天ぷらとフライの違いとは

天ぷらとフライの違いとは

この記事では

・天ぷらとは

・フライとは

・天ぷらとフライの違いとは

・天ぷらとフライはどっちが高カロリー？

・揚げ物の太らない食べ方は？

についてまとめました。

天ぷらとは

天ぷらとは食材に衣をつけ油で揚げた「江戸の三味」として有名な日本料理です。水・卵・小麦粉で包み油で揚げる調理方法で、食材にはエビ・イカ・アナゴなどの魚介類や、さつまいも・ナス・レンコンなどの野菜が人気。旬の食べ物など素材を活かし、塩や甘いタレ・つゆをつけてサッパリと食べるのが一般的です。

天ぷらの語源はポルトガル語の「テンポーラ（temporas）」が由来しています。カトリックでは四季に行う斎日に肉食を禁止し、代わりに野菜や魚に衣をつけて揚げた料理を食べていたと言われています。後にポルトガル人が長崎でこの調理法を広めました。当時の日本では油は貴重だったため「大量に油を使う高級料理」として天ぷらが認知されていました。油の生産量が増えてから江戸の庶民の味として親しまれるようになりました。

フライとは

フライとは食材に卵・小麦粉・パン粉をつけて油で揚げた料理です。フライの語源は油で揚げるという意味の「Ｆｒｙ」からきています。本来「Ｆｒｙ」は揚げるという意味以外にも、油を使った調理方法を指しているので、衣をつけていない「フライドチキン」「フライドポテト」などもフライが使われています。

パン粉を使っているのでサクッとした食感が特徴で、食材は白身魚・ホタテ・イカ・エビなど魚介類や、ささみ・胸肉などの肉類が相性抜群。ソースやタルタルソースをつけて食べるのが一般的です。また食材にチーズや梅などを組み合わせて揚げるアレンジ料理も豊富です。

天ぷらとフライの違いとは

天ぷらとフライの違いとは衣の種類の違いであり、パン粉を使っているか否かです。

天ぷらは水・卵・小麦粉で包み油で揚げ、フライは卵・小麦粉・パン粉をつけて油で揚げます。天ぷらは衣が軽くついていて食材の素材の味を味わえます。フライはパン粉を使っているので衣が厚くサクッとした仕上がりです。天ぷらには塩や甘いタレ、つゆなどをつけサッパリと。フライにはソースやタルタルソースをつけて濃い味で食べるのが一般的です。

天ぷらとフライはどっちが高カロリー？

天ぷらとフライは、揚げ方や揚げる食材によってカロリーが大きく変わります。

衣と脂の吸収率が高いほど高カロリーに。天ぷらの吸油率は平均15～25％、フライの吸油率は平均10～20％。吸油率だけでみると天ぷらの方が高カロリーです。したがって、同じ食材で天ぷらかフライを選ぶなら、フライのほうが低カロリーで食べることが出来ます。

揚げ物の太らない食べ方は？

揚げ物を食べる際は、キノコ類・海藻類・野菜などの食物繊維が豊富な食材を副菜として摂り入れましょう。食物繊維には脂肪の吸収を抑える働きのあるので、揚げ物を食べる前にキャベツを食べることも効果的です。調理する際は、油を体脂肪になりにくいココナッツオイルなどにしたり、少量の油で揚げ焼きをすれば余分な脂を吸収せずに済みます。