日本の定番料理「筑前煮」の保存方法は知っていますか?今回は筑前煮の日持ちする保存方法と賞味期限の目安を【冷蔵・冷凍】にわけて紹介します。さらに解凍のコツや、腐るとどうなるのかもまとめましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次 -お好きなところからお読み下さい-
筑前煮の日持ちする保存法は?
食べきれなかった筑前煮はどのように保存すれば日持ちするのでしょうか?筑前煮の向いている保存方法を解説していきます。
常温保存
筑前煮は常温保存した場合、2~6時間程度しか日持ちしません。夏場などの暑い時期は非常に傷みやすくなるので常温保存せずに冷蔵・冷凍保存を行いましょう。
短期保存なら冷蔵保存
筑前煮をすぐに食べる予定があれば、冷蔵保存がおすすめです。また、冷凍に不向きなこんにゃくなどが入っている場合も冷蔵保存が良いでしょう。
保存期間は筑前煮の味付けの濃さによってことなりますので、味付けが薄い場合は3日を目安に食べきりましょう。それ以上長く保存をする場合は品質が落ちてしまうので冷凍保存を活用しましょう。
長期保存なら冷凍保存
筑前煮を長く保存したい場合は冷凍保存をしましょう。ただし、こんにゃくやたけのこなど冷凍保存に不向きの食材が入っていると筑前煮の味が落ちてしまいます。冷凍保存する際は、冷凍に不向きの食材を取り除くか、あらかじめ具材選びに注意するなど工夫が必要です。
【冷蔵】筑前煮の保存方法・賞味期限
ここからは筑前煮の冷蔵保存方法を賞味期限の目安を紹介します。
筑前煮の冷蔵保存方法
筑前煮の冷蔵保存方法は以下の通りです。
- 筑前煮の粗熱をとる
- タッパーなどの密閉容器に煮汁ごと入れる
- しっかりと密閉させて冷蔵庫で保存する
冷蔵保存する際は、お皿に移してラップでかけるよりも、タッパーなどの密閉容器に入れた方が空気に触れず保存できるので日持ちしやすいです。
冷蔵保存した場合の賞味期限の目安
筑前煮を冷蔵保存した際の賞味期限の目安は3~7日ほどです。筑前煮の賞味期限は、味付けの濃さによって差が出ます。濃い味付けにして作り、何度か再加熱をして保存しておくと更に日持ちしやすくなり、最長1週間は長持ちします。
【冷凍】筑前煮の保存方法・賞味期限
筑前煮の冷凍保存方法と賞味期限の目安を紹介します。
筑前煮の冷凍保存方法
筑前煮の冷凍保存方法は以下の通りです。
- 筑前煮の粗熱をしっかり取る
- 冷凍に不向きの食材を取り除く(豆腐・たけのこ・こんにゃくなど)
- 保存袋に入れて空気を抜いて密閉する
- 冷凍庫に入れて保存する
筑前煮を冷凍保存する際は、しっかりと冷ました状態で保存しましょう。1食分に小分けにしておけば、食べる分だけ解凍できるのでとても便利です。
筑前煮の定番具材であるこんにゃくは冷凍すると食感がゴムのようになってしまうので冷凍はおすすめできません。豆腐やたけのこも、冷凍することで中の水分が抜けてスカスカになってしまうので冷凍しないように注意しましょう。
冷凍保存した場合の賞味期限
筑前煮を冷凍保存した場合の賞味期限は約1ヶ月です。煮汁ごと保存することで具材に染み込ませながら乾燥を防ぐことができます。ただし、1ヶ月以上の保存は劣化が進んでしまうので賞味期限を目安に早めに食べきることをおすすめします。
冷凍した筑前煮を解凍するコツは?
冷凍保存した筑前煮の解凍方法は、冷蔵庫で自然解凍がおすすめです。食べる前日に冷凍庫に移しましょう。翌日には解凍されます。
常温でも2~3時間で解凍できます。ただし、夏場などの暑い季節は常温で放置すると傷んでしまうので、冷蔵庫での自然解凍をおすすめします。
また、電子レンジでの加熱解凍も可能です。自然解凍に比べて味は落ちてしまいますが、早く解凍できるので忙しい時は電子レンジで解凍しましょう。
筑前煮が腐るとどうなるの?
筑前煮が腐るとどのような変化が現れるのでしょうか。腐った筑前煮の特徴は以下の通りです。
- 白い膜が張っている
- カビが生えている
- 具材に糸が引いている
- 酸っぱいニオイ・異臭がする
- ネバネバしている
- 具材が溶けている
保存をして日が経っていない筑前煮は、火を通して殺菌すれば食べられる場合があります。
しかし筑前煮は正しい方法で保存をしていても、保存期間が長ければカビや菌が繁殖し、食中毒を引き起こすリスクがあります。
保存した筑前煮を食べる際は、上記のようなニオイ・見た目に変化がないか確かめましょう。一つでもおかしい部分があれば食べずに破棄することをおすすめします。