ちょっと奮発して牛肉を購入!
いざ食べようと思ったらなんだか黒くなっている気がする。
楽しみにしていただけに、悲しい気持ちや食べても大丈夫か心配になってしまいますよね。
この記事では
牛肉が黒い!原因は?まだ食べられる?
牛肉から酸っぱい臭いが!原因は?食べられる?
など、牛肉の変化についてお伝えしていきたいと思います。
牛肉が黒く変色するのは牛肉に含まれる「ミオグロビン」が酸化するのが原因。
傷んだ訳ではないので食べられます。
酸っぱい臭いがするのは腐食が始まっています。
よく加熱すれば食べられないこともないですがあまりお勧めはしません。
目次 -お好きなところからお読み下さい-
牛肉が黒い!原因は?まだ食べられる?
赤いはずの牛肉が黒ずんでいたら傷んでしまったのかと心配になりますよね。
豚肉や鶏肉よりも値段の高い牛肉だけに残念な気持ちになっていしまいます。
でも捨てるのはちょっと待ってください。
牛肉が黒くなるのは原因があり、必ずしも腐ってしまったわけではないのです。
黒く変色していてもくさい臭いがせず、感触もベタベタしていなければ、変色の原因は牛肉に含まれる「ミオグロビン」という鉄分を含んだ成分だと考えれられます。
これは空気に触れることで黒く変色する成分です。
密閉状態で包まれていた時には酸化していなかったものが、包みを開け空気に触れることで酸化し黒く変色したものと思われます。
新鮮な牛肉の証でもありますので、安心して召し上がってください。
牛肉から酸っぱい臭いが!原因は?食べられる?
黒くなっているだけの牛肉は食べても大丈夫だとわかりました。
では、黒くて酸っぱい匂いのする場合はどうでしょうか?
この場合は残念ですが、腐り始めていると言えるでしょう。
さらに腐食が進むと触り心地がネバネバになったり、緑色っぽく変色してきます。
酸っぱい臭いがするだけであればよく加熱すれば食べられないこともないかもしれませんが、素人の判断では難しいのでやっぱり臭いがした時点で破棄するのが安全でしょう。
また、日本国産の黒毛和牛などの品質の良いものであれば多少酸っぱい臭いがしてもよく焼けば食べられないこともない様です。
国産ですから輸入に比べ鮮度が良い為ですが、この場合も最終的には自己責任で判断してください。
“冷蔵”した牛肉はどれくらいもつ?
お肉の中で最も保存期間が長いと言われる牛肉は、冷蔵庫であれば塊の肉であれば約5日、厚切りは約4日、薄切り肉では約3日ほどだと考えて良い様です。
ひき肉は1日は保ちますが、できれば当日中に料理してしまうことをお勧めします。
空気に触れる面積を少なくするために密封袋などに入れて5度以下のチルド室に保存するのがベストです。
表面についてる水分をキッチンペーパーなどで拭き、ラップに包んであげるとさらに鮮度を保てます。
“冷凍”した牛肉はどれくらいもつ?
牛肉は冷凍することで賞味期限を1ヶ月ほどまで延ばす事ができます。
とはいえなるべく美味しくいただく為には2〜3週間のうちに料理するのが良さそうです。
冷凍する際は空気に触れて酸化するのを防ぐためにラップや冷凍保存用の袋にいれ密封する様にしてください。
無駄に解凍するのを防いだり、なるべく早く冷凍させるために1回分に小分けしておくのも便利です。
解凍は時間はかかりますが冷蔵庫に入れ直す頃をお勧めします。
急ぐ場合は流水で解凍させることで品質を保ったまま解凍する事ができます。
まとめ
新鮮な牛肉が黒くなるのは、牛肉に含まれる「ミオグロビン」という鉄分を含む成分が酸化するのが原因です。
新鮮な牛肉の証でもあるので、黒くなっているだけであれば問題なく美味しくいただく事ができます。
ただ黒くなっているだけではなく、酸っぱい臭いがする場合は腐食が始まっています。
臭いだけであったり、国産の品質と鮮度の良い黒毛和牛などであればよく加熱する事で食べられないこともありません。
臭いだけでなく、ネバネバする感触があったり、緑色っぽく変色している場合は腐食がかなり進んでいる証拠ですので、もったいないですが破棄してください。
冷蔵の牛肉の消費期限は、お肉の形状にもよりますが1日〜5日ほどとなっています。
塊肉のようにお肉のサイズが大きいほど表面の面積が少なく、酸化がしにくいため保ちが良くなります。
冷凍の場合は1ヶ月ほどと長く保存が効きますが、美味しくいただく為には2〜3週間ほどで料理した方が良い様です。
特別な日やちょっといいものを食べたい時などに選ぶ牛肉。
性質や保存方法を知ることでより美味しく安全に楽しむことができそうですね。