ここでは、
・「刺身醤油とは」
・「他の醤油との違いは?」
・「刺身醤油が無い時の代用&レシピ」
について説明していきます。
目次 -お好きなところからお読み下さい-
刺身醤油とは
刺身醤油とは通常の醤油に、昆布だしやかつおだし、魚介類のエキスなどを加え、甘味や旨味のある醤油のことをいいます。
そうした風味が加わることで刺身や寿司に合うようになっていたり、甘みを加えることで魚の生臭さを抑えてくれています。
実は刺身醤油には濃口醤油や薄口醤油などと違って、明確な定義はありません。
地方によって色や風味の強さは異なりますが、ほとんどが一般的な醤油よりとろみがあり、甘みの強いものが多いです。
九州地方の刺身醤油は甘みが強いのが特徴で、中国地方では、「再仕込み醤油」を刺身醤油として使ったり、東海地方では、色の濃い「たまり醤油」を使うなど、地域によって様々です。
他の醤油との違いは?
醤油は、原材料の違いや熟成期間の長さによって、白・淡口・甘口・濃口・再仕込・溜(たまり)の6種類に分類されています。
刺身醤油はそれらのように明確な定義がある醤油ではなく、「醤油加工品」と表記されています。
醤油は大豆や小麦、米、塩の限られた原材料を使ったもののことを指しますが、刺身醤油はその醤油に加えて昆布だしやかつおだし、魚介類のエキスなどを使っているため、醤油とは表示できないのです。
よって、だし醤油も醤油加工品となります。
お刺身やお寿司に合うようにきちんと配合された刺身醤油は料理を最大限に美味しくしてくれます。
ご家庭でお刺身やお寿司を良く召し上がる方は、ぜひ刺身醤油を常備しておきたいですね。
刺身醤油が無い時の代用&レシピ
刺身醤油を切らしてしまったときには、濃口醤油に調味料を足すことで代用が可能になります。
日本酒、みりんを鍋で煮立てしっかりとアルコールを飛ばしたものに、濃口醤油、水、昆布だしなどを加え、沸騰する前に火を止め、冷ましたら出来上がりです。
わざわざ作るのは面倒といった方には、濃口醤油にめんつゆを加える方法をおすすめします。
これだけでも甘みや旨みが出て刺身醤油の代用となりますし、さっと手軽に用意が出来ます。
刺身醤油でなくとも様々な刺身をアレンジしたレシピがあったので紹介します。
刺身の醤油漬け
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刺身醤油がなくてもこんなに簡単に美味しそうな刺身の醤油漬けができます。
お好みのお刺身や、スーパーで割引になっていたお刺身など、どんなものでも代用できます。
にんにくや生姜も効いていてご飯にのせて刺身の漬け丼にしてもとても美味しそうですね。
低糖質というのも嬉しいポイントです。
ホタルイカの沖漬け
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上記でも紹介しましたが、醤油+めんつゆで漬け込んだホタルイカの沖漬けです。
醤油とめんつゆだけで簡単に作れますし、ご自身の味の好みに合わせて濃さや甘さなどを調整できるのも良いですね。
塩分なども摂りすぎないようにすることもできますね。
寄生虫の問題もあるので、ご家庭では冷凍処理したホタルイカを使って作るのが安心・安全です。
アボカドの刺身
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こちらは魚ではありませんが、アボカドのお刺身です。
こちらはまったりとした醤油を使用していますが、普通のご家庭にある醤油でも十分美味しく頂けそうですね。
お醤油に加えるのがオリーブオイルと、和と洋のミックスされたおしゃれな料理です。
あと1品欲しいといった時にもアボカドを切って調味料をかけるだけの、さっと用意できる嬉しいレシピですね。