ザンギと唐揚げの違いとは
この記事では
・ザンギとは
・唐揚げとは
・ザンギと唐揚げの違いとは
・唐揚げを2度揚げする意味は?
・唐揚げ、失敗する理由は何?
についてまとめました。
目次 -お好きなところからお読み下さい-
ザンギとは
ザンギとは、北海道発祥の唐揚げの一種です。下味に醤油やソース・塩などでしっかりと味付けられていて濃い味が特徴。片栗粉や小麦粉に溶き卵を加え混ぜたものに食材をくぐらせて油で揚げ、サクッとした仕上がりになります。
ザンギは、中国語で鶏の唐揚げという意味の「炸鶏(ザーギー)」に“運がつくように”と意味をこめて、文字を組み合わせて「ザンギ」と言われるようになりました。
現在は鶏肉以外にもタコやイカなどの魚介類に味付けをして衣をつけ揚げた料理も「〇〇ザンギ」と呼んでいます。また近年ではザンギに甘辛いタレをかけた新メニュー「ザンタレ」が釧路で人気です。
唐揚げとは
唐揚げとは、肉・野菜・魚などの食材に片栗粉や小麦粉をを薄く伸ばし油で揚げた料理の総称です。唐揚げといえば鶏の唐揚げがイメージしやすいですが、マグロ・カツオ・カレイ・フグなどの魚類、カボチャやさつまいもなどの野菜類も唐揚げにするとおいしいです。
唐揚げは、江戸時代初期に中国から伝来されました。しかし当時の唐揚げは豆腐を細かく切り油で揚げ味付けをした料理でした。現在の唐揚げに近い料理は日本独自のもので家庭で食べられるようになったのも、ここ40年のことです。戦後、大分県で多く養鶏場がつくられ、鶏の唐揚げが食べられるようになりました。大分県中津市は60店舗以上の唐揚げ専門店が並び、大分県は「唐揚げの聖地」として有名です。
ザンギと唐揚げの違いとは
ザンギと唐揚げの違いとは、味付け・衣の付け方の違いです。
ザンギは下味に醤油やソース・塩などでしっかりと味付けられているのが特徴ですが、唐揚げは食材に片栗粉や小麦粉をを薄く伸ばし油で揚げた料理の総称なので味付けは薄いもの濃いものまで様々。どちらも鶏肉が定番ですが、ザンギはイカやタコなどの魚介類、唐揚げは、肉・野菜・魚類と幅広い食材が使われています。
そしてザンギは片栗粉や小麦粉に溶き卵を加え混ぜたものに食材をくぐらせて油で揚げ、サクッとした仕上がりになります。一方唐揚げは小麦粉や片栗粉を薄くまぶしてから油で揚げ、カリっとした仕上がりになります。
唐揚げを2度揚げする意味は?
唐揚げを2度揚げする意味は、余熱で火を通すことにあります。
揚げ物は、表面と中の温度差が出来るので初めは低温150℃~160℃で焦げないように表面がキツネ色になるまで火を通します。その後一度お肉を休ませることで余熱で中まで火が通りムラがなくなります。次に高温200℃ほどで2度揚げすることによって表面がカリカリに、中はふっくらと美味しく仕上がります。
唐揚げ、失敗する理由は何?
唐揚げが失敗する理由は以下の事が挙げられます。
- 油の温度が高すぎたor低すぎた。
- お肉が大きすぎた
- 一度に沢山揚げた
油の温度が高すぎたりお肉が大きいと、中まで火が通らず表面だけ先に焼けてしまいます。また油の温度が低すぎると衣の水分が抜けきらないため、ベチャッとした仕上がりに。一度にたくさんお肉を入れて揚げようとすると油の温度が下がり、結局揚げる時間が延びお肉が硬くなってしまいます。