬のイチボの味は赤身にほどよく脂が入っていて柔らかい肉質です。
食べ方は馬刺しやユッケが人気です。
牛と馬のイチボは、部位や味や食べ方が違うことがわかりました。
馬のイチボは牛と違ってヘルシーで生でも食べられるので、ダイエット中の方や筋トレ中の方などに特におすすめです。
馬肉は馬刺しでも安心な理由は?
馬肉が安全な理由 はこちら↓↓↓
①馬の体温が高く食中毒になりにくい
馬は37~38度と30度前半である他の食肉用動物に比べて体温が高いため、食中毒の原因となる病原菌が生息できません。つまり病原菌を保菌していない特徴があるため、食中毒の原因となりにくいと言えます。
②衛生管理の徹底
通常市販されたり店舗で提供されたりする馬刺しや馬レバ刺しは、食肉用の処理をする過程で生食用食肉の衛生ガイドラインをしっかりと守り衛生管理を徹底しています。
処理過程で処理をする人や調理器具から病原菌がうつることがないように、肉の管理方法や調理器具の消毒などが決められています。
この安全基準をクリアしたものしか提供されないので安心して食べることができます。
③冷凍処理で寄生虫を死滅
馬にはザルコシスティス・フェアリーと呼ばれる寄生虫が生息していますが、この寄生虫は、人間の体内では生きることができません。
しかし大量にザルコシスティス・フェアリーが寄生する馬肉を食べると下痢や軽い嘔吐などの症状を起こしてしまうので、事前に馬肉に冷凍処理が施すことが義務づけられています。通常マイナス20度で48時間以上馬肉を冷凍すれば寄生虫は死滅します。この過程を経ることでザルコシスティス・フェアリーによる食中毒を防ぐことができます。
馬の特徴に加え、衛生管理の徹底がされていることも安心して生で食べられる理由なんですね。
馬刺しのイチボの美味しい食べ方は?
馬刺しで食べるイチボの美味しい食べ方はこちら↓↓↓
①上手に解凍する
冷凍してある馬肉をおいしく食べるにはまず上手に解凍することがポイントです。
冷凍の馬肉の上手な解凍の仕方は、まず氷水をはったボールに凍ったままの未開封のパックを10分ほど浸けます。
お肉の真ん中がまだ凍っている状態まで解凍できればOK!
そうすればカットしやすくなり食べるときにちょうどやわらかくなります。
電子レンジなどで急激に解凍する方法は、うま味成分や美味しい脂が流れて台無しになってしまうのでおすすめしません。
②おろししょうがやもみじおろしを薬味に使用する
解凍できたら2~3mmくらいの厚さにカットして器に盛りましょう。
薬味にはすりおろしたニンニクや生姜がおすすめです。
正しい解凍方法と薬味をプラスしてイチボを美味しく召し上がってくださいね。
まとめ
今回は、 牛と馬のイチボの違い、馬肉は馬刺しでも安心な理由、馬刺しのイチボの美味しい食べ方についてご紹介させていただきました!
・牛と馬のイチボの違いは、・部位が違う・味と食べ方 が違う。
・馬肉が安全な理由 は①馬の体温が高く食中毒になりにくい②衛生管理の徹底③冷凍処理で寄生虫を死滅
・馬刺しのイチボの美味しい食べ方は、①上手に解凍する②おろししょうがやもみじおろしを薬味に使用する
馬刺しのイチボを美味しい食べ方でより良いひと時をお過ごしください。
最後までご覧いただきありがとうございました!!!