サーロインとヒレの違いとは
この記事では
・サーロインとは
・ヒレとは
・サーロインとヒレの違いとは
・美味しいサーロインを選ぶポイント
についてまとめました。
結論!サーロインとヒレの違いとは「部位」や「脂身」にあった!
サーロインは牛肉の腰肉のことで、 赤身だけでなく脂身もしっかりとのっていて、両方の良いところが楽しめるような肉。
一方ヒレは腰の下のあたりの肉で、背骨の両側にしかない希少な部位。
脂身が少なく、あっさりとした味わいで非常に柔らかい肉。
目次 -お好きなところからお読み下さい-
サーロインとは
サーロインは背中の中央部の部位にあたる肉のことを指し、高級部位のひとつです。
サーロインは適度にサシが入った肉で、脂の甘みや肉のうまみも感じられ、脂身と赤身のバランスが良いといった特徴があります。
特に、上質な霜降りを持ったサーロイン肉の場合には、脂の融点が低いため、体温だけでも溶けてしまうほどです。
サーロイン肉は、やはり肉本来の味わいが楽しめる、牛ステーキなどで召し上がるのがおすすめです。
良質なたんぱく質や鉄分が含まれているため、免疫機能の向上、疲労を防ぐ効果や貧血予防にぴったりの食材です。
ちなみにサーロインの名前の由来ですが、イギリスのヘンリー8世が、宴席で出された
腰肉のあまりの美味しさに「サー(騎士)」の称号を与えたということから、
「サー」+「ロイン(腰肉)」=「サーロイン」と呼ばれるようになったという話があるそうです。
ヒレとは
ヒレは背骨の腰に沿うようにある棒状のブロック肉のことを指します。
背骨の両側にしかなく、一頭から非常に少量しかとれない希少な部位で、この部位はほぼ動くことがないため、筋が入らず柔らかいのが特徴です。
ヒレ肉は赤身肉で脂肪が少ないため、焼き過ぎると硬くボソボソとした食感になってしまいます。
ヒレの良さを最大限に味わうためには、表面は焼き色を付ける程度で、中はレア〜ミディアムレアに仕上げるようにしましょう。
ヒレ肉の中でも真ん中の最も厚みがあり、肉質が揃った良い部分が「シャトーブリアン」と呼ばれる部位で、“究極の希少部位”とされています。
ちなみにシャトーブリアンという部位の名前は、フランス革命の頃、料理人に調理をさせ、シャトーブリアンばかりを食べていたフランソワ・ルネ・ヴィコント・ドゥ・シャトーブリアンという貴族の名前に由来しているといわれています。
サーロインとヒレの違いとは
サーロインとヒレの違いとは「部位」や「脂身」にあります。
サーロインは牛肉の腰肉のことで、 赤身だけでなく脂身もしっかりとのっていて、両方の良いところが楽しめるような肉です。
一方ヒレは腰の下のあたりの肉で、背骨の両側にしかない希少な部位です。
脂身が少なく、あっさりとした味わいで柔らかい肉です。
脂身の量の違いから、サーロインは赤身や脂の旨みを感じ、肉本来の味を楽しめますし、ヒレはさっぱりとしていて、非常に柔らかい食感で老若男女に食べられている部位と言えます。
どちらも高級な部位かつ人気の部位で、サーロインは「牛肉の王様」、ヒレは「牛肉の女王様」と言われています。
それぞれの特徴を知ることでより美味しく召し上がれることでしょう。
美味しいサーロインを選ぶポイント
より良いサーロイン肉を購入するためにはいくつかポイントがあります。
まずドリップがでてしまっている肉は避けましょう。
旨み成分が流れてしまっていますし、長時間放置されていて、雑菌も繁殖しやすくなっています。
よく肉の下にシートが敷かれていますが、このシートはドリップを吸収する役割がありますので、そちらを確認してみると良いでしょう。
また、肉の色が新鮮な深い赤色のものを選びましょう。
サーロインは乾燥によって肉が変色し、黒っぽくなったり、干からびてしまいます。
また、脂の部分もチェックすると良いでしょう。
上質な脂は融点が低く、チルド温度帯でもツヤが維持されるため、溶けてもなめらかで綺麗なツヤがあります。
乾燥で脂肪がはがれていたりしないか、新鮮なサーロインの場合は、乳白色の脂肪かどうかで見分けます。(ただし、一部の牛の脂に関しては、黄色がかっていることもあります。)