数日間は美味しく食べられるイメージのあるカレーですが、冷蔵保存すると日持ちしないことを知っていますか?
今回はカレーの日持ちする保存方法を解説します。
カレーの正しい保存方法【冷蔵・冷凍】と賞味期限の目安・腐るとどうなるのかを紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次 -お好きなところからお読み下さい-
カレーの日持ちする保存方法は?
カレーを冷蔵・冷凍した場合、どれくらい日持ちするのでしょうか。まずは、カレーの日持ちする保存方法を解説していきます。
冷蔵保存だとあまり日持ちしない
カレーは数日寝かせると美味しいと言われていて、冷蔵保存を何日もしている人も多いかと思いますが、基本的にカレーを冷蔵保存した場合、2~3日程度しか日持ちしません。
カレーが日持ちしない理由は、じゃがいもに含まれているでんぷんが劣化を早めるからです。そして、カレーはウェルシュ菌が増殖しやすく食中毒の原因となります。
何日も同じ鍋で保存したカレーを食べ続けてしまうと食中毒のリスクが高まりますので注意しましょう。
長期保存なら冷凍保存がおすすめ
カレーを出来るだけ長く保存させたい場合は、冷凍保存がおすすめです。正しい手順で行えば、1ヶ月日持ちさせることが可能です。
カレーの正しい冷蔵保存方法・ポイントは?
ここからは、カレーの正しい冷蔵保存方法を紹介します。ポイントをしっかりと抑えて日持ちさせましょう!
カレーをかき混ぜて粗熱をしっかりとる
カレーの粗熱をしっかりととるためには、そのまま放置するのではなく、しっかりと空気を入れながらかき混ぜて冷ましましょう。
カレーは暑い時期の常温だと5時間ほどしか保存できないので、手早く冷ましたいときは大きなボウルに保冷剤や氷を入れて、その中にカレーが入っている容器を入れてかき混ぜながら冷ますのがベストです。
鍋ごとの保存はNG。保存容器に移しましょう
鍋ごと冷蔵保存をしてしまうと、カレーの中まで完全に冷めていない場合があるので、保存容器に移し替えてから小分けに保存することをおすすめします。手間はかかりますが、酸素が触れる面が多くなるのでウェルシュ菌の増殖を防ぐことができます。
容器を密閉させて冷蔵庫に入れる
カレーを冷蔵保存する際は、容器に入れてしっかりと密閉された状態で保存しましょう。
温かいまま冷蔵庫に入れると、温度の関係で食材が傷みやすくなってしまうので、完全に冷めた状態で保存してください。
冷蔵保存したカレーは鍋で温めるのが良い
冷蔵保存をしたカレーを電子レンジで温めてしまうと、加熱温度のバラつきがでてしまうことがあり、ウェルシュ菌が繁殖しやすくなります。カレーを温めなおすなら、鍋に入れて均等に加熱させましょう。
【冷凍】カレーの日持ちする保存方法
具材がたっぶり入ったカレーは冷凍に不向きと言われていますが、以下の方法で行えば冷凍保存で2週間~1ヶ月は日持ちさせることが可能です。
- カレーの粗熱をとる
- じゃがいもを取り除く、またはつぶす
- ジップ付き保存袋に入れて冷凍庫に入れる
冷凍に不向きと言われているじゃがいもは取り除くか潰してしまいましょう。じゃがいもをつぶす場合は、ジップロックに入れるとじゃがいもがよく見えるので指で簡単につぶせます。
カレーが腐るとどうなるの?
数日寝かせたカレーは美味しいとよく言われますが、基本カレーは日持ちがしないので腐ってないか見分ける必要があります。
腐ったカレーの特徴は以下の通りです。
- カビが生えている
- 糸を引いている
- 水っぽい
- つんとした酸っぱいニオイがする
スパイスが入っていて腐っているか見分けるのが難しいカレーですが、糸を引いている場合は完全に腐っているので破棄しましょう。
長い期間、同じ鍋で保存して食べ続けていると食中毒の危険性があるので注意しましょう。