おでんの賞味期限の目安は知っていますか?今回は、おでんの賞味期限と保存方法【常温・冷蔵・冷凍】と常温で日持ちさせる際のポイント、腐るとどうなるのかを紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次 -お好きなところからお読み下さい-
おでんの賞味期限は?
作った翌日に食べると味が染みていて美味しいおでんですが、何日くらい日持ちするのでしょうか。
自家製おでんの常温での日持ちは季節ごとに大きく異なります。冬場などの涼しい季節は常温で2~3日程度。室内が20℃を超えると1日で傷み始めてしまうことがあります。夏場などの暑い時期の常温保存は避けましょう。
市販で売られているレトルト品のおでんの賞味期限は以下の通りです。
- 七彩おでん(キッコーマン):180日
- こてんぐおでん缶(天狗缶詰):5年
- セブンプレミアム:90日
- 紀文:120日
市販で売られているおでんは、パックの場合、常温で約3ヶ月~6ヶ月。缶詰の場合は5年と長期保存が可能なので非常食などにストックしてあると便利ですね。
おでんを常温で日持ちさせる際のポイント
おでんを冬場に常温保存する際のポイントをいくつか紹介していきます。
味は濃いめに作る
一般的なおでんの汁は薄味で菌が繁殖しやすいと言われています。おでんを保存する場合は、いつもよりおでんの汁を濃く作っておくことをおすすめします。食べるときに1食分ずつ鍋に移し水で薄めながら温めましょう。
卵は常温に不向き
おでんの具材のなかでも卵は傷みやすく菌も繁殖し日持ちが悪くなるので、卵は保存せずに食べてしまうか卵だけ保存容器に入れて冷蔵庫で保存しましょう。
1日に1回は加熱する
おでんを常温保存する場合は1日1回加熱しましょう。菌や微生物は約60℃以上で1分間加熱すると死滅します。汁が煮だってから5~10分ほど加熱しましょう。
暖房に注意!
傷みにくい冬場でも暖房の効いた部屋や直射日光の当たる場所で保存するとおでんの気温が上がり傷みやすくなりますので、暖房の効いた場所と直射日光は避けて保存しましょう。
おでんのおすすめの保存方法は?
続いてはおでんのおすすめ保存方法を紹介します。
おでんは冷蔵保存がおすすめ
おでんは冷蔵保存がおすすめです。手間はかかりますが、そのまま保存するよりも日持ちしやすくなるので以下の手順をお試しください。
- おでんを鍋ごと氷水につけて急速に冷ます
- じゃがいも・ちくわぶ・豆腐類・卵類を別容器にいれて密閉
- 大根・肉類を別容器に入れて密閉
- こんにゃく・練り物を別容器に入れて密閉
賞味期限の近い食材にわけて保存することで日持ちしやすくなります。
じゃがいも・ちくわぶ・豆腐類・卵類は1~2日、大根・肉類は2~3日、こんにゃく・練り物は3~5日を目安に食べきりましょう。食べる際はレンジで温めるよりも沸騰するまで火にかけて加熱しましょう。
冷凍保存で長期保存できるが食感は変わる
おでんを冷凍保存すると1ヶ月ほど日持ちします。しかし、おでんの具材は食感がかわってしまうものが多い為、あまりおすすめできません。特にこんにゃく・大根・卵・イモ類は冷凍することで劣化しやすくなります。どうにか冷凍保存したい場合はちくわやさつま揚げなどの食感に変化の少ない練り物のみ保存するようにしましょう。
おでんが腐るとどうなる?
賞味期限が切れて、腐ってしまったおでんの特徴は以下の通りです。
- 汁にとろみがでている
- 表面に膜が張っている
- 酸っぱいニオイ・異臭がする
- 酸っぱい味がする
- 食べると舌がピリピリする
おでんは汁から傷み始めます。保存したおでんは食べる前に上記のような見た目やニオイに異変がないか確認しましょう。汁に異変がある以上、具材に変化がないからといって食べてしまうのはおすすめできません。