「未開封なら大丈夫」と長期間保存しがちなペットボトルのお茶ですが、どのくらい日持ちするか知っていますか?今回はペットボトルのお茶の賞味期限の目安を【未開封・開封済み】に分けて紹介します。さらに、腐るとどうなるのか・お茶の日持ちする保存方法もまとめましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次 -お好きなところからお読み下さい-
お茶(ペットボトル)の賞味期限の目安は?
まずはペットボトルのお茶の賞味期限を未開封・開封済みにわけて紹介します。
未開封の場合
未開封のお茶の賞味期限は、メーカーや商品名によって異なりますが、基本的に約半年~1年と記載されています。未開封の場合は記載されている賞味期限を守りましょう。ただし、未開封だからといって劣化が進まないわけではありません。保存期間がながいほど酸化が進み、味も落ちてしまうので早めに飲みきることをおすすめします。
開封済みの場合
開封済みのお茶の賞味期限は、直飲みとコップのみで異なります。
- コップのみ:2~3日
- 直飲み:当日中
開封済みのペットボトル飲料は、お茶に限らず冷蔵保存で約2~3日程度と言われています。直飲みをしていなくても、開封をすると空気に触れて酸化が進むので賞味期限も大幅に早まるのです。
直飲みをした場合はペットボトル内に唾液が入り、菌が繁殖してしまう可能性があるので当日中に飲みきったほうが安全です。当日中に飲みきれない場合はあらかじめコップに移して飲むことをおすすめします。
ペットボトルのお茶が腐るとどうなるの?
ペットボトルのお茶が腐るとどのような変化が現れるのでしょうか。腐ったお茶の特徴を【ニオイ・見た目・味・未開封】にわけて紹介しますので、見分ける際の参考にしてみてください。
ニオイ
賞味期限がすこし過ぎてしまったお茶は、ニオイにそこまで変化がなく、多少香りが弱くなります。この程度の変化なら飲んでも問題はないでしょう。しかし、臭い・酸っぱいニオイを感じた場合は腐っている可能性が高いので破棄しましょう。
見た目
お茶が劣化しはじめると、色が濃くなるのが特徴的です。緑茶が茶色くなったり、ウーロン茶などの濃い色のお茶も更に濃くなります。
味
賞味期限が過ぎたお茶は酸化によって以下のような変化が現れます。
- 味が濃くなる
- 風味が落ちる
さっぱりとした味が特徴である緑茶の賞味期限が過ぎると濃い味に変化します。いつもとは違うおかしな味がしたら腐っている可能性が高いです。
酸化自体は健康に害がないとされていますが、濃くなったお茶を飲むのに心配な時は、一度沸騰してから飲むことをおすすめします。
未開封のお茶が腐っているかどうかの見分け方
未開封のお茶は、どこをみて腐っているかを確かめればよいのでしょうか。未開封のお茶が腐っているかどうかの見分け方は以下の通りです。
- お茶にとろみがある
- ペットボトルの底にカビが生えている
ペットボトルのお茶にはとろみが出る成分は含まれていないことがほとんどなので、とろみを感じたら注意が必要です。とろみを感じたらすぐに破棄しましょう。また、お茶の底に白いカビがみられた場合は注意しましょう。開封後のペットボトル飲料は、空気中の細菌が入りカビが繁殖してしまう恐れがあります。
ペットボトルのお茶を日持ちさせる保存方法
保存が利き、備蓄用にも便利なペットボトル飲料。ここからは日持ちしやすい保存方法・ポイントを紹介します。
- ニオイが強いのものの近くに置かない
- 直射日光を避ける
ペットボトルはニオイが移りやすい材質なので、保存する際はニオイの強いものや、場所は避けて保存しましょう。未開封の場合は常温保存が可能ですが、お茶には熱や光に弱い成分が含まれているので、直射日光・高温多湿の場所を避けて涼しいところで保管しましょう。