冷凍保存は賞味期限があることを知っていますか?今回は、冷凍保存の賞味期限の目安と賞味期限切れの特徴・保存方法・解凍のコツを紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
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冷凍食品に賞味期限はある?
毎日のお弁当や忙しい日などにとても便利な冷凍食品は、つい多くストックしておきたくなりますよね。
冷凍食品は長期保存ができて傷みにくいイメージがありますが、長期保存すると冷凍焼けを起こし油が酸化します。油が酸化したものを食べると健康に良くないため、賞味期限が設定されています。
冷凍食品の賞味期限は?
ここからは冷凍食品の賞味期限の目安を食品ごとに紹介します。
- コロッケ:8~12ヶ月
- ハンバーグ:10~12ヶ月
- シュウマイ:10~12ヶ月
- 春巻き:10~12ヶ月
- 魚フライ:12~18ヶ月
- 米飯類:12~15ヶ月
- うどん:10~12ヶ月
未開封の場合の賞味期限は3~4ヶ月ほどです。ただし、冷凍庫のドアポケットで保存した場合は温度の違いにより1~2ヶ月で食べきることをおすすめします。
賞味期限が過ぎてしまっても腐っていなければ食べることができますが、保存期間が長いほど美味しさは落ちてしまうので、なるべく早めに食べきるようにしましょう。
冷凍食品の賞味期限が切れたらどうなるの?
傷んでいるかどうか見分けづらい冷凍食品ですが、賞味期限が切れて腐ってしまった冷凍食品はどのような変化が現れるのでしょうか。腐った冷凍食品の特徴を紹介していきます。
容器が膨らんでいる
冷凍食品を長時間常温で置いて膨らんでしまった場合は、解凍されてガスが発生している可能性があります。容器が膨らんで腐敗臭がある場合は腐っている可能性が高いので食べずに破棄しましょう。
また、冷凍庫で長期間保存すると冷凍庫の開閉によって温度変化が起き、容器が膨らむことがあります。このような場合は傷んでいないので食べても問題ありません。
霜がたくさんついている
冷凍庫の開閉で温度が上がると食品の水分が溶けて霜ができます。冷凍庫の開閉によって解凍・冷凍が繰り返されて品質が落ちてしまっていることがあるので、たくさん霜がついている場合は食べずに破棄することをおすすめします。
冷凍焼けしている
冷凍焼けとは、水分が抜けて乾燥し、そこから空気が入り酸化することです。冷凍焼けを起こすと食感や風味が変わり美味しさが半減してしまいます。冷凍焼けは腐っているわけではないので食べても問題はありませんが、味が落ちているのでおすすめできません。
冷凍食品の保存方法
ここからは、開封した冷凍食品の保存方法・ポイントを紹介します。
ラップやジップロックで密閉させる
冷凍食品を小分けにしてラップでしっかり包み密着させましょう。さらにジップロックに入れると空気が入りにくく効果的です。
冷凍庫に隙間がないように置く
開封後の冷凍食品は、乾燥を防ぐためにも隙間なく詰め込むことで食品自体が保冷剤代わりとなり冷凍庫の開閉による温度変化を予防できます。
ペットボトルを活用
スイートコーンやミックスベジタブルはペットボトルに入れて蓋をしめて保存することをおすすめします。使うときは振って必要な分だけ取って出せます。幅も取らないので収納をとても楽になります。
冷凍食品を解凍するコツ
冷凍食品の正しい解凍方法を紹介します。
冷凍食品を美味しく解凍するには、記載されている加熱時間を守って温めることが基本です。電子レンジの自動機能を使って温めると加熱しすぎてカチカチになったり焦げてしまうことがあるので注意が必要です。
また、ターンテーブルのある電子レンジは食品を中央に置いて温めると加熱ムラができてしまうので、中央から離れた場所において加熱することがポイントです。
冷凍食品の解凍後は1~2日以内で食べきりましょう。冷凍食品は一度解凍すると劣化が進んでしまいますので解凍したらすぐに食べることをおすすめします。解凍した翌日以降に食べる際は見た目やニオイに変化がないか確かめてから食べてください。