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「ズワイガニ」「松葉ガニ」「越前ガニ」の違いとは?

日本を代表する冬の味覚で、定番の高級食材といえば、「カニ」が思い浮かぶのではないでしょうか?

そんなカニでも種類がいくつもあって、選ぶ時に迷うという方もおられるでしょう。

その中でも今回は、

ズワイガニとは何か

松葉ガニとは何か

越前ガニとは何か

についてご紹介します!

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ズワイガニとは?

ズワイガニの名前の由来は、木の枝のような長い脚を持つ姿からつけられたんだとか。

細くまっすぐな枝を表す 「楚(すわえ)」という言葉がだんだんと変化して 「ズワイ」となり、「楚のようなカニ→スワエガニ→ズワイガニ」と呼ばれるようになったと言われています。

ズワイガニは多くの別名を持つ蟹で、山陰地方では松葉ガニ北陸地方では越前ガニと呼ばれています。

つまり松葉ガニや越前ガニは、ズワイガニ(本ズワイガニ)を水揚げ産地によって呼び分けているだけで、種類としてはズワイガニであることに違いはないのです。

このように地方によって呼び名が変わっても、ズワイガニの茹で方・さばき方や食べ方はほぼ全国共通です。

松葉ガニとは?

 

上記でも取り上げたように、松葉ガニとは山陰地方で水揚げされるズワイガニの事です。

最近は漁港ごとで差別化(ブランド化)をはかるために、松葉ガニの中でも呼び名が細分化されていて、間人ガニ(たいざガニ)・柴山ガニ・津居山ガニ・大善ガニという名で売り出しているところもあります。

松葉ガニは日本海の丹後半島から島根県沖の日本海に生息していて水揚げされる漁港も京都府から島根県の漁港に限定されます。

このエリアは海底の地質やプランクトンの種類などカニの生育に向いた場所と言われていています。

松葉ガニは資源保護の為に、基本的に毎年11月6日から3月20日と漁期が定められており、それ以外の期間に漁を行う事は出来ません。

松葉ガニのメス「セコガニ」はさらに漁期が短く、11月6日から12月31日と定められています。

冷凍品のズワイガニは、オホーツク海や北太平洋で水揚げされ、冷凍されて流通しますが、松葉ガニは基本的に活の状態で流通します。

さらに、姿形だけでなく身入りの状態も確認を行ってブランドのタグをつけ、状態の良いカニを細心の注意を払って流通させています。

 

味と鮮度を保って流通させていく扱い方により、美味しいカニとして長年にわたって愛され続けているんですね。

越前ガニとは?

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越前ガニとは、福井県の漁港に水揚げされる雄のズワイガニのことです。

越前漁港を筆頭に、三国港・敦賀港・小浜港などが越前がにの水揚げ港となっており、福井県随一の水揚げを誇る越前町は、まさに本場の町で知られています。

「越前がに」は好漁場に恵まれていることから、日本で最も古くからカニ漁が始まったとされています。

品質も甘くひきしまった肉質で、ズワイガニの中でもトップブランドの最高級品種として知られていて、ブランドマークの入った黄色いタグ付きのカニです。

越前ガニによく見られる黒いツブツブは、カニビルの卵で、これが多くついているカニは、脱皮してから長い時間がたち身が詰まっており、エサが豊富な良質の生息場所にいて立派においしく育った証拠です。

また立派な大きい甲羅に、長い脚、大きな爪が特徴で、その威風堂々たる姿はまさに王者の貫録をしています。

 

ハズレなしのカニが食べたいという方には、越前ガニのようにタグのついたものを選ぶと良さそうですね!

まとめ

今回は、ズワイガニとは何か、松葉ガニとは何か、越前ガニとは何かについてご紹介させていただきました!

 

・ズワイガニは木の枝のような長い脚を持ち、多くの別名を持つ蟹。

・松葉ガニとは山陰地方で水揚げされるズワイガニの事。

・越前ガニとは福井県の漁港に水揚げされる雄のズワイガニの事。

 

水揚げ産地によって呼び分けられているズワイガニが食べたくなってきますね。

最後までご覧いただきありがとうございました!!!

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