沖縄の郷土料理であるにんじんしりしりは、にんじんや卵を使った栄養豊富な常備菜。今回は、にんじんしりしりの保存方法【冷蔵・冷凍】と保存する際のポイント、賞味期限の目安と解凍のコツ、腐るとどうなるのかを紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次 -お好きなところからお読み下さい-
にんじんしりしりは保存できる?
卵が使われていてあまり日持ちするイメージのないにんじんしりしりですが、おすすめの保存方法はあるのでしょうか。保存する際のポイントも紹介していきます。
常温保存は不向き
にんじんしりしりに使われている卵は、サルモネラ菌がついている可能性がある上に、調理後に付着した菌が繁殖しやすいと言われています。卵は菌の繁殖に気を付けなければならない食材であるため、調理後2時間以内に食べきることをおすすめされています。常温保存は菌が繁殖しやすいのでNG。保存する際は冷蔵、または冷凍で保存しましょう。
一度手を付けたら保存しない
一度手を付けてしまった料理は、口内の様々な菌が付着しているため、保存をしても菌が増殖し劣化や食中毒の原因となってしまいます。そのため一度食べてしまったものは保存せずに食べきりましょう。食べきれない場合は、あらかじめ取り分け用の箸を使って手を付けずに保存しましょう。
【冷蔵】にんじんしりしりの保存方法・賞味期限
まずは、にんじんしりしりの冷蔵保存方法と賞味期限の目安を紹介します。
冷蔵保存方法
にんじんしりしりの冷蔵保存方法は以下の通りです。
- 粗熱をしっかりとる
- 清潔な容器(タッパーなど)に入れて蓋をする
- 冷蔵庫に入れて保存
にんじんしりしりを日持ちさせるためには、清潔な容器を使う事が大切です。あらかじめ容器を煮沸消毒するなど、清潔な状態にしましょう。保存する際に、温かいまま保存してしまうと冷めるときに水滴が付着し菌が繁殖しやすくなるので、しっかり冷ました状態で蓋をしてください。
冷蔵保存したにんじんしりしりを食べる際は、菌を付着させないためにも取り分け用の箸を使い、必要な分だけ出しましょう。
賞味期限
にんじんしりしりを冷蔵保存した場合の賞味期限は、約3~4日です。この期限はあくまでも目安であり、塩分や水分の含有量によって日持ちが異なります。塩分量が少ない・水分量が多い場合は日持ち期間が短くなりますので、早めに食べきるようにしましょう。
【冷凍】にんじんしりしりの保存方法・賞味期限
にんじんしりしりの冷凍保存方法と賞味期限を紹介します。
冷凍保存方法
にんじんしりしりの冷凍保存方法は以下の通りです。
- しっかり粗熱をとる
- 一食分に小分けし、ラップで空気が入らないように包む
- さらに保存袋で密封し、金属トレーにのせて冷凍庫に入れる
常備菜として作り置きをした場合は、冷凍保存がおすすめです。一食分ずつに小分けすることで取り出しやすく、再冷凍・再解凍による食材の劣化を抑えます。また、金属トレーにのせて冷凍庫に入れると急速冷凍され、解凍する際に品質を落とさず食べられます。
賞味期限
冷凍保存したにんじんしりしりの賞味期限は、約2~3週間です。この期限はあくまでも目安であり、塩分や水分の含有量によって日持ちが異なります。薄い味付けの場合は日持ち期間が短くなりますので、早めに食べきるようにしましょう。
冷凍したにんじんしりしりの解凍方法
冷凍したにんじんしりしりを解凍するなら自然解凍がおすすめです。食べる前日に冷蔵庫へ移し、自然解凍しましょう。常温での解凍は腐らせてしまう可能性があるので、自然解凍する際は必ず冷凍庫に入れましょう。
また、時間がないときは電子レンジでの加熱解凍も可能です。しかし、加熱しすぎると水分が抜けて食感が悪くなることもあるので、加熱時間には注意し、あらかじめ少量の水をかけてから加熱することをおすすめします。
にんじんしりしりが腐るとどうなるの?
腐ったにんじんしりしりの特徴は以下の通りです。
- 酸っぱいニオイ・異臭がする
- 柔らかくなりすぎている
にんじんしりしりが腐ると、硫黄のような刺激の強いニオイや酸っぱいニオイを感じます。また、作ったときよりも不自然に柔らかくなりすぎている場合も腐っている可能性が高いので、食中毒を避けるためにも食べずに捨てましょう。