栄養価が高くダイエットや健康維持にも効果的である馬肉。
スーパーや通販など冷凍食品として販売されることが増えてきました。
しかし、馬刺しを購入する際にどの産地を選べば良いのか悩まれたことはありませんか?
そこで今回は、
馬肉の生産・消費ランキング
馬肉の産地による違い
どの表記が本当の国産か
についてご紹介します!
馬刺しの生産、消費ランキング1位は共に熊本県でした!
目次 -お好きなところからお読み下さい-
馬肉の生産・消費ランキング
馬肉の生産ランキング
平成30年の馬肉の都道府県別生産量のランキングはこちら↓↓↓
1位 | 熊本県 | 1,577トン |
2位 | 福島県 | 777トン |
3位 | 青森県 | 478トン |
4位 | 福岡県 | 412トン |
5位 | 山梨県 | 190トン |
トップは熊本県で圧倒的な生産量ですね!
ランキングによると、熊本県や福岡県の九州地方と福島県や青森県の東北地方での生産が盛んですね。
馬肉の消費ランキング
平成27年の馬肉の消費量(購入額)のランキングはこちら↓↓↓
1位 | 熊本県 | 1,912円 |
2位 | 北海道 | 1,842円 |
3位 | 香川県 | 1,251円 |
全国平均は821円で、生産量と同様に熊本県が消費量もトップとなっています。
県内に馬肉専門店が多いことも理由の1つと考えられます。
馬肉の産地による違いは?
産地による味や食感などの特徴をご紹介します!
熊本県産
・「重種馬」という800kg~1トン以上まで育つ馬を中心に育てられている。
・馬には秘伝の配合飼料が与えられていて、1年半かけて1トン以上の大きさに育ててから出荷されるためサシが入りやすく、牛肉のような美味しい霜降り肉となる。
・食感は、とろけるような柔らかさでジューシーな肉汁と濃厚な甘みを楽しむことができる。
・馬刺しとして食べる場合、一般的に薬味として生姜やにんにくを上に乗せて食べることが多い。
・熊本県内の畜産農家では解体・部位ごとの処理・真空パックまでの時間をなるべく短くして、馬肉をできるだけ新鮮な状態で出荷している。
福島県産
・「軽種馬」という600kg前後の競走馬やサラブレットとして育てられる馬を中心に飼育されている。
・サシの少ないあっさりとした赤身の肉。
・馬刺しに唐辛子と味噌を混ぜた「辛味噌」や醤油で食べることが一般的。
カナダ産
・カナダでは政府認定のBouvry社で飼育された馬肉が大半を占めている。
・アルバータ州の広大な敷地で、特許製法の飼料を与えながら日本人好みの味に飼育している。
・カナダで馬肉をまだ温かい状態で脱骨する「温屠体カット」という方法で解体し、X線検査後に冷蔵箱詰めし、その後日本に空輸し、Bouvry社の認定工場で厳格な基準のもと個食の真空パックにされている。
アルゼンチン産
・アルゼンチンでは在来種系の馬を放し飼いに近い形で飼育されている。
・穀物だけでなく牧草や野草を含めたバランスの良い飼料を食べているので、健康的で生命力の強い馬となっている。
・アルゼンチン産の馬肉は「地鶏」のような味わいと表現されることがある。
・余分な脂肪がなく引き締まっているので、あっさりとした赤身を楽しむことができる。
・霜降り部分でも熊本県産やカナダ産と比べサシが少ないため、馬肉に苦手意識を持っている方でもさっぱりと食べられる。
産地によって、味や食感などに違いがありますね。
お好みの産地を選ぶ参考にしてくださいね。
どの表記が本当の国産?
国産の正しい表記はこちら↓↓↓
熊本産馬刺し○
熊本馬刺し×
「熊本産馬刺し」と「熊本馬刺し」という表記の違いがあります。
どちらも国産で同じように感じますが、実は馬が生まれた場所が違うんです!
熊本で生まれて熊本で肥育し出荷されるのが「熊本産馬刺し」です。
一方、熊本以外の場所で生まれてから熊本に移動し、そこで4か月以上育ってから出荷されるのが「熊本馬刺し」です。
空輸中の馬はストレスを感じていますので熊本での育成期間が短いと肉質にも影響を及ぼします。
特に熊本の馬刺しは阿蘇という広大な土地で育てるため、ストレスが少ない環境も上質な肉質を生みだす秘訣と言えます。
国産を食べたい!という方は、表記にご注意くださいね。
まとめ
今回は、馬肉の生産・消費ランキング、馬肉の産地による違い、どの表記が本当の国産かについてご紹介させていただきました!
・生産量も消費量も1位は熊本県。
・産地によって味や食感などが違う。
・国産の正しい表記は、「熊本産馬刺し」
お好みの産地は見つかりましたか?
最後までご覧いただきありがとうございました!!!