羊羹の日持ちする保存方法は知っていますか?今回は、羊羹の保存方法・賞味期限を【未開封・開封済み・種類】に分けて紹介します。腐った羊羹の特徴もまとめましたのでぜひ参考にしてみてくださいね。
目次 -お好きなところからお読み下さい-
羊羹おすすめの保存方法は?【常温・冷蔵・冷凍】
羊羹はどのような保存方法で品質を落とすことなく保存できるのでしょうか?【常温・冷蔵・冷凍】に分けて確認していきましょう。
常温保存
練り羊羹と未開封の状態の羊羹は常温保存がおすすめです。基本的に未開封の羊羹は常温保存ができますが、温度変化のある場所での保管は避けてくださいね。また、具が入っていない練り羊羹は開封していても常温保存が可能です。開封後も常温保存する場合はしっかりとラップで包んで乾燥や菌の繁殖を防ぎましょう。
冷蔵保存
基本的に羊羹は冷蔵保存に向いていないので、常温または冷凍で保存することをおすすめします。羊羹は砂糖が多く含まれているため、冷蔵庫に入れてしまうと砂糖が糖化しやすく食感が変わり美味しさも半減してしまいます。
冷凍保存
水羊羹・蒸し羊羹・手作り羊羹・練り羊羹などは冷凍保存がおすすめ。冷凍保存することで約2週間から1ヶ月長持ちしますよ。食べやすい大きさにカットし、ラップで小分けしましょう。水分が多い羊羹や具の入った羊羹はできるだけ早めに食べきる方が良いですが、食べきらなかった場合は冷凍での保存を活用しましょう。
また冷凍した羊羹を解凍する場合は、常温でゆっくりと解凍するか、食べる前日に冷凍庫へ移し解凍することをおすすめします。
羊羹の賞味期限の目安は?
練り羊羹・蒸し羊羹・水羊羹などの羊羹は種類やメーカーによって賞味期限は様々ですが、どれくらい差があるのでしょうか?羊羹の賞味期限の目安を紹介します。
未開封の場合の賞味期限
メーカーや種類によって賞味期限は様々ですが、比較的練り羊羹が日持ちしやすく、6ヶ月から長くて1年、水分が多めの水羊羹は2ヶ月~6ヶ月、栗などの食材が入っていることの多い蒸し羊羹は1週間~2週間日持ちします。
開封済みの賞味期限
開封後の羊羹は種類によって賞味期限が異なります。
- 練り羊羹:約1週間
- 水羊羹・蒸し羊羹:約2~3日
練り羊羹は他の種類よりも日持ちしやすく、開封後でも1週間程度もちます。それに比べ、水羊羹や蒸し羊羹は菌が繁殖しやすいので、なるべく早く食べきることをおすすめします。
羊羹が日持ちする理由は?
なぜ羊羹は腐りにくく、長く日持ちするのでしょうか?保存食としても売られている羊羹の日持ちする理由を解説していきます。
100℃以上の高温で製造
羊羹は100℃以上の高温で長時間炊きあげられています。腐敗菌やノロウイルスなど高温加熱によって死滅するので羊羹の製造方法が日持ちしやすさに影響していると考えられます。
砂糖が多く含まれている
羊羹は、材料の60~70%が砂糖を占めています。砂糖は食材の水分を吸収・逃さない働きがあるため、保存性を高めます。
真空パックで日持ちアップ
市販の羊羹は一般的に真空パックで販売されています。真空パックによって密封され空気に触れることなく保存ができるので、菌の繁殖を防ぎ長持ちさせることができます。
羊羹が腐るとどうなるの?
長く日持ちしやすい羊羹ですが、賞味期限が大幅に過ぎ腐ってしまうとどのような変化が起きるのでしょうか?
羊羹が腐ると以下の通りになります。
- 酸っぱいニオイ・異臭
- 糸を引いている
- 変色している
- カビが生えている
- 酸っぱい味
羊羹は甘い香りが特徴なので、酸っぱいニオイや異臭を感じたら腐っている可能性が高いです。保存食に適していて腐りにくい羊羹ですが、保存してから日が経った羊羹は、ニオイに異変がないか確認してから食べましょう。