お寿司は冷蔵保存をするとなぜ固くなってしまうのでしょうか。今回は、お寿司を冷蔵庫に入れると固くなる原因・固くなってしまったお寿司を復活させる方法・正しい保存方法・冷蔵保存したお寿司を美味しく食べるコツ・腐るとどうなるのかを紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次 -お好きなところからお読み下さい-
お寿司を冷蔵庫に入れると固くなる原因
お寿司が傷むのを避けるために冷蔵保存をしたら固くなってしまったなんてことよくありますよね。
お寿司を冷蔵庫に入れると固くなる原因は、冷蔵庫内の乾燥と冷えすぎてしまうことです。冷蔵庫内はとくに空気が乾燥しやすいので、お寿司をそのまま冷蔵庫で保存するとシャリやネタの水分が奪われパサつきます。そしてシャリのデンプンが劣化し固い食感になってしまいます。
また、冷蔵庫内の低温もお寿司がまずくなってしまう原因です。一方、スーパーなどで販売されているお寿司も冷蔵で保存されていますが、スーパーは家庭の冷蔵庫と違い、上部が開いているので温度が低くならず乾燥もしません。
スーパーで購入したお寿司は作って時間が経過しているものが多いので、自宅の冷蔵庫で保存すると固くなりやすい傾向にあります。
冷蔵保存をして固くなったお寿司を復活させる方法
冷蔵保存して固くなってしまったお寿司を元の美味しい状態に戻すことが出来ることを知っていますか?冷蔵庫で保存したお寿司が固くなってしまった場合は、シャリのみ電子レンジで20~30秒ほど温めましょう。ネタは温めずに流水ですすぎ、キッチンペーパーで水分を良く拭き取ってください。玉子などの洗えないものはシャリと一緒に温めましょう。
お寿司の正しい保存方法は?
続いては、お寿司が固くならずに美味しい状態のまま冷蔵保存する方法を紹介します。
【冷蔵】お寿司の保存方法
まずは、お寿司を美味しいまま冷蔵保存する方法を紹介します。
- キッチンペーパーを濡らし、上蓋に乗せる
- ラップで容器ごと包んで密閉する
- ラップの上から新聞紙で包んで野菜室にいれる
お寿司は冷蔵庫内の乾燥によって固くなってしまうため、保湿をすることが大切です。キッチンペーパーを濡らして上蓋に乗せましょう。お寿司の上に直接キッチンペーパーを乗せてしまうと水分がお寿司について劣化を進めてしまうので注意が必要です。
キッチンペーパーを置いたら容器ごとラップで隙間なく包み、密閉させることを意識しましょう。さらに、容器ごと新聞紙を巻き、冷蔵庫内で最も温度が高い野菜室に入れましょう。
【常温】季節によっては常温保存も可能
お寿司は季節によって常温保存することが可能です。夏場などの暑い時期はお寿司が傷んでしまうので常温保存はおすすめできませんが、それ以外の涼しい季節で購入後の2~3時間程度なら常温で保管ができます。お寿司を早めに食べる予定があれば、直射日光の当たらない涼しい場所に置いておきましょう。
冷蔵保存したお寿司を美味しく食べるコツ
ここからは、冷蔵保存したお寿司を美味しく食べるコツを紹介します。
購入したら1日以内に食べきる
お寿司を購入したら翌日には食べきることをおすすめします。お寿司は生ものなので傷みやすく鮮度が下がってしまいます。そのため、冷蔵庫で保存した場合でも1日以内に食べましょう。
食べるときに常温に戻す
冷蔵庫で保存したお寿司は、保存する前よりもシャリが固くなってしまうので、お寿司を食べる30分ほど前から包んでおいたラップなどを剥がし、常温で戻しておきましょう。
ただし、お寿司は生ものですので長時間常温で放置しないように注意してください。
お寿司が腐るとどうなるの?
腐ったお寿司の特徴は以下の通りです。
- 変色している
- カビが生えている
- ヌメリがある
- 生ごみ臭・酸っぱいニオイがする
- 粘り気がある
特に夏場などの暑い時期は、すぐに傷んでしまうので注意しましょう。お寿司を持ち帰る際も、上記のような変化がないか確かめてから食べることをおすすめします。